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嶋田 隆介 院長の独自取材記事

多摩せいせき消化器内視鏡クリニック

(多摩市/聖蹟桜ヶ丘駅)

最終更新日:2024/05/14

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック main

聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩1分、駅前のショッピングモール内にある「多摩せいせき消化器内視鏡クリニック」。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の嶋田隆介院長が、「多摩地区から胃がんや大腸がんを減らしたい」という思いから、2023年6月に開院したクリニックだ。週7日、土日祝日も診療し、受診しやすい体制づくりに取り組む同院。シックで落ち着いたインテリアの院内は、とても居心地が良い。鎮静剤を使い苦痛に配慮した検査、院内で下剤が服用できる個室スペースなど、検査へのハードルを下げるためのさまざまな工夫からは、患者目線の診療姿勢が伝わってくる。穏やかな語り口と優しい雰囲気が印象的な嶋田院長に、同院の特徴や地域への思い、内視鏡検査の重要性について話を聞いた。

(取材日2024年4月16日)

「がんの早期発見・早期治療」を掲げて開院

開院までの経緯を教えてください。

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック1

杏林大学を卒業後、杏林大学医学部付属病院の消化器内科に入局しました。そこで2年間、いろいろな患者さんを診させていただいた後、立正佼成会附属佼成病院で研鑽を積みました。大学病院に勤務していた頃はチーム医療が中心でしたが、佼成病院では外来で抗がん剤治療を行ったり、検査にも積極的に取り組み、胃がんや大腸がんの発見から治療まで行っていましたね。僕は消化器内科が専門なので、手術が必要な場合には消化器外科の医師と相談して治療方針を決めていくというように、病気の発見から治療までをトータルで診ることを佼成病院で学ばせていただきました。そこで臨床にやりがいを見出し、自分の性格にも合っていると感じたことから、開院まで市中病院で診療を続けました。

内視鏡を専門に選ばれた理由は何でしょう?

早期に病気を発見できることが、内視鏡に興味を持ったきっかけです。開院後は「がんの発見に注力すること」を目標に掲げていますが、それは、自分が世の中の役に立てる一番良い方法ではないかと考えたからです。市中病院では二次救急で患者さんを診ることも多かったので、消化管出血など緊急度の高い疾患に対して緊急処置を行うこともありました。消化管出血の診断と治療は、内視鏡検査で出血源を特定し止血術を行います。そのような経験を積む中で、内視鏡を専門にしたいという思いが強くなっていきました。止血もそうですが、内視鏡を使って患者さんの役に立つことといえば、やはり、がんの早期発見と早期治療です。早く発見できれば根治も望めますから、内視鏡検査はとても重要です。

クリニックのコンセプトを教えてください。

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック2

クリニックの一番のコンセプトとしては、週7日、土日祝日も診療と内視鏡検査に対応しているということです。それは、もともと佼成病院で外来をやらせていただいていた時「土日に検査を受けたい」という患者さんからの声がとても多かったことがきっかけです。どうしても週末しか検査ができないという働き世代の人はたくさんいますし、中には便潜血検査が陽性だったにも関わらず内視鏡検査を受けていない人もいらっしゃいます。便潜血検査が陽性の場合、その中の2~3%は大腸がんに罹患しているといわれています。勤務医だった頃、ある患者さんがなかなか検査が受けられずCT検査でよく調べたところ、もう手術もできない状態のがんが見つかったということがありました。そうなる前に検査を受けてもらいたいという思いから、土日祝日も診療できるクリニックをつくりました。

内視鏡検査へのハードルを下げるためのさまざまな工夫

こちらでは胃内視鏡検査の当日検査や胃と大腸の同日検査ができるそうですね。

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック3

予約の患者さん優先にはなりますが、例えば、おなかが痛くて不安だという方が、何ヵ月待ちで検査しましょうということになると、ずっと不安なまま過ごさなければいけなくなりますし、どうしてもその日しか空いていないという場合もあるでしょう。そういう方に対して、悪い状態があれば早く発見して治療させていただけるよう可能な限り門戸を広げています。また、仕事をされていると何日も検査で休めない方も多いと思うので、胃と大腸の同日内視鏡検査も行っています。胃がんは減っているとはいえ、胃がんのリスクとなるピロリ菌陽性の患者さんもまだまだいらっしゃいます。大腸の内視鏡検査も同日に行い、胃がんと大腸がん、両方の状況を確認することが、患者さんの一番の利益になると思います。

