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伊藤 史子 院長の独自取材記事

あやこいとう クリニック

(渋谷区/代官山駅)

最終更新日:2019/08/28

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代官山駅から徒歩1分。代官山プラザの地下1階にある「あやこいとう クリニック」。もともとは自由が丘で開業していたが、2017年3月に移転。院長の伊藤史子先生は形成外科が専門だが、更年期障害やニキビ治療などに用いるホルモン補充療法に詳しく、サプリメントなども紹介している。「ホルモン補充療法などによって体調が整うことで、気持ちも前向きになりすべてが良い方向へ向かうケースも多いですね」と明るく話す伊藤院長。移転を契機に美容外科やスポーツ整形の診療も開始。クリニック内にはスタジオフロアも設置、体幹を鍛えるトレーニングを受けられるようになっている。クリニックのコンセプトや特徴などについて話を聞いた。
(取材日2017年9月25日)

体の内側、外側、両面から多角的に診察

移転にあたってはどのようなことにこだわったのですか?

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以前は子どもの学校のそばが良いということで自由が丘にクリニックを持っていましたが、子どもも少し大きくなりましたので、より都心に近い所でということで代官山に移転しました。都心といっても新宿や渋谷など、人の多い場所は私自身が苦手で、その点、代官山は緑も多く落ち着いている街ですので。クリニック内のデザインは、一流ホテルの内装を手がけているデザインチームにお願いしました。コンセプトは「森の中の実験室」です。患者さんが快適に落ち着いて診療を受けられる雰囲気であるとともに、毎日ここで診察する私自身も楽しく仕事ができるようにと思ってのことです。診療室のテーブルを一枚板にしたり、患者さんの座る椅子も海外に発注したりと調度品などにもこだわっています。

そもそも医療の道に進もうと思われたのはどんなきっかけがあったのですか?

本当のことを言うと、私は、ガラス工芸家になりたかったのです。父と祖父は開業医でしたが、親戚には芸術家が多かったのです。で、私も芸術の道に進みたいと思っていた矢先、弟が医師にはならないと宣言してしまって。それで祖母に「親孝行するつもりで」と言われたのがきっかけで医学部を受験しました。入学試験では、たまたま前日に見ていた試験問題が出たりして、とてもラッキーでした(笑)。医療分野では外科系に進みたいと思い、小児外科や整形外科などを視野に入れていたのですが、口唇口蓋裂などの先天異常や再建外科などで大きな業績を残す昭和大学の鬼塚卓彌初代教授(現・名誉教授)とたまたま通勤通学経路が同じでいろいろお話しするうちに、形成外科に興味を持ち、専門的に臨床研究を続けてきました。

こちらのクリニックの基本コンセプトを教えてください。

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どこの科を受診したらよいかわからないといった方々の受け皿として、入口は広く構えて、体の内側、外側、さまざまな角度から診療することです。診察の際は、わずかなシグナルも見逃さず、いろいろな視点から適正に診断するようにしています。形成外科に加えて、更年期障害やニキビ治療などに対しホルモン補充療法も扱っていますので、多角的に診察する術は持っていると思います。それらを統合することで、予防医療やエイジングケアまで行っています。患者さんたちが長い人生を自分の足で自分の思うように生きていけるよう、その仕組みを伝えていきたいと思っています。若さを保つために知っておくと得なことがたくさんあるのです。それらをぜひ伝えていきたいですね。

ホルモン補充療法で人生が好転する例も多い

診療の際は、どんなことを心がけているのでしょうか。

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もしも自分の家族だったらどうだろうということを常に念頭に置いています。何に悩んでおられるのか、どんなことに困っているのかを把握するために、まずカウンセリングをじっくりと行うようにしています。30分はお話していますね。時には1時間くらいになることもあります。患者さんの本音はなかなかつかめませんが、それでも数回診療を重ねるとコアの部分をお話しされますね。中には、ここで涙を流す方もおられます。この場所が癒やしの場所になっているのかもしれませんね。患者さんの心身の変化はすぐにわかります。顔つきにも出ますが、何よりもデータでわかります。女性ホルモンの値が低く、ホルモン補充療法をしている方が、ある時突然数値が高くなったのです。それでよく聞いたら、有名な男性アスリートに恋して応援しなくちゃと思ったそうです。

先生がホルモン補充療法に関心を持たれたのはどんなきっかけがあったのですか?

