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佐藤 雄紀 院長の独自取材記事

新緑糖尿病内科クリニック

(川口市/川口駅)

最終更新日:2024/03/01

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック main

川口駅から徒歩4分、モールの中にある「新緑糖尿病内科クリニック」。日本糖尿病学会糖尿病専門医の佐藤雄紀院長が「また来たいと思ってもらえるクリニック」をめざし、今年の7月にオープンした。治療の継続が大事な糖尿病を専門とするからこそ患者の気持ちに寄り添うことを大切にしている佐藤先生が糖尿病患者に真っ先に伝えたいことは、「自分を責めないでほしい」ということ。少しでも明るく前向きな気持ちで治療を継続できるよう、管理栄養士によるきめ細かな食事指導のほか、カウンセリングの体制を整えているのも同院ならではの取り組みだ。内科領域の疾患に幅広く対応しつつ、体と心の両面から患者をサポートする佐藤院長に、糖尿病治療のことや患者への想いをじっくり聞いた。

(取材日2023年11月27日)

頼れる地域のかかりつけ医として幅広く診療

クリニックの特徴を教えてください。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック1

駅近のモールの中にあって通いやすい、幅広い内科領域に対応するクリニックであるというのが1つ目の特徴です。予約優先ですが、急な発熱などにも対応していますので、かかりつけ医として活用していただければと思います。もう一つの特徴は、糖尿病の治療に関して専門性を持っているという点です。例えば、診察室に頸動脈エコー検査装置と心臓エコー検査装置を置き、聴診器のように日常的に使用しているのは、糖尿病が引き起こす動脈硬化を注視するためです。放置すると心疾患、脳疾患に至るリスクがあり、早期発見・早期治療が鍵ですからね。同じ装置で甲状腺も診ることが可能なので甲状腺疾患でお悩みの方もご相談ください。健康に関することをなんでも相談でき、必要に応じて適切な医療をご提案できる「最初にかかる医療機関」として地域のお役に立てればと思っています。

地元のかかりつけ医としての想いをお聞かせください。

「新緑」にはこれから芽吹いて伸びていくというイメージがありますよね。この地に根差したクリニックとして成長したいという思いと、患者さんたちにぐんぐん元気になってほしいという願いを込めました。以前はさいたま市にある埼玉メディカルセンターに勤務していたのですが、たくさんの患者さんが来る大規模病院ではどうしても一人ひとりにかけられる時間に限りがあります。「患者さんのお話にもっと耳を傾け、ライフスタイルや心の問題などについても掘り下げて、どうしたらより良い状態に向かっていけるのか一緒に考えられる空間をつくりたい」と思い、今年の7月に開業しました。今、ようやく自分がやりたかった診療を提供できるようになりました。

先端の医療機器が充実していますね。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック2

血液中の糖分の状態を表すヘモグロビンA1cを確認するため、高速液体クロマトグラフ法を用いた検査機器を導入し、より適切に測定できるようにしました。同じくヘモグロビンA1cを精査するために血球計数器も置いていますが、糖尿病以外の疾患にも役立てています。5種類ある白血球の比率も測定できるため、好中球が増えていれば細菌感染症であることなどを知ることができるんです。その他、尿に関しても尿検査器を使用して、詳細を調べるようにしています。家族が透析で苦労するのを見た経験もあるので、腎臓病の悪化は全力で食い止めたいですね。どの検査もすぐに結果が出るようにして、素早く適切な治療を始められるようにしたのは大いにこだわった点です。

心身両面のサポートで負担の少ない糖尿病治療をめざす

患者の心身両面からサポートする診療体制が特徴的ですね。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック3

慶應義塾大学病院の血液内科に勤務していた頃、どの患者さんも病気と一生懸命に戦っていましたが、残念ながら全員が勝利できるわけではありません。何人もの方を緩和ケアに送る中で、悪性腫瘍や腎障害、脳卒中などを引き起こさず、できるだけ長く元気でいていただけるようお手伝いするのが糖尿病治療だと気づかされました。そのためには早期発見と治療の継続が大切です。糖尿病に限らず「あなたは◯◯という病気です」と告げられてショックを受けない人はいないと思いますが、「病気になったのはあなたのせいじゃない、自分を責めないで」とお伝えしたいですね。当院ではカウンセラーによるカウンセリングを実施する日を設け、患者さんの体だけでなく、心のケアもしながら、できるだけ穏やかに前向きな気持ちで治療を受けていただけるよう配慮しています。「話を聞いてもらえて元気になれた」と喜んでいただけたら、私もうれしいです。

