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秦 エミ 院長の独自取材記事

小杉眼科

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2021/11/30

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武蔵小杉駅から徒歩1分、開発が進むにぎやかな駅前と人情味あふれる商店街との中間に位置する「小杉眼科」。患者にとっての利便性にこだわる秦エミ院長は、平日は19時まで、土曜も14時まで診療にあたり、長年この地域に住む高齢者から最近移り住んだ若い家族連れ、仕事を終えてから訪れる会社員など幅広い層の患者に対応している。セオリーどおりの医療に固執するのではなく、基本に忠実ながらも個々の患者の背景にある生活や価値観まで考慮する診療スタイルからは、人と人としてのつながりを大切にする秦院長の真摯な姿勢を感じることができる。そんな秦院長が力を入れている治療や診療への思いを聞いた。

(取材日2019年11月22日)

町のクリニックとして一人ひとりへのこまやかな診療を

眼科の医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

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医師になるのは小さな頃からの夢でした。子どもの頃とても体が弱くて、人を病から救う医師の仕事に憧れていたんです。それで大学は医学部に進み、さまざまな出会いがあって選んだ眼科ですが、改めて思うのは女性医師が進む道としてバランスの取れた進路だったということですね。医師になった当時は、妊娠や出産を機に離職すると復職しない、できない女性同僚が多くいました。私はとても恵まれていて、大学に職員専用の保育園があり、医局のバックアップをいただけたため、産休明けから同じ職場に復職できました。当時の医局に仕事を続ける先輩女性医師がいたことも、眼科を選ぶ一つの条件だったかもしれません。子育ては遠い昔のことですが(笑)、診療時間や電話での再診・往診対応などで、今現在育児と仕事を両立されている若い世代の患者さまを応援できればと思っています。

これまでどのようなキャリアを重ねてこられましたか?

東邦大学大学院で研究を重ねた後、市中病院に出向しました。一人医長で忙しかったですが、素晴らしいスタッフに恵まれ毎日充実していましたね。上の子どもが小学校に入った頃から現職に就くまでの間は、それまで在籍していた病院と、ここの本院である横浜駅前の「スカイビル眼科」で非常勤医として診療し、仕事と育児を両立させました。ここはタワーマンションをはじめとする新たに開発された区画と、昔ながらの雰囲気を醸し出す商店街や住宅地との中間に位置しているので、いろんな患者さまが来られます。遅くまで診療している眼科クリニックは周辺にほとんどないらしく、夕方以降は仕事帰りの方が多い印象です。皆さんインターネットで調べて来たとおっしゃいますね。

診療の際に心がけているのは、どのような点ですか?

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患者さまの心に寄り添い、信頼していただくことです。例えばご高齢の方では、手術をしないとそのままではいずれ見えなくなるといった場合でも、抱えておられる複雑な事情を考慮すると、手術の道を選びにくいということがあります。本来は、目の機能を守ることが医師の取るべき選択肢かもしれません。しかし、患者さまやご家族と対話する中で「やっぱり手術は嫌だ」と言われた際には、正確な情報を伝えた上で、諦めたいという選択にも寄り添える医師でありたいのです。これは町のクリニックの医師だからこそできることではないでしょうか。

スタッフとともに取り組む斜視、弱視の治療

最近、力を入れている治療があれば教えてください。

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この周辺には若いファミリー層が多く、子どもの斜視、弱視治療のニーズが高いことから、当院では、オルソケラトロジーという近視矯正治療を行っています。近視矯正には眼鏡とコンタクトレンズ、根本的に治すためにはレーシックなどのレーザー手術がありますが、手術と違った手法で一時的な視力の向上を期待できるのがオルソケラトロジーです。特殊なコンタクトレンズを装用し、角膜形状を変えていくことで近視を矯正するというもので、夜、そのコンタクトレンズを装着して眠ると、次の日1日は裸眼で過ごすことができます。目の病気がないことと、近視度数の上限と下限の範囲内であれば治療を受けることができます。近視は大人になるにつれて進行していきますし、目がやわらかい子どものほうが順応しやすいなどの点から、小学校の低学年から30代ぐらいまでの年齢層に適していると考えています。

こちらではやはりお子さんが受けられるケースが多いのですか?

日中の活動中に眼鏡やコンタクトレンズを使用しなくていいというメリットがあるので、特にサッカーや器械体操、スイミングなどのスポーツをしているお子さんや、バレエの発表会に出るのでオルソケラトロジーを始めたいという患者さまは多いですね。診療の手順としては、まず角膜の形を確認する検査や視力検査などを行い、前眼部や結膜に問題がない状態であれば、データを計算して度数を決めます。当院ではレンズを1時間程度装着し、装着前と後の裸眼視力を測り、どれだけ変わるかを確認してもらっています。治療を開始したら、翌日に必ず受診していただき、その後は1週間、1ヵ月、3ヵ月後の定期検査が必要です。

こちらには、視能訓練士の方がいらっしゃるそうですね。

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週に一度、金曜日に横浜の本院から視能訓練士に来てもらっています。視能訓練士は、眼科疾患全般を学び、さまざまな検査を行うメディカルスタッフです。こちらの視能訓練士は特に小児の斜視、弱視についての知識と経験が豊富なので、小児検査では頼りにしています。機械だけでは診断が難しい斜視、弱視の診断において、より適切な検査を行い、診断のサポートをしてもらっています。当院のような身近なクリニックに視能訓練士がいることは、患者さまにとっても大きなメリットになると思います。

気軽に相談でき、安心できる医療の場でありたい

お子さんにお菓子を渡すなど、ホスピタリティーの高さも評判ですね。

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心遣いのできるクリニックでありたいので、私たち医師をはじめ、スタッフにはほっとできる雰囲気を大切にするようお願いしています。医療機関ですから、心が安らぐとまではいかないかもしれませんが、ほっとできる空間であればと思いますね。院内はバリアフリーなのでベビーカーや車いすもそのまま入れますし、待合室にはキッズスペースを設け、トイレにはおむつを交換できる場もあります。開いている部屋を授乳室として使っていただくことも可能なので、小さなお子さんを連れている方にも気軽に声をかけていただきたいですね。また、当院には複数の眼科医師がいますので、協力し合うことで診療の質の向上を図ることができるのはもちろん、患者さまにとっても「男性医師には相談しづらいので、女性医師のいる曜日に行こう」などと選択肢が増えるようになっているかと思います。

このような患者さまもどうぞ、というポイントはありますか?

特に女性の患者さまの場合には、目の周りの美容に関するお悩み相談についても応じています。美容外科や形成外科に行くことを具体的に決めていなくても、何かお悩みがありましたら、ぜひ一度お話しいただきたいですね。女性ならではの視点でアドバイスを差し上げられたらと思います。また、同じ女性の視点で寄り添い、近隣の適した医療機関を紹介するといったことも可能です。

今後の展望をお聞かせください。

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現在来院してくださっている方だけでなく、広く地域の皆さんの健康で生き生きとした生活に貢献したいと考えています。そのための取り組みとして、眼科のない近隣の病院や個人宅への往診も行っています。糖尿病が進むと目の健康に悪影響を与えることが多いので、眼科と内科の連携は必要ですし、救急の現場である急性期医療でも、眼科の治療が必要なシーンはたびたびあります。往診の場合、限られたことしかできませんが、痛み緩和のための処置は可能ですので、周辺の方々には連絡をいただければと思いますね。あとは近隣の学校の健康診断も担当しており、眼科に関する正しい情報を発信することにも力を入れています。こうした当院らしい取り組みをもっと広げていけたらいいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/両眼で17万1000円(税込)

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