結婚して2年たっても子どもができず、おかしいなと思っていた矢先、母が更年期障害の検査をするというので一緒に検査を受けました。その結果、女性ホルモンの値が母と同じくらい低かったのです。当時は職場を変えただけでしたが、無事に妊娠、出産できました。その後ホルモン補充療法を受けていく中で、身近な体調不良とも深く関わっていることがわかってきて、いろいろ研究をするようになったのです。例えば、月経前症候群は、定期的に体調不良やニキビの症状が出ますが、何も治療しなければずっと続きます。ですが、ホルモン補充療法でホルモンバランスを少し整えてあげると、ニキビなどの症状が改善され、やがて補填しなくてもよい状態になっていきます。あるいは若年性更年期障害の場合、早期閉経と諦めていた女性がホルモン補充によって生理が再開し、その後恋をして結婚してというように、人生が良い方向へと向かうケースも多いのです。

クリニック内にはスタジオスペースも作られているのですね。

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これまで体の内側、外側のケアを行ってきていますが、体の機能面からのアプローチも重要ということで、スポーツトレーニングのできるフロアを設置しました。ここでは、フランス生まれのバレエレッスンや、スポーツコンディショニング、トレーニングなどを受けることができます。それぞれ専門のイントラクターによる指導で、このフロアだけの利用も可能です。今は、新体操やサッカーの選手なども指導を受けに来ています。

健康で若々しく過ごせる情報やノウハウを広く発信

これまでで何か心に残ったエピソードはありますか?

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昭和大学医学部を卒業してすぐ、日本医科大学附属病院の高度救命救急センターに勤務していたのですが、当時、地下鉄サリン事件など一連の事件があり、真っ先に現場に入っていったのが私たちのチームだったのです。救命救急センターはいわば戦場のような雰囲気なのですが、そんな中で、先輩たちから私の存在はオアシスのようだと言われたことが印象に残っています。のんびりした性格なので、そう見えたのかもしれませんね(笑)。もう一つ、12~13年前、とある病院の婦長さんの方が更年期障害で受診されたのですが、ホルモン補充療法によって体調を回復されて、娘さんから「太陽が戻ってきた」と喜んで連絡をいただいたときは、私もうれしかったですね。

ところでお休みの日はどのようにお過ごしですか?

趣味はスポーツで、冬はスキー、夏は海にとアウトドアが大好きです。学生時代は競技スキーを本格的にやっていて、東日本で一番になったこともあるんですよ。海では最近ディンギーやボディーボードに熱中しています。できるだけ子どもと一緒に遊んであげたいという気持ちが強いので、家族旅行にもよく行くようにしています。人生において健康は何よりの財産です。クリニックで診察するのも、自分が元気で若々しくなければ説得力がありませんよね。オリジナルのサプリメントも活用しながら、自分が実践してよいと思った健康に役立つ情報を積極的に提供していきたいですね。

最後に、今後の展望をお願いいたします。

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今後、高齢者が増えていく中、体調不良を起こす方も多くなると思いますが、そんな方ばかり増えると、日本の国自体が弱ってくると思います。「年齢のせいだから」「更年期だから」と諦めるのではなく、そうした不調はナチュラルな方法でいくらでも改善できるのです。ご自身の健康を大切にして、ポジティブに人生を楽しめる方法、健康維持のために知っておくと良い情報、知らないと損をしてしまう知識やノウハウはいくらでもあります。そういった情報を多くの人に発信して、またその方が別の方に発信するというように、有益な情報の輪を広げていきたいですね。そして多くの方に元気にニコニコしながら暮らしていただきたいと願っています。

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