小野 修一 院長の独自取材記事
駿河台レディースクリニック
(千代田区/御茶ノ水駅)
最終更新日:2026/07/03
月経不順や生理痛など、女性は多様な悩みを抱えがちだが、婦人科を受診するハードルの高さや忙しさから不調を後回しにしてしまうことも。そんな女性をサポートするのが「駿河台レディースクリニック」だ。日本専門医機構認定産婦人科専門医の小野修一院長は、大学病院をはじめ、複数の医療機関で知識と技術を培ってきたドクター。特に子宮鏡によるポリープ切除手術は多くの症例数を誇り、「この手術を日帰りで行いたいという思いが開業の原動力になりました」という言葉から、患者を親身に思う気持ちが伝わってくる。日本生殖医学会生殖医療専門医でもあり、不妊治療についての経験も豊富。専門性を追求する一方、なんでも相談できるかかりつけ医としても頼ってほしいと話す小野院長に、診療方針や得意な治療について話を聞いた。
(取材日2026年6月19日)
開業により、子宮内膜ポリープの日帰り手術を実現
まずは、こちらのクリニックの特徴を聞かせてください。

日本医科大学付属病院をはじめ、複数の医療機関で培ってきた知識と技術を生かし、女性の日々の不調や婦人科疾患の悩みに対応する身近なクリニックをめざしています。不正出血、おりものの異常やかゆみ、月経不順、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症などさまざまな悩みに寄り添えることに加え、生殖医療専門医としての知見を役立て、不妊検査からタイミング療法・人工授精などの一般不妊治療も行っています。加えて、子宮鏡検査から手術までを一貫して対応できることも当院の大きな強みです。特に子宮内膜ポリープの手術については多くの症例数があり、入院不要の日帰り手術で対応しています。
子宮内膜ポリープの手術について教えてください。
子宮鏡と呼ばれる内視鏡を子宮内に挿入し、モニターで確認しながらポリープを切除する手術です。他院で不妊治療をする中でポリープが見つかったため、切除を希望する患者さんが多いですね。必ず切除の必要があるわけではないのですが、不妊治療でなかなか結果が出ない方や体外受精の予定がある方は切除が推奨されます。子宮鏡手術に関しては十分な経験を積んだので技術に自信がありますし、不妊治療にも長く携わりましたので、両方の経験を生かすことでより精度の高い手術計画が実現できると思っています。もちろん不妊治療をしている方に限らず、検診などでポリープの存在を指摘されて来院される方もいます。日帰りで手術をしているクリニックは多くないと思いますので、ほかの医療機関からの紹介の患者さんは非常に多いです。インターネットで当院を調べて遠方から足を運んでくれる患者さんもいます。
先生はなぜ日帰り手術にこだわっているのでしょう?

日帰りであれば費用面の負担が少なく済むことはもちろんですが、一番は患者さんの時間を大切にしたいと思うからです。この手術を希望する方は不妊治療をしていることが多いのですが、不妊治療において時間は貴重です。不妊治療中の方は不安な気持ちを抱えている可能性もありますので、できるだけ早く適切な処置をしてあげたいという考えもあります。大学病院などで手術を希望すると手術は3ヵ月後と言われることもあるかもしれませんが、それでは患者さんがつらいですよね。身近なクリニックで、しかも日帰りで手術ができる環境を整えたかったのです。私が病院に勤務していた時から考えていたことで、日帰り手術ができるクリニックをつくりたいという思いは開業の決め手にもなりました。
生殖医療専門医としての知見を生かした不妊治療も強み
定期的に通院する人も多いと思いますが、複数の駅からアクセスできる立地はありがたいですね。

