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安藤 一郎 院長の独自取材記事

あんどう眼科向ヶ丘遊園クリニック

(川崎市多摩区/向ヶ丘遊園駅)

最終更新日:2019/08/28

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向ヶ丘遊園駅前のタワーマンション内にある「あんどう眼科向ヶ丘遊園クリニック」。開放感のある待合室と新鋭の機器をそろえた検査室のほか、手術室、滅菌室、回復室を備え、白内障の日帰り手術を中心に緑内障や網膜剥離の手術、レーシックまで幅広い治療を手がけるクリニックだ。長年、勤務医として研鑽を積み、開業医だからこそできる医療に取り組みたいと2009年に開業した安藤一郎院長。白内障の治療と併せて乱視にアプローチするサージカルガイダンスを用いた乱視用眼内レンズの導入をはじめ、患者にとって最大限の利益を視野に入れた施術を提供。「医療は人が本来持っている治癒力を回復するためのきっかけづくりに過ぎない」と語る安藤院長に、診療内容やクリニックの今後の展望など多岐にわたる話を聞いた。
(取材日2019年3月9日)

生活の質を向上させる日帰り白内障手術

始めにこちらのクリニックの特徴について教えてください。

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日帰りの白内障手術を中心に診療を行っているクリニックです。患者さんの約半数は、白内障の診断を受けた上で手術を念頭に置いて当院を訪れます。ですから、初診から手術の予定を立ててしまうというケースも多いですね。クチコミで訪れる患者さんが多いのも特徴の一つだと思います。白内障を中心とした診療を行っていますが、当然、緑内障や流涙症の方、眼底出血している方も来院されます。そのような患者さんも治したいという思いから、それぞれの専門の先生のところへ見学に行ったり、当院に来ていただいて手術を目の前で見ながら教えていただくなどして、多くの治療、手術を導入してきました。その繰り返しの中で守備範囲が広がり、症例数も増えていきました。手術として行っていないのは、小児の斜弱と角膜移植ぐらいです。診断から手術までを一貫して当院で行っているのがクリニックとしての大きな特徴であると思います。

日帰りの白内障手術とはどのようなものなのですか?

白内障の手術では濁った水晶体を取り出し、そこに眼内レンズを入れていくのですが、僕が白内障手術を大学で習い始めた25年ほど前は、リスクを考え視力がかなり悪くなってから行う手術でした。そこからどんどん手術技術が進歩し、合併症が少なくなり、水晶体を取り出すための切開幅もとても小さくなってきました。その後、折りたためる眼内レンズが登場し、レンズの幅が6ミリあってもその半分の2ミリから3ミリの切開幅でレンズを眼内に入れることができるようになりました。目の中で花が開くようにレンズが開くんですね。術後の見え方や視力の立ち上がりを良くするためにはきれいに手術をすることが不可欠なので、翌日には見える状態になるよう努めています。

こちらで行う白内障手術の特徴は何でしょう?

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白内障になると、コントラスト視力が低下し、実用視力が低下してくるので、明室での矯正視力が1.0であっても、患者さんが見づらく感じていて、生活に支障をきたしているのであれば、それが白内障以外に原因がないことを確認した上で手術を行うことがあります。また、他の施設において手術をしても大幅な視力の改善は期待できないと宣告された症例でも、残っている視野を少しでも活用できることを期待して手術をする場合もあります。もう一つは、強度の近視や乱視にも眼内レンズで対応できるということです。白内障の濁りを取るだけでなく、乱視用の眼内レンズを乱視を矯正する方向に入れると、本人の見たいところを裸眼で見えるようになることも期待できます。合併症が少なく、手術そのものも短時間で済みます。日帰りでできるので、患者さんの負担も少ないですよ。

