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痛みのない生活をめざす頭痛治療
大人も子どもも痛みを諦めないで

あきらめない頭痛クリニック

(福岡市博多区/千代県庁口駅)

最終更新日:2025/04/07

あきらめない頭痛クリニック 痛みのない生活をめざす頭痛治療 大人も子どもも痛みを諦めないで あきらめない頭痛クリニック 痛みのない生活をめざす頭痛治療 大人も子どもも痛みを諦めないで
  • 保険診療

片頭痛などの慢性的な頭痛に悩んでいる人は、大人子ども問わず多い。だが、痛みが出たとき、市販薬で乗りきっているケースが大半ではないだろうか。ところが、市販薬を漫然と服薬し続けることにはリスクがあるという。では、どうすればいいのか。「専門家のもとで適切な治療を受ければ、頭痛の程度や頻度を減らすことがめざせます」と話すのは、脳神経外科医としてキャリアを積んだ「あきらめない頭痛クリニック」の田村正年院長。「頭痛ぐらいと我慢する風潮もありますが、この古い意識から変えていきたいです」と言葉に力を込める。CTをはじめ設備を充実させ、子どもの頭痛の外来を設けるなど多世代の頭痛の改善に尽力してきた田村院長に、近年の頭痛治療や子どもの頭痛、市販薬の服用に潜む問題点についてなど多岐にわたり聞いた。

(取材日2024年12月19日)

市販薬乱用には頭痛誘発のリスクも。頭痛のない生活をめざす近道は、専門家による一人ひとりに合った治療

Q慢性的な頭痛を抱えている人は多いのでしょうか?
A
あきらめない頭痛クリニック 「頭痛治療の普及を積極的に進めていきたい」と語る院長

▲「頭痛治療の普及を積極的に進めていきたい」と語る院長

ええ。ただ、医療機関を受診される方は少ないのが現状。近年は頭痛の研究が進んで、飲み薬、注射薬など痛みの種類に応じた薬が開発され、専門の医療機関では、痛み止めでやり過ごすのではなく、「頭痛の痛みと頻度を減らすアプローチ」がスタンダードになってきました。短期間で症状改善もめざせるようになっています。ですから、「頭痛で家事や仕事が思うようにできない」と“困っている”のであれば、諦める必要はありません。また最近は大人に限らず、お子さんでも頭痛に悩むケースは増えています。ご自身やお子さんが頭痛でつらい思いをしているなら、市販薬ではなく、頭痛を専門とする医療機関を頼ることを強くお勧めしたいと思います。

Q頭痛に悩むお子さんはそれほど多いのですか?
A
あきらめない頭痛クリニック 年齢を問わず幅広く頭痛治療に取り組む

▲年齢を問わず幅広く頭痛治療に取り組む

幼児期から中学生くらいの子たちは、大人と変わらない割合で頭痛を抱えています。小学校低学年頃までは男の子のほうが片頭痛に悩む割合が多いですが、思春期に入る中高生になると女性の割合ぐっと増えますね。頭痛の原因は睡眠不足や過度なダイエットなど多岐にわたり、女性の場合はホルモンも関与します。生理前・後の女性ホルモンの上下動が頭痛を誘発することから、思春期に入ると片頭痛のある子が増加するのです。その後も妊娠期、出産後、更年期とホルモンバランスの変化が関与する頭痛に長く悩まされる女性は少なくありません。そのため子育て世代にも患者さんは多く、親に片頭痛があるなら子どもも同様であるリスクが高いです。

Q子どもの片頭痛の特徴や受診すべきタイミングが知りたいです。
A
あきらめない頭痛クリニック 「引き下がらない医療を」というミッションに診療にあたる

▲「引き下がらない医療を」というミッションに診療にあたる

起床直後から頭が痛い場合、周期性嘔吐症といって嘔吐を繰り返す頭痛が突然発生した場合に加え、めまいの原因が耳鼻咽喉科でわからないときは、たとえ頭痛が出ていなくとも背後に片頭痛があるかもしれません。ただし、こうした症状が見られなくとも、もし頭痛で学校に行けない日が月に1日でもあれば片頭痛に詳しい医師のもとを受診すべきです。また、子どもの頭痛は自律神経失調症由来の起立性調節障害が原因と診断されることが少ないのですが、そうした精神科的な診療を受けている子の中にも、片頭痛治療が有用なケースは多々あります。他科で治療を受けているのに長期間頭痛が改善しない場合も、片頭痛の専門家にご相談ください。

Q片頭痛の治療はどのようなものなのでしょうか。
A
あきらめない頭痛クリニック 症状を客観的に判断するため、CTやMRIなどを活用

▲症状を客観的に判断するため、CTやMRIなどを活用

大人も子どもも治療の流れは大きくは変わりません。生活習慣の改善と薬による治療を並行して行っていきます。患者さんごとに適切な薬が異なるため、どれが合うか実際に服薬する中で見極めていくことが多いでしょう。例えば、お子さんの頭痛の原因の一つが夜眠れないことにある場合、子ども用の睡眠薬の処方に加え、朝食を食べる、水分をしっかり取る、携帯を見すぎないようにする、といった生活習慣の改善が基本。必要な栄養素を摂取できる食事指導など行い、薬だけに頼らない希望に沿った治療方法を探していきます。治療中の注意点としては、薬の自己中断は禁物です。せっかく改善を図っている症状が、再燃してしまう可能性が高いですから。

Q市販薬を使用する場合のリスクはありますか?
A
あきらめない頭痛クリニック 駅から徒歩5分と、通いやすい場所にある

▲駅から徒歩5分と、通いやすい場所にある

市販薬を月15日以上飲み続けるなど服薬のしすぎにより、その薬自体が原因となる「薬物乱用頭痛」になることがあります。漢方薬にも頭痛を抑えるためのものがありますが、長期間服用は「偽アルドステロン症」という肝臓障害を引き起こす恐れも。いずれも、1回飲んで対処できているのなら問題ないものの、「手元に頭痛薬がないと不安」「頭痛薬を飲んでやり過ごしている」という方は市販薬の弊害が起きているかもしれません。慢性的な頭痛のある人は、体質的に薬への依存性が高い傾向にあることが知られていますので、思い当たる方はご注意ください。つらい頭痛は専門家のもと原因を精査し、適切な治療法や処方を検討してもらうことが大切です。

ドクターからのメッセージ

田村 正年院長

今は、症状に応じたアプローチで頭痛の程度も頻度も減らすことがめざせる時代です。大人も子どもも、苦しさを我慢せずに生活できる未来を諦める必要はないのです。お子さんに薬を飲ませることをためらわれる親御さんのお気持ちはよくわかります。ですが、頭痛の専門家のいる医療機関で適切な治療を受ければ、お子さんの痛みの早期改善が期待できると知っておいてほしいですね。また、特に急な頭痛、目のかすみ、吐き気と嘔吐、けいれんがある場合は背後に命に関わる脳疾患がある可能性もあります。検査で大きな病変がなかったからといって「何で受診したの?」と言うことは当院では絶対にありません。どうぞ躊躇せず受診されてください。

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