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畠山 一朗 院長の独自取材記事

東京新橋歯科口腔外科

(港区/新橋駅)

最終更新日:2023/10/13

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科 main

JR山手線新橋駅より徒歩5分と好立地にある「東京新橋歯科口腔外科」は、2023年5月に開業した親知らずの抜歯に特化したクリニックだ。院長を務めるのは、講演や執筆数も多く「親知らずのプロ」として知られる畠山一朗先生。「親知らずの抜歯専門のクリニックとして、患者さんの期待にクオリティーの高い治療で応えたい」と語る畠山院長の快活で歯切れの良い話しぶりには、確かな自信と患者への配慮がにじむ。そんな畠山院長に、開業の経緯や診療方針、患者への思いについて、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2023年9月20日)

親知らずの抜歯専門のクリニックとして開業

先生は執筆や講演のご経験も豊富ですが、開業の経緯を教えていただけますか?

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科1

私は以前映画に携わっていて、そちらの道に進もうかと思っていたのですが、大学には行っておこうと思ったんです。そうして選んだ進路が歯学部で、大学病院の口腔外科に所属して、研究に勤しんでいました。その後、臨床経験を積もうと病院で勤めていた時に、親知らずの抜歯が人よりも得意かもしれないと気づいたんですね。それで、全国的にも早いうちから親知らず専門の外来を立ち上げ、働き始めました。そこで親知らずの抜歯経験を積むうちに、本の執筆依頼やセミナーの依頼が増えてきたんです。こうした経験をより多くの患者さんのために生かしていきたいと思い、2023年の5月に開業する運びとなりました。

親知らずの抜歯専門のクリニックということですが、どんな治療を受けられるのでしょうか?

当クリニックでは、親知らずをなるべく痛みや腫れが起こらないように抜歯しています。親知らずの抜歯は、骨を削って抜くという方法が一般的ですが、そうしてしまうと、骨折しているのと同じ状態になってしまうんです。ですので、当クリニックではなるべく骨を削らず、歯の切開も必要最小限にして、短時間で終わらせることで、術後の腫れや痛みを少なくするよう努めています。エックス線検査とカウンセリング、歯科用CT検査を含めても、治療にかかる時間はだいたい30分くらいですね。実質、抜歯する時間は5分から10分程度でしょうか。当クリニックでは、お口の状態にもよりますが、初診時に抜歯が可能ですので、入院や何度も通っていただかずとも、親知らずのお悩みを解消できると思います。豊富な経験をもとに、お一人お一人の患者さんの親知らずに合わせた抜歯をしますので、安心してお任せください。

クリニックの患者層について教えてください。

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科2

そうですね、年齢層としては、20~30代の方が一番多いです。開業するなら、交通の便が良くてにぎやかな街がいいこと、そして大学院の通学で新橋を通っていたこともあり、新橋にクリニックを構えたのですが、この近隣の患者さんはわりと少なくて、それこそ全国からお越しいただいています。クチコミでいらっしゃった方や、大学やクリニックからの紹介で来院される方も多いですね。地元だとどうしても総合病院を紹介されてしまうという方や、全身麻酔をしないと抜歯できないと言われたけれど不安を抱えている方、長らくいろいろなクリニックを転々とされながら悩みを抱えていらっしゃる方まで、さまざまな方がお越しになります。

豊富な経験をもとに、患者に負担の少ない抜歯を行う

先生の診療方針を教えてください。

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科3

やはり、患者さんの負担を少しでも軽くすることですね。当クリニックは、患者さんが抱えている不安や恐怖を安心に変えられるようなクリニックをめざしています。親知らずの抜歯で来院される患者さんで、わくわくされているような方は一人もいらっしゃいません。できれば来たくなかったし、抜かなくてもいいですよと言われることを期待されている方がほとんどです。ですので、「もう大丈夫ですよ」とお伝えして、患者さんの気持ちをできるだけ和らげて、不安感を与えないように気を配っています。例えば、治療を行う個室では、治療器具が患者さんの目につかないようにしているんです。「今からこの器具で歯を切られるんだ」と思うと緊張してしまいますし、不安が増してしまうものです。当たり前のことをやっているだけだとも思うのですが、こうした小さな点から配慮することで、患者さんに安心していただけると考えています。

患者さんと接する時に、心がけていることはありますか?

患者さんと接する時は、患者さんの表情やちょっとしたしぐさもよく見て、不安や心配のサインを見逃さないようにしています。治療中は、「今はこんなことをしていますよ」とその都度説明するように心がけていますね。私たち歯科医師は自分が何をしているのか理解していますが、治療中の患者さんはお口の中で何がどうなっているのかわからない状況です。何をされているのかわからなくて、不安になってしまう方もいらっしゃると思いますので、「今切開しましたよ」「今何割のところまで来ていて、あと何割したら終わりますよ」とこまめに状況を伝えて、ゴールを明確にするようにしています。あとは、治療が始まったら終わるまで我慢するのではなく、「つらかったら休憩しましょうね」とお声がけするようにしていますね。

印象に残っている患者さんのエピソードを教えてください。

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科4

そうですね。以前、全身麻酔をしないことには抜歯できないと言われたけれど、どうしても抵抗があるという方がいらっしゃいました。全身麻酔を避けるために、歯茎だけくり抜いて親知らずの頭を出して、矯正して引っ張り出そうと試みていたけれど、1年かけても親知らずが上がってこずに悩んでいたそうです。これまで時間もかかったし、かなり悩まれていた方だったのですが、当院で抜歯ができるとお伝えした時に、本当に喜んでくださって、印象に残っていますね。

親知らずの抜歯の拠点的存在をめざして

毎日お忙しいと思いますが、どのように健康を保っていらっしゃいますか?

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科5

そうですね。子どもを幼稚園に送っているのですが、この間は通勤も含めて片道8kmは自転車をこいでいました。あとは、20歳の頃からサーフィンをしていて、ちょうど近々、医師と歯科医師が対象の大会に参加予定です。休日にはサーフィンで波に乗ったり、子どもと一緒に旅行やキャンプに出かけたりしていますね。日頃から体を動かしていますし、お休みでも何かしらアクティブに行動しているタイプで、自然と健康的な生活が送れていると思います。

今後の展望について教えてください。

まだ開業したばかりですが、ゆくゆくは「親知らずといったら東京新橋歯科口腔外科だ」と思っていただけるような、親知らずの抜歯の拠点的存在になりたいと考えています。そのためにも、日々の診療だけでなく、論文を書いたり、セミナーや勉強会で発表したりといったアウトプットを積極的にしていきたいと思っています。講演やウェブセミナーのオファーもいただいているので、引き続き精力的に活動していきながら、当クリニックの知名度を上げていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

畠山一朗院長 東京新橋歯科口腔外科6

どんなに小さいことでも構いませんので、まずは相談をしに来ていただければと思います。患者さんのお口の状態によっては、抜歯しなくてもいい場合もありますし、反対に、抜歯しないとお悩みが解決しづらいパターンもあります。当クリニックは、お口の状態によっては初診時に抜歯も可能です。術後の腫れや痛みまで含めて、患者さんの負担をできるだけ減らせるように抜歯を行いますので、不安な方にこそ頼りにしていただきたいですね。また、「全身麻酔をしないと抜歯できないと言われてしまった」「大きな病院で抜歯するのが怖い」といった不安を抱えていらっしゃる方も、どうぞお気軽にご相談ください。親知らずの抜歯に特化したクリニックとして、患者さんのご期待に応えられるクオリティーの治療を提供したいと考えていますので、一人で抱え込まずに、ぜひお越しいただければ幸いです。

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