診断から手術まで一貫した治療を提供するクリニック

手術や検査で用いる機器も充実していると伺っています。

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開業当初から乱視を治したいという思いがあり、現在のような白内障手術を行っているのですが、そのためには眼内レンズを入れるべき角度を正確に知る必要があります。黒目の周りの血管や虹彩のデータを手術顕微鏡に送ると、眼内レンズを入れるべき軸が投影され、目が動いてもその印を追いかけていけば適切な角度に眼内レンズを入れることができます。そのための機器は他での導入は少ないものですが、こだわって入れています。また、角膜を断面で見る機器も導入しています。角膜全体の屈折力や乱視を測ることができるので、乱視の矯正には非常に有用ですね。あちこち隅々まで治したいという思いを実現するためにはさまざまな機器が欲しくなりますし、新しい物好きだということが理由かもしれません(笑)。

クリニックとしては手術の症例数がとても多いそうですね。

開業していた母のところで診療をしていたときも、多くの手術を行っていました。本当に百戦錬磨というか、いろいろな経験ができましたし、だからこそ技術が磨かれたといえるかもしれません。眼科は内科的な側面と外科的な側面が融合したような科目です。そういう意味では、開業して最後の最後まで手術ができるのは眼科ぐらいかもしれませんね。手術の成果を身を持って理解していることで、患者さんに話す内容のレベルも違ってくるのではないかと思っています。

先生は緑内障の手術もされていますが、そのメリットは何ですか?

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緑内障治療の基本は点眼ですが、点眼ではあまり眼圧がコントロールできない場合、手術で眼圧のコントロールを行います。目標眼圧のために点眼の本数や回数が増えていくと、四六時中点眼していなくてはいけないので、すごく生活を圧迫しますよね。そのときにMIGSという侵襲の少ない、比較的簡単に短時間でできる手術を行うことで、点眼の回数を減らすことが可能となります。また、目薬を点眼しなくても、眼圧の上昇をある程度抑えられることもメリットの一つです。若いときは点眼も苦になりませんが、80歳、90歳になれば自分で点眼することもままならず、忘れてしまうこともありますよね。人生100年時代ですから、手術によって極端に眼圧が上がらない状態にしておくことは、その人の人生設計の中で有利に働くのではないかと思います。

医療は人の治癒力を回復させるきっかけづくり

長い医師経験の中で、何か変化を感じられることはありますか?

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基本的に病気が嫌で「その病を自分が何とかする」という気持ちで、この20年診療を続けてきましたが、やはり「人間の目にはかなわない」「人の持つ治癒力にどれだけ助けられているかわからない」という考えに変わってきました。僕たちの手術や治療は、その治癒力に対して、ちょっときっかけをつくっているに過ぎないのだと思います。例えば、先進医療の多焦点眼内レンズは近くから遠くまで見えるようになる結果を見込めるものですが、使いこなすには時間がかかるし、夜間に光が少し散乱して特徴のある見え方をすることもあります。基本的にわれわれ眼科医師ができることは代替案でしかないけれど、それを使いながら、患者さんが楽しくその先に広がる人生を生きていこうという前向きな気持ちでクリニックを後にできるように治療をしていけば、もっと良い医療になるだろうと思い始めましたね。

先生が診療で大事にされていることを教えてください。

病気は突然起きて、降りかかってくるものです。患者さんはその病気があるから、たまたま眼科の看板を掲げている僕のクリニックにいらっしゃるわけです。病気のためにしょうがなく話してくださるのであれば、やはり失礼があってはいけないと思うんですね。人として尊重し、常識的な話をするよう気をつけようと思っています。長年、医師をやっていると、それなりの自負があり自信もありますが、患者さんもまた社会で活躍している人たちです。医療の世界は、社会全体から見ればピンホールのような小さなところですし、患者さんは病気を治したい一心で来られているのだというところに立ち返って話すことを心がけています。

今後はどのようなことに取り組んでいこうとお考えですか?

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当院には遠方から来られる患者さんも多くいらっしゃいますが、本来は患者さんが通いやすい近隣の先生に診ていただくことが良いと考えています。通常、白内障の手術であれば2週間診たところで、その方のかかりつけの眼科の先生のところへ戻っていただく形を取っているんですね。当院は手術に特化したクリニックとして、近隣の眼科の先生方はもちろん遠方の先生方とも地域連携し、患者さんにより安心して治療や手術を受けていただくための体制強化にも取り組んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーシック:13万5000円~、オルソケラトロジー:5万円~、フェイキックIOL:75万円~

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