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秦 エミ 院長の独自取材記事

小杉眼科

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2019/08/28

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武蔵小杉駅から徒歩1分、開発の進むにぎやかな駅前と、人情味あふれる商店街との中間に位置する「小杉眼科」。患者にとっての利便性にこだわる秦エミ院長は、平日は19時まで、土曜も14時まで診療にあたり、長年この地域に住む高齢者から、最近移り住んだ若い家族連れ、仕事を終えて帰途につく会社員など、幅広い層の患者に対応している。セオリーどおりの医療に固執するのではなく、基本に忠実ながらも、個々の患者の背景にある生活や価値観まで考慮する診療スタイルは、一人の医師としてでなく、人と人としてのつながりを感じる。そんな秦院長の、普段語られることのない思いを余すことなく引き出した。
(取材日2017年4月21日)

町の眼科だからできる、一人ひとりへのこまやかな診療

眼科の医師になったきっかけを、お聞かせいただけますか?

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医師になるのは小さな頃からの夢でした。子どもの頃とても体が弱くて、人を病から救う医師の仕事に憧れていたんです。それで大学は医学部に進み、さまざまな出会いがあって選んだ眼科ですが、改めて思うのは女性医師が進む道としてバランスの取れた進路だったということですね。医師になった当時は、妊娠や出産を機に離職すると復職しない、できない女性同僚が多くいました。私はとても恵まれていて、大学に職員専用の保育園があり、医局のバックアップをいただけたため、産休明けから同じ職場に復職できました。当時の医局に仕事を続ける先輩女性医師がいたことも、眼科を選ぶ一つの条件だったかもしれません。子育ては遠い昔のことですが(笑)、診療時間や電話での再診・往診対応などで、今現在育児と仕事を両立されている若い世代の患者さまを応援できればと思っています。

これまでどのようなキャリアを重ねてこられましたか?

東邦大学大学院で研究を重ねた後、市中病院に出向しました。1人医長で忙しかったですが、素晴らしいスタッフに恵まれ毎日充実していましたね。上の子どもが小学校に入った頃から現職に就くまでの間は、それまで在籍していた病院と、ここの本院である横浜駅前の「スカイビル眼科」で非常勤医として診療し、仕事と育児を両立させました。ここはタワーマンションをはじめとする新たに開発された区画と、昔ながらの雰囲気を醸し出す商店街や住宅地との中間に位置しているので、いろんな患者さまが来られます。遅くまで診療している眼科は周辺にほとんどないらしく、夕方以降は仕事帰りの方が多い印象です。皆さんインターネットで調べて来たとおっしゃいますね。

診療の際に心がけているのは、どのような点ですか?

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患者さまの心に寄り添い、信頼していただくことです。例えばご高齢の方では、手術をすればよく見える、逆にそのままではいずれ見えなくなるといった場合でも、抱えておられる複雑な事情を鑑みれば、手術の道を選びにくいことがあります。本来は、目の機能を守ることがドクターの取るべき選択肢かもしれません。しかし、患者さまやご家族と対話する中で「やっぱり手術は嫌だ」と言われた際には、正確な情報を伝えた上で、諦めたいという選択にも寄り添える医師でありたいのです。これは町のクリニックの医師だからこそできることではないでしょうか。

気軽に相談でき、安心できる場所を提供したい

患者さんの決断に寄り添う姿勢を取られているのですね。

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患者さまと私たち医師、それぞれがどこまでの生活の質をゴールとするかを、一緒に考えるという姿勢でもありますね。若くして緑内障だと判明したケースがあったとして、本来ならば投薬が必要なのですが、今すぐは無理だという患者さまもいらっしゃいます。それなら通院の間隔を短くし、継続的に診療を続け、いよいよ投薬を始めたほうが良いというタイミングを見計らいましょうかとお伝えすることもできるのです。生活の中では皆さんそれぞれに事情を抱えていますからね。医学的にはこの方法を勧めるべき、という治療の選択肢はすぐにでもわかりますし、実際にお伝えもしています。ただそれだけではなく、各自の生活に最も合った治療法を、一緒に見つけることができればと思っています。

そのようなオーダーメイドの治療で喜ばれる患者さまは多いのでは?

