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便潜血検査で1回でも陽性が出たら
放置せずに大腸内視鏡検査を

多摩せいせき消化器内視鏡クリニック

(多摩市/聖蹟桜ヶ丘駅)

最終更新日:2024/07/11

多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 便潜血検査で1回でも陽性が出たら 放置せずに大腸内視鏡検査を 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 便潜血検査で1回でも陽性が出たら 放置せずに大腸内視鏡検査を
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大腸がんは、早期に発見できれば手術や治療で完治がめざせる病気とされている。その一方で、早期発見に有用な大腸内視鏡検査につきまとうのが「痛い」や「苦しい」といったイメージ。過去の検査でつらい思いをした経験から、次の受診をためらう人も多い。こうした大腸内視鏡検査に対するハードルを下げるため、痛みの少ない検査に努めているのが「多摩せいせき消化器内視鏡クリニック」。鎮静剤の使用で体の負担軽減を図るほか、患者の不安に寄り添った対応で安心して検査を受けてもらえるよう心がけている。「大腸内視鏡検査を必要なタイミングで受けてもらうことで、多摩地区の大腸がんゼロをめざしていきたい」と語る嶋田隆介院長に、大腸内視鏡検査の重要性や大腸がんになりやすい人の特徴など詳しく教えてもらった。

(取材日2024年6月7日)

院内での下剤服用や鎮静剤の使用など負担の少ない検査に努める。AI機能搭載の内視鏡で異変の見逃し防止を

Q便潜血検査で陽性になった場合、どうしたら良いでしょうか?
A
多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 心配な場合は、医師に相談を

▲心配な場合は、医師に相談を

便潜血検査で陽性になった人の2~3%に大腸がんが見つかる可能性があるといわれています。たった数%と思われるかもしれませんが、その中にご自身が入っていないという保証はありません。大腸がんは、早期であれば完治がめざせる病気です。適切な治療のタイミングを逃さないためにも、便潜血検査で1度でも陽性になったら大腸内視鏡検査を受けるようにしてください。検査を受けずに何年も放置したことで、大腸がんが見つかった時には治療が難しい状態になってしまっている可能性もあります。便潜血検査が陽性でなくとも、気になる症状がある場合にはクリニックに相談することが早期発見の第一歩です。

Q大腸がんになりやすい人について教えてください。
A
多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 生活習慣によっては、大腸がんにかかりやすくなることも

▲生活習慣によっては、大腸がんにかかりやすくなることも

以前は、50歳を越えたら大腸内視鏡検査を受けるべきとされていました。ですが、最近では30歳や40歳くらいで便潜血検査が陽性となる人も出てきていますので、中高年以降は特に注意が必要かと思います。中でも飲酒や喫煙、肥満、偏った食事などの生活習慣がある人は、大腸がんになりやすいといわれています。もし大腸がんでなかったとしても、痔や大腸ポリープといった他の病気が見つかる可能性もあります。特に大腸ポリープは放置すると大腸がんの原因となり得るので、切除しなくてはなりません。ほとんどの大腸ポリープは内視鏡検査中に取り除くことが望めますから、やはり検査で早期に見つけることが重要になってきます。

Q大腸がんにはどのような症状がありますか?
A
多摩せいせき消化器内視鏡クリニック おなかの不調がある場合は、大腸内視鏡検査の実施検討を

▲おなかの不調がある場合は、大腸内視鏡検査の実施検討を

大腸がんは初期症状がほとんどありません。そのため、血便や便通の異常、腹痛などの症状を患者さんご自身で自覚された時には、症状がかなり進行していると考えられます。便通の異常については、便秘と下痢を繰り返す、便が細いといったもので、おなかが弱い人などは日常的に現れる症状のため、病気と気づくのは難しいと思います。また、便潜血検査で陽性となる人の多くは痔が原因なのですが、痔と大腸がんの両方がある場合、どちらからの出血かは大腸内視鏡検査でなければ判別できません。「自分は恐らく痔だろう」と軽く考えるのはとても危険です。便潜血検査は、大腸がんに気づくための大切なサインだと知っていただきたいですね。

Q大腸内視鏡検査に対して、苦しいというイメージがあります。
A
多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 前処置の下剤も患者に負担の少ないものを採用

▲前処置の下剤も患者に負担の少ないものを採用

痛い・苦しいといったイメージから、大腸内視鏡検査を苦手に感じている人は多いでしょう。当院では、定期的な検査の受診につなげるため、患者さんに負担が少ない検査を心がけています。その1つが鎮静剤を使った大腸内視鏡検査です。痛みをあまり感じず、眠っている間に検査を終えることができるよう当院では鎮静剤や鎮痛剤を使用します。さらに、使用する内視鏡についても先進のAI機能を搭載した機種を導入し、機械の力も借りながら見落としがないよう努めています。なるべく楽に検査を受けてもらえるようにすることで、大腸内視鏡検査に対するハードルを下げて、大腸がんの早期発見に役立てたいと考えています。

Q患者さんの不安に寄り添うための工夫を教えてください。
A
多摩せいせき消化器内視鏡クリニック 検査後はゆっくりと休めるリカバリースペースも用意

▲検査後はゆっくりと休めるリカバリースペースも用意

平日だけでなく土日祝日も大腸内視鏡検査を行っていますので、忙しい人でも予約が取りやすいと思います。また、自宅で下剤を飲むのが大変な人のために、院内で下剤を服用できるよう個室と半個室のスペースを用意しています。担当の看護師がこまめに声をかけさせていただきますので、安心して検査の準備をしてもらえますよ。そして何より、患者さんの気持ちに寄り添うということです。患者さんの中には、検査を受けたい人もいれば受けるか受けないか迷っている人もいます。皆さんの不安や疑問を取り除くためにもまずはお話をしっかりと聞き、大腸内視鏡検査のメリットとデメリットについて丁寧に説明することを大切にしていますね。

ドクターからのメッセージ

嶋田 隆介院長

大腸内視鏡検査は非常にデリケートな検査ですから、患者さんの痛い、苦しい、恥ずかしいというお気持ちはよくわかります。ですが、大腸がんを早期に発見するための有用な方法の一つであることも確かでしょう。痛みや苦しさを完全になくすことはできませんが、当院では鎮静剤の使用や前後のケアによって、できるだけ負担の少ない検査を心がけています。当院での検査によって大腸内視鏡検査のハードルが少しでも下がり、「次も受けてみようかな」と思っていただけるのが願いです。相談したからと言って必ず検査を受けなければならないわけではありません。まずはクリニックでお話を聞かせてください。

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