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痛みや不安にも徹底配慮
定期的な大腸内視鏡検査の重要性とは

きたぐち胃腸肛門クリニック

(八尾市/服部川駅)

最終更新日:2025/01/16

きたぐち胃腸肛門クリニック 痛みや不安にも徹底配慮 定期的な大腸内視鏡検査の重要性とは きたぐち胃腸肛門クリニック 痛みや不安にも徹底配慮 定期的な大腸内視鏡検査の重要性とは
  • 保険診療

「40歳を過ぎたら大腸内視鏡検査を受けよう」。早期発見・治療の重要性が叫ばれる昨今、誰もが一度は聞いたことがある言葉ではないだろうか。しかし、大腸内視鏡検査は前夜からの食事制限や下剤の服用、痛みへの恐怖心など、検査受検のハードルは決して低くない。会社の健康診断などで便潜血が陽性となっても、重い腰は上がらず、そのまま放置している人もいるはずだ。内視鏡検査に注力する「きたぐち胃腸肛門クリニック」では、患者の負担を最小限に抑えるため、鎮静剤を使用したり送気に炭酸ガスを採用したり、前夜の下剤服用が不要となる腸洗浄液を用いるなど工夫を凝らしている。外科的な視点も持ち合わせる内視鏡検査を提供する北口博士院長に、同院の診療の特徴や流れを聞いた。

(取材日2024年9月7日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような症状があったら検査を受けるべきですか?
A

排便時の出血、便通異常、腹痛などのほか、たとえ症状がなくても健康診断や人間ドックなどで便潜血が陽性になった、要精密検査と言われたという人は大腸内視鏡検査が必要です。このほか、ご家族が大腸がんにかかったことがあるという方、また40歳を過ぎたら、一度は検査を受けていただきたいですね。内視鏡検査の経験がないと、どうしても恐怖心が先にきて受診をためらってしまう方も少なくありません。なるべく不安のないようわかりやすい説明を私も看護師らスタッフも心がけていますし、リラックスできるようお声がけなどもしています。早期発見・治療のためにも、まずは気楽に受診だけでもしていただけたらと考えています。

Q痛みはないのでしょうか?
A

当院ではウトウトと眠ったような状態で受けられるように鎮静剤を用いているほか、検査時に腸内に送り込む空気を吸収されやすい炭酸ガスにすることで、検査後のおなかの違和感の軽減をめざしています。挿入時に腸が伸びることで痛みを感じるため、場合によっては体勢を変えながら、できるだけ苦痛のない検査の提供に努めていますね。大腸内視鏡検査は、カメラの動かし方など医師ごとにやり方や癖があり、皆がロボットのように同じことをしているわけではありません。そういう意味では「一度大腸カメラを受けたけれど苦しかった」という方も、医師が変われば楽に受けられる可能性もあると思いますので、ぜひ気軽にご相談ください。

Qこちらのクリニックの内視鏡検査の特徴を教えてください。
A

私は外科出身なので、消化器内科で内視鏡検査をしている先生方に比べると「外科目線」もあるところが強みの一つではないかと考えています。検査中に病変を発見した際、その後の外科手術でどこまでを切除するかを見据えた上でポリープ切除の治療方針を定め、最小限の負担にとどめるよう注意しています。また、ポリープ切除後の経過観察に関しては、定期検査が必要な時期にお手紙を送るなど思い出していただくための取り組みも予定しています。なお当院では、上部消化管内視鏡検査は、インターネットでの予約が可能です。胃内視鏡検査も行っており、大腸内視鏡検査との同日実施も可能です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と事前説明
きたぐち胃腸肛門クリニック 問診と事前説明

便通異常や排便時の出血など気になることがあればまずは受診を。問診では、どのような症状があるかのほか、内服中の薬や既往症、家族に大腸がんなどに罹患した人がいるかどうかなどを聞かれる。大腸内視鏡検査を受けると決まったら、検査日を予約し、検査の注意点などが記載された承諾書を見ながら説明を受ける。痛みへの不安や検査費用がいくらかかるかなど疑問が出てくるのは当然のこと。気がかりなことはここで解消しておこう。

2下剤の服用
きたぐち胃腸肛門クリニック 下剤の服用

検査前日の夜8時までに食事を終え、以降は検査終了まで水などの水分補給のみとなる。当日は朝から下剤を服用。自宅や、不安がある場合は医師・看護師らがいるクリニック内で飲み、腸内が空っぽの状態になったら準備完了だ。なお医療機関によっては前夜から下剤を服用するが、同院が採用する下剤は食事制限などせずともスムーズな腸内洗浄が期待できるため、重い便秘症状があるケースを除き原則当日朝のみの服用となる。

3内視鏡検査の実施
きたぐち胃腸肛門クリニック 内視鏡検査の実施

腸内が空っぽになったのを確認したらいよいよ検査開始。鎮静剤を使用して行うため、うとうとと眠ったような状態で受けられるので恐怖心や不安感が強い人も安心して臨めるだろう。苦痛を最小限に抑えるため、患者の腸の形に適した体勢に変えながらカメラを挿入していく。検査時間は腸の長さなどに左右されるため個人差はあるが、通常15分~30分程度。ポリープ切除などの処置を行う場合は、その個数に応じて時間が追加される。

4検査後の休憩
きたぐち胃腸肛門クリニック 検査後の休憩

検査後、リカバリースペースでゆっくり休憩。およそ1時間程度経過したら、立って歩いたり深呼吸したりして体調を確認する。特に体に異変がなければ、診察室で検査結果を聞く。目覚めたばかりで聞いたことを忘れてしまう患者もいることから、北口院長は検査画像などを見せながらわかりやすく説明するよう心がけているという。鎮静剤を使用しているため、検査当日は車や自転車などの運転はNG。命にも関わるので必ず守ろう。

5精密検査結果の説明
きたぐち胃腸肛門クリニック 精密検査結果の説明

ポリープを切除した場合、病理検査の結果が出るまで10日から2週間ほどかかる。検査結果が出たら来院し、詳しい説明を聞こう。大腸がんなどが見つかれば近隣の連携病院はもちろん、患者の希望に沿った病院の紹介も可能だという。検査の頻度は、今後のリスクが高いと診断された場合で1~2年に1度、そうでない場合で3年に1度が目安。患者の状態に応じて適切な次回検査時期を助言してくれるので、定期的に検査を受けよう。

ドクターからのメッセージ

北口 博士院長

リラックスして検査を受けていただけるように、そしてどなたでも安心して過ごせるように、前処置室やリカバリースペースなどを男女別としているのも特徴の一つです。鎮静剤の使用や送気に炭酸ガスを用いるなど不安や負担の少ない検査をめざしているのと同時に、わかりやすい説明や安心できるお声がけにも努めています。早期発見・早期治療は、予後に大きく関係してきます。何か症状があれば必ず受けてもらいたい検査ですし、たとえ症状がなくても症状が出てからでは遅いこともあるため、40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査の受検をご検討いただければと思います。不安なことや疑問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

北口 博士院長 きたぐち胃腸肛門クリニック
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