管理栄養士による栄養指導を行っているそうですね。

管理栄養士は実は妹なのですが「絶対に怒らないで」と伝えています。患者さんが「叱られるから」ではなく、ご自身で正しい選択をしながら良い方向へ向かっていくのが大事だからです。また、糖尿病になると「あれも駄目、これも駄目」とこれまでと180度食生活を変えなくてはいけないと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。当院では、一人ひとりの患者さんが無理なくできそうなことからスタートし、「褒められる」経験を繰り返しながら、バランスの取れた食生活に整えていくよう段階的に指導していきます。また、さまざまな新薬が登場し選択肢も広がっているからこそ、患者さんの様子を見ながら一人ひとりに合う薬をご提案するなど、きめ細かな診療を大切にしています。

通っている人の紹介で来られる新規の患者さんが多いと伺いました。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック4

ありがたいことに、当院に来られた患者さんがご自分のご家族やお知り合いを紹介してくださるケースが増えてきています。中でも、会社の健診で異常を指摘されて来てくださる患者さんが多いのが、糖尿病を専門とする医師としてはうれしいですね。初期の糖尿病は自覚症状がないため、診断された時点ですでに合併症が発症していることも少なくありません。ですが健診で異常を指摘された時点で受診していただければ、早期治療につなげられますし、場合によっては、食生活の改善だけで投薬もせず数値の維持が期待できるケースも。異常を指摘されたら、「早期発見できてラッキー」と考え、前向きな気持ちで受診していただければと思います。

「また来たい」と、楽しく通ってもらえるクリニックを

そもそも先生はなぜ医師をめざそうと思ったのでしょうか。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック5

糖尿病性腎症ではありませんでしたが、家族が腎臓の病気で透析を受けており、若くして亡くなってしまったんです。透析は大変だし、体にどうしても負担がかかります。そのことがあり、私は透析患者を1人でも減らしたいと医師をめざすようになりました。内科全般を学ぶ中で、重症化した糖尿病の患者さんが何人も足を失ったり、失明したりする姿を見て、ここまでひどくなる前になんとか予防したいと糖尿病を専門に選びました。糖尿病になり高血糖状態が続くと腎臓の機能が低下してしまい、透析が必要になります。全透析患者のうち4割以上の方が糖尿病性腎症といわれています。回り道はしましたが、こうして今、透析の患者さんを減らすための医療に携わっていることを思うと感慨深いですね。

今後の展望をお聞かせください。

当院に関わるすべての人に幸せを感じてもらえるようなクリニックにしていきたいです。患者さんにとって、つらい治療を受けに行くところではなく、私やスタッフたちとコミュニケーションするのが楽しみな場所になれたらいいですね。今のところ看護師、管理栄養士、カウンセラー、事務といったスタッフがいますが、患者さんがお待ちの間も全員で心を配り、必要に応じて声をかけるようにしようと、みんなで話しています。また、スタッフにもここで働くことが幸せと思ってもらえるように、環境を整えていきたいです。

読者へメッセージをお願いします。

佐藤雄紀院長 新緑糖尿病内科クリニック6

糖尿病を専門としていますが、幅広く内科領域に対応しているので、困ったことがあればなんでも聞きに来てください。「これは内科ではないかもしれない」というお悩みでも、とりあえず相談していただければ、適切な診療が受けられる医療機関を紹介します。どんなことでも気軽に相談できる、地域のかかりつけ医が目標です。病名をネットで調べて一人で不安を抱えるくらいなら、私と顔を合わせてお話ししましょう。また、これまでに糖尿病治療を受けていて生活習慣の改善でドロップアウトしてしまった経験のある方や、糖尿病になってしまったことで自分を責めたりつらい思いを抱えたりしてしまっている方も、安心してご相談ください。当院では、患者さんにとって最善となる治療を日常生活の中で継続できるよう、可能な限りストレスのない診療をめざしています。皆さんの治療の良き伴走者になれたら幸いです。

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