開業前は日本医科大学付属病院で働いていたのですが、同病院が千駄木駅近辺にあるので、同じ千代田線沿線が良いと思いました。自分は同病院に育ててもらったと思っているので、そばで連携を取りながら診療することが理想でした。ここは複数の路線の駅から通いやすい立地なので、近所の方に限らず、通勤や通学途中で立ち寄ってくれる患者さんもいます。妊活中のためポリープを取りたいという30~40代の患者さんが多い印象ですが、生理痛やおりもの異常などを相談に来る10~20代の学生さんもいます。
生殖医療専門医としての強みを生かした不妊治療を行っていると聞きました。
不妊検査からタイミング療法・人工授精といった一般不妊治療、ブライダルチェックまで対応しています。生殖医療専門医であることの強みは、体外受精について熟知していることだと思います。当院では体外受精に対応していませんが、体外受精を理解した上で不妊治療を行うことがポイントなのです。体外受精のタイミングを誤ると貴重な妊娠のチャンスを逃してしまうかもしれませんから、体外受精を検討すべきタイミングを的確にアドバイスするよう努めています。体外受精を希望する場合に紹介できる医療機関も豊富ですので、「この医療機関はこの治療法に強いから、あなたに合っていると思います」というように患者さんに適した医療機関の紹介も可能です。
仕事の合間に受診するときなど、待ち時間や混雑状況が気になる人もいると思います。

当院は極力患者さんをお待たせしないように努めています。予約しても待ち時間が発生してしまうのは、前の患者さんの診療が長引いて予約時間がずれてしまうことが原因の一つですが、当院は一人ひとりの時間枠を十分に取ることでそれを回避しています。仕事の合間など限られた時間で来院する患者さんもいますから、通いやすい医院であるために待ち時間の少なさにもこだわっています。
院内の雰囲気も、一般的な婦人科のイメージとは少し違う気がします。
婦人科は初めて来院するハードルが高いですし、いろいろ悩んで気分が重い状態で来る人も少なくないと思います。そういう方々に少しでも気軽に来ていただき、来たら明るい気持ちになってほしいというのは、開業時からの私のこだわりの一つです。そのために院内のロゴをポップなデザインにして、飾る絵もポスター風の明るいものを選び、あえて「クリニックらしくない」雰囲気の空間に仕上げました。
専門的な技術と知識を信じて、頼ってほしい
それでは先生が診療の際に心がけていることは何でしょう?

これまで培ってきた経験や知識をもとに、一人ひとりのお気持ちに寄り添いながら、安心してご相談いただけるよう心がけています。また、ポリープなどは「様子を見ましょう」「経過観察で」とお伝えされることも多いと思いますが、いつまで様子を見ればよいのか判断が難しく、不安に感じる方も少なくありません。様子を見る場合でも期間の目安を具体的にお伝えするなど、患者さんが安心して納得できるようなご説明を大切にしています。
先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。
父が産婦人科のクリニックを開業していたので、幼い頃から産婦人科の医師になることを自然と思い描いていました。ただ、こうしたインタビューで「父の背中を見て」とお話しするのは少し照れくさいのですが(笑)。父はすでに他界し、クリニックも閉院することになりましたが、父が購入した手術室用の椅子は今も受け継いでいます。閉院の際には、自分自身の力で歩んでいこうと気持ちを新たにしたことを覚えています。婦人科医となってからは不妊治療への関心を深め、体外受精をはじめとする生殖医療に携わってきました。腹腔鏡手術や子宮鏡手術、中隔子宮の手術などの経験も積み重ねてきました。
読者にメッセージをお願いします。

早ければ初診時に子宮鏡検査をして手術が必要か判断するなど、通院回数を減らして患者さんの貴重な時間を無駄にしないよう支えたいと思っています。また、皆さんには、ぜひ婦人科のかかりつけ医を見つけてほしいと思います。自分の体を知ることができますし、不調に早期に気づいたり、適切な対応でQOLの向上につなげたりできると思います。月経痛の相談をしていた患者さんが、妊娠を希望するようになって今度はその相談をしてくれるような、患者さんのライフステージに長く寄り添えるかかりつけ医でありたいと思っていますのでよろしくお願いします。
自由診療費用の目安
自由診療とはブライダルチェック/1万1000円~