以前、先天性鼻涙管閉塞症のお子さんを診療したことがあります。これは目から鼻へ涙を流す鼻涙管が生まれつきふさがってしまう病気で、日本では生後6ヵ月まで待っても改善が見られない場合、ブジーと呼ばれる鼻涙管開放処置を行うのが通例となっています。ただ統計を見れば、1歳までに自然開通する割合もかなり高いのです。そのお子さんはちょうど6ヵ月頃でしたので、客観的なデータや、ブジーには怖さや痛みで泣かれる場合もあることなどをお母さんにお伝えしました。すると、こまめにマッサージを続けながら様子を見たいと決断され、その後ちゃんと自然開通したんですよ。涙による随伴症状の強いお子さんでしたので慎重な診療が続きましたが、「待って良かったです」とうれしそうに言っていただき、納得のいく診療ができて良かったと思いました。お子さんの多い地域でもありますから、今後もなるべく気持ちの繊細な部分までくみ取った対応をしたいですね。

来院されたお子さんにお菓子をプレゼントするなど、ホスピタリティーの高さも評判ですね。

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心遣いのできるクリニックでありたいので、私たち医師をはじめ、スタッフにはほっとできる雰囲気を大切にするようお願いしています。医療機関ですから、心が安らぐとまではいかないかもしれませんが、ほっとできる空間であれば、と。キッズスペースも、おむつを交換できる場もありますので、小さなお子さんをお持ちのファミリー層にも気兼ねなく過ごしていただきたいですね。また、当院には現在3人の眼科医師がいますので、協力し合うことで診療の質を高めることができるのはもちろん、患者さまにとっても「男性医師には相談しづらいので、女性医師の曜日に行こう」などと選択肢が増えるようになっているかと思います。

生活への支障だけでなく、見た目に関わる悩みにも対応

このような患者さまもどうぞ、というお勧めポイントはありますか?

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特に女性の患者さまの場合には、コスメティックの領域に近い目の周りのお悩みについても、たくさんの選択肢をご提供できるかと思います。美容外科や形成外科に行くことを具体的に決めていなくても、二重になりたい、目の下の皮膚のたるみが気になるといったお悩みがありましたら、ぜひ一度お話しいただきたいですね。同じ女性の視点で寄り添い、近隣の適した医療機関を紹介するといったことも可能です。当院ではまつげの育毛剤、瞳を大きく見せるコンタクトレンズ、夜寝る時に着用して視力を矯正するコンタクトレンズも取り扱っていますので、気軽にご相談いただければと思います。

診療の合間の息抜きにされていることは何ですか?

年に1回、梅干しを漬けるのが趣味なんです。5月の終わりから夜通し、梅と格闘するようにして漬け込むのですが、とてもかわいいんですよ。8月に干すと、みるみるうちに良い色になるので、色の変化も楽しんでいます。

今後の展望をお聞かせください。

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現在来院してくださっている方だけでなく、広く地域の皆さんの健康で生き生きとした生活に貢献したいと考えています。そのための取り組みとして、眼科のない近隣の病院への往診も行っています。糖尿病が進むと目の健康に悪影響を与えることが多いので、眼科と内科の連携は必要ですし、救急の現場である急性期医療でも、眼科の治療が必要なシーンはたびたびありますから。あとは近隣の学校の健康診断も担当していますね。「近視は病気ではなく目が成長するプロセス」であることなど、正しい情報を発信することにも力を入れています。こうした当院らしい広がりを、もっと広げていけたらいいですね。また、まつげの量や、まぶたの厚み、瞳の大きさなど、目の周りの美容的なお悩みにも、女性ならではの視点でアドバイスして差し上げられたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/両眼で17万1000円(税込)

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