やり直し治療を減らす
オールセラミック治療
デンタルオフィス世田谷公園 三宿通りインプラントセンター
(世田谷区/三軒茶屋駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
虫歯で歯を削った跡を埋め合わせる方法に、銀歯やセラミックがある。最近は、オールセラミックという、プラスチックなどがまったく含まれていない100%セラミック素材でできているかぶせ物も登場している。これらには、保険の適用があるかないかという点以外に、どんな違いやメリットがあるのだろうか。「オールセラミックのかぶせ物は、治療後の経過の良さや、歯を残し続けることにもつながります」と心強いメリットを教えてくれたのは「デンタルオフィス世田谷公園」の浅見剛史院長。幅広い年代に適用できるオールセラミックについて院長に聞いた。
(取材日2016年6月13日)
目次
「かぶせ物の下が虫歯に!」という不安を減らすことにつながるオールセラミックの強み
- Qオールセラミックとは何ですか?
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A
削った部分の歯を補う「かぶせ物」には、「銀歯」「金歯」「オールセラミック」「ハイブリッドセラミック」「ジルコニア」などの選択肢があります。「ハイブリッドセラミック」というのはセラミック以外の素材も混ぜて作られているものです。一方で、「オールセラミック」というのはセラミック素材だけで作られているかぶせ物のことで、硬さもしっかり出すことができ、水溶性でないので溶けにくく、歯に対する適合性が高いというメリットがあります。変色や素材の変質も生じづらいとされており、歯垢が付きにくいという利点もあります。
- Q硬さや溶けにくさは、なぜ重要なのですか?
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A
人間の噛む力はとても強いので、ある程度の硬さを有する素材でないと割れてしまいます。セラミックは、硬さも膨張度合も歯の成分であるエナメル質に似ているので、割れにくく歯に適合しやすいのです。身近なかぶせ物の治療としては「銀歯」がありますが、銀歯の下に深い虫歯ができていたということはありませんか? それは、銀歯は溶けやすく収縮性もあるため、使用している間に銀歯と歯の間に隙間ができたことが原因の一つにあります。約16ヵ月で溶けるとされている銀歯と歯の隙間に食べ物が詰まって生じた虫歯なのです。その虫歯を削って銀歯をかぶせ……ということを繰り返すと、いつか神経まで取らなくてはならなくなることもあります。
- Q一方で、セラミックにデメリットはないのですか?
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A
保険外の治療のため、保険内診療の銀歯に比べると費用がかかります。当院では、オールセラミックの詰め物は5万円、詰め物よりも広い範囲のかぶせ物は12万円です。ただ、3ヵ月に1回のメンテナンスに通っていただければ、破損などがあっても3年間は保証します。例えば、神経に届きそうなくらいぎりぎりまで歯を削った場合、かぶせたセラミックが当たって痛みを感じることがあります。そんな場合も保証の対象になりますのでご安心ください。私自身も、自分が行った治療に不具合があると非常に気になりますし、10年は持つ治療をしたいと診療に臨んでいるので、不安は気軽にご相談ください。
- Q見た目に不自然さはありませんか?
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A
ほかの歯との違いが出にくいというのもオールセラミックの強みです。さらに、当院には2人の歯科技工士が在籍し、院内にあるラボでオーダーメイドのかぶせ物を作製していますが、歯科技工士も診察室まで足を運び、患者さんの歯との色合いやフィット感を直接確認します。色が合っていないと判断すれば、すぐにラボに戻って15分くらいで色調整。「色を合わせるのでもう1週間お待ちください」というようなことがありません。また、陶器であるセラミックは着色がしづらいという利点もあります。陶器にカレーを入れても簡単に色が付かないのと同じことです。
自由診療費用の目安
自由診療とはオールセラミックの詰め物/5万円、かぶせ物/12万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。