歯の痛みの原因は虫歯だけではない
多角的にその原因を追究
あいあーる歯科川崎駅小川町医院
(川崎市川崎区/川崎駅)
最終更新日:2026/04/09
- 保険診療
夜中に突然ズキズキと歯が痛みだし、寝られないほどのつらさに悩んだ経験はないだろうか。朝には痛みが治まっていたため、そのまま放置してしまっているという人もいるかもしれない。「寝られないほどの歯の痛みの原因として、一番に考えられるのは虫歯ですが、他にもさまざまな病気が考えられます。いずれにしても、少しでも早く歯科医院を受診していただくことをお勧めします」と「あいあーる歯科川崎駅小川町医院」の前田河史明(まえだこ・ふみあき)院長は訴える。突発的に起こる歯の痛みの原因や、早めに歯科医院を受診すべき理由、痛みが強い際の対処法などについて話を聞いた。
(取材日2025年12月17日)
目次
痛みが治まったとしても原因への対処が不可欠、早めの受診で適切な診断と治療を
- Q寝られないほど歯が痛む場合、どのような原因が考えられますか?
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A
▲治療について丁寧に説明
寝られないほどの歯の痛みの原因として筆頭に挙げられるのは、虫歯です。特に虫歯が進行して神経に到達してしまうと、ズキズキと激しい痛みが発生します。虫歯治療を受けた直後に、薬を詰めた部分に菌が入り、炎症を起こして痛みが出る場合もあります。ほかに、打撲などの衝撃により起こる歯髄炎や、知覚過敏などが痛みの原因となっているケースも。歯周病の進行により歯茎に起こった炎症が原因で、歯茎の痛みを歯痛と誤認していることも考えられます。なお、痛みは自律神経が交感神経から副交感神経へと切り替わるタイミングで強くなる傾向があり、夜間やリラックスしている時に敏感に感じることがあります。
- Q次の日に痛みが治まっていたら、歯科受診は不要でしょうか?
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A
▲専門のスタッフもおりスタッフへも相談しやすい
たとえ朝になって痛みが治まっていたとしても、できるだけ早く歯科を受診すべきです。先に話したとおり、交感神経が優位で慌ただしく活動している日中は痛みを感じづらいケースがあり、また夜になると痛みがぶり返す可能性があります。歯が痛いと寝られない夜が続き、体調や日中の活動にも悪影響が出てくるでしょう。また、痛みが治まったとしても、原因となる疾患が治癒したわけではありません。痛くないからと放置すると、状態を悪化させてしまう恐れもあります。痛みがいったん治まっていても、一度受診して原因を追究し、必要な治療を受けるべきなのです。
- Qなぜ受診が必要なのでしょうか?
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A
▲先進の機器も完備し幅広い診療へ対応
繰り返しになりますが、寝られないほどの歯の痛みは、虫歯に限らずさまざまな原因により発生します。患者さんご自身は口の中を直接見ることもかないませんし、痛みの原因を判断することも難しいでしょう。歯や歯茎の状態を精密に診察し、幅広い可能性を考慮しながら診断を下すことは、歯科医師の役割です。自己判断で不適切な対処をしたり、痛みをごまかしながら現状を放置したりすると、口腔環境をさらに悪い状態へと導きかねません。口腔環境が悪化すると、健康な歯にまで悪影響が及び、本来残せた歯すら残せなくなる可能性も。早期に痛みの原因を特定し、原因に迫る適切な対処を行うためにも、歯科医師の診断と治療が不可欠なのです。
- Qすぐ受診できない場合の、痛みの対処方法を教えてください。
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A
▲患者へ寄り添った診療をこころがけている
痛みを落ちつけるための方法としては、氷嚢や氷枕などを活用して冷やすことが挙げられます。また、鎮痛剤を服用することでも、痛みの軽減を望めます。ドラッグストアや一部コンビニで購入できる市販薬でも良いですが、少しでも立ち寄れる時間があれば歯科医院で処方を受けると良いでしょう。いずれにしても、こうした痛みへの対処法は、あくまで一時的なものに過ぎません。痛みは体からのサインなので、ごまかさずにきちんと受けとめる必要があるのです。まとまった時間が確保でき次第、きちんと歯科医院を受診して、治療を受けましょう。
- Q痛みを再発させないためにどうしたら良いですか?
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A
▲定期的な歯科でのチェックが重要
虫歯の場合、寝られないほどの痛みが出るのは、かなり進行して神経に至る段階です。そうした段階に至る前に、初期の小さいうちからきちんと治療しておくことが重要です。歯科医院に来れば虫歯を「治せる」と思っていらっしゃる方がほとんどですが、歯科における「治療」は単なる「修理」であり、一度虫歯になった歯を元どおりに戻すことは決してできません。また、治療を受ければ受けるほど、歯を削れば削るほど、虫歯や歯周病のリスクは高まってしまいます。定期的に歯科でチェックやクリーニングを受け、治療が必要となる前から歯を守る意識も重要となるでしょう。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