内視鏡検査へのハードルを下げるための工夫を教えてください。

胃内視鏡検査もそうですが、特に大腸内視鏡検査の場合、昔、検査を受けて苦しかったから、もう二度と受けたくないという方がいらっしゃると思います。絶対に痛みが出ないようにすることは困難ですが、できる限り痛みの少ない検査をすることは検査のハードルを取り去る大きなポイントになると思います。大腸ポリープにはがん化する性質がありますから、どうしても繰り返し検査を受けていただかなくてはなりません。そういう意味でも苦痛の少ない検査を受けていただくことはとても大事なことだと考えています。当院では、鎮静剤を用いて検査を行い、気がついたら検査が終了しているというくらい苦痛の少ない検査になるよう配慮しています。鎮静剤を使うと検査当日は車の運転はできませんから、クリニックの立地は公共交通機関に近い場所を選びました。

院内の設備も患者さん目線でさまざまな工夫をされている印象です。

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック4

大腸内視鏡検査を行うにあたっては、下剤を飲むのが大変という方が多くいらっしゃるので、院内に下剤を服用する個室と半個室のスペースを設けています。患者さんが頑張って下剤を飲んで調子が悪くなることもありますから、様子を見ながらスタッフがお声がけして飲むペースを調整するほか、患者さん同士が鉢合わせしないようプライバシーにも配慮した造りにしました。内視鏡に関しては先進のAI機能を搭載した機種を導入していて、見落としのない検査を心がけています。

多摩地区からがんを減らすことを目標に診療に取り組む

診療で大事にされていることは何ですか?

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック5

患者さんは不安を抱えて来院されますから、患者さんお一人お一人の不安を取り除いてあげられるようお話を聞かせていただいています。検査をしたい方、できれば検査は受けたくない方、検査を受けるか受けないか迷っている方など皆さんさまざまですから、検査を受けることでのメリット、デメリットをしっかりと説明しています。受診したら絶対に検査しなくてはいけないということはありませんが、必要な検査を受けなければ患者さんの不安を取り除くことができません。きちんと説明した上で、検査を受けていただく。そういう診療を心がけています。また、消化器内科は割と幅広く診ることができる科なので、高血圧や糖尿病の患者さんも診ています。内視鏡検査を柱に、かかりつけ医としての役割も担っていきたいですね。

医師を志したきっかけ、医師としてのやりがいなどを教えてください。

実は、学生時代は文系で高校卒業後についてはあまり考えていませんでした。医師の家系だったため、医師になれという圧力みたいなものを感じて、反発していたところもありましたね。だからといって、将来のことは考えなければいけませんし、これをやりたいといういう強い意志も正直あまりありませんでした。ただ、せっかく働くのであれば人の役に立てる職業がいいと考え、身近だった医師の道を志しました。内視鏡を専門にしていると、自覚症状がない方に検査をお勧めするような場面もありますが、その結果、悪性の疾患などが見つかったときには「取り返しのつかなくなる前に治療につなげられて良かった」と思うことは多いですね。

今後の展望をお聞かせください。

嶋田隆介院長 多摩せいせき消化器内視鏡クリニック6

胃がんや大腸がんを「治療によって治癒が望める状態」で見つけてあげたいですね。それが、僕が一番地域に貢献できることだと思っています。多摩地区から大腸がん、胃がんを減らしたい、多摩地区だけでなく隣接する府中市や日野市など、われわれの診られる範囲で胃がんと大腸がんの早期発見、早期治療をめざしていきたいと思います。近年、内視鏡クリニックは増えていますが、土日祝日も診療しているクリニックは少ないと思います。今後は、患者さんが検査を受けやすい体制や環境をさらに整えていく予定です。たとえ症状がない患者さんであっても、まったく別の目的で大腸内視鏡検査を受けたところがんが見つかったという例があります。検査を受けるかどうか迷っていたり不安があれば一度受診して、それから検査を受けるか受けないかを決めていただいても遅くはないと思います。一度、お気軽にご相談ください。

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