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手足が震える、力が入らない
脳神経内科の医師が行う訪問診療

ジェイ内科・脳神経内科クリニック

(我孫子市/我孫子駅)

最終更新日:2024/07/04

ジェイ内科・脳神経内科クリニック 手足が震える、力が入らない 脳神経内科の医師が行う訪問診療 ジェイ内科・脳神経内科クリニック 手足が震える、力が入らない 脳神経内科の医師が行う訪問診療
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超高齢社会において、その役割がますます大きくなっている在宅医療。通院が難しい患者のもとに、定期的に医師が訪問するのが訪問診療だ。そして、通院が難しい疾患として挙げられるのが、認知症やパーキンソン病、脳卒中、筋ジストロフィー、老衰などであり、これらは脳神経内科の専門領域と話すのが「ジェイ内科・脳神経内科クリニック」の高橋潤一郎院長。大学病院の脳神経内科や、国立精神・神経医療研究センターで研鑽を積んだエキスパートだ。臨床や研究によって培われた診断力を地域医療に役立てたいと、我孫子市を中心に訪問診療を行っている。高橋院長に、脳神経内科の医師が在宅医療に携わることの意義や、同院で行っている訪問診療の特色について話を聞いた。

(取材日2023年10月5日/情報更新日2024年6月25日)

訪問診療を必要とする疾患の多くが脳神経内科の領域。専門知識で不調の原因を適切に診断・治療

Q先生の専門分野を生かした訪問診療を行っているそうですね。
A
ジェイ内科・脳神経内科クリニック ミーティングスペースで、スタッフとの密な連携を図る

▲ミーティングスペースで、スタッフとの密な連携を図る

通院が困難な方のご自宅や施設に伺うのが訪問診療です。通院できない病気にどんなものがあるかというと、筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)、先天性筋無力症候群などの筋肉の疾患、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの後遺症、高齢の方だと認知症やパーキンソン病、脳細胞などに萎縮が起きたりする老衰。これらは実は脳神経内科の病気なのです。私は大学病院の脳神経内科に6年間在籍しました。また、国立精神・神経医療研究センターで論文を書きながら、非常勤で地域医療に携わってきました。そこで脳神経内科の医師が訪問診療に携わることに大きな意義を感じ、訪問診療に特化したクリニックを立ち上げたのです。

Q脳神経内科の医師に診てもらうメリットを教えてください。
A
ジェイ内科・脳神経内科クリニック 脳神経内科医だからこそ診れる幅の広さが魅力の一つ

▲脳神経内科医だからこそ診れる幅の広さが魅力の一つ

脳や脊髄、神経、筋肉の疾患を専門的に診ることができるのが脳神経内科です。例えば、認知症で一番多いのはアルツハイマー型で約6割を占めますが、それ以外にもさまざまな種類があり、原因によって処方すべき薬や治療方法は異なります。ビタミン欠乏症、甲状腺機能低下症、脳と硬膜の間に少しずつ血がたまっていく慢性硬膜下血腫、脳脊髄液が過剰にたまる正常圧水頭症などによって引き起こされる認知症もあり、これらは、早期に適切な診断と治療を行えれば、回復する可能性が見込めます。ただ、専門の医師でないと特定することがとても難しいんです。高齢だからと諦めずに、脳神経内科の医師の診断を受けてほしいと思います。

Qどのような症状で相談を受けることが多いのでしょうか。
A
ジェイ内科・脳神経内科クリニック 気になることがあれば気軽に問い合わせを

▲気になることがあれば気軽に問い合わせを

物忘れが多くなった、認知症で暴れてしまう、食事がむせやすくなった、歩きづらくなった、転びやすくなった、手足に力が入りにくい、手足が痺れる、腰が曲がっている、首が下がっているといった症状に関するご相談を多くお受けしています。食事を取っているのに、体重が減っている方も要注意です。半年以内に15%以上落ちるような急激な体重減少の場合は、筋肉が落ちていることが多いんです。そして、筋肉が落ちる疾患として挙げられるのが、筋ジストロフィーやALS、特発性炎症性筋疾患などです。こちらも私が専門とする脳神経内科の診療分野ですので、どうぞお問い合わせください。

Qほかには訪問診療でどんなことを診てもらえるのでしょうか。
A
ジェイ内科・脳神経内科クリニック 痙縮の緩和が期待できる、ボツリヌス毒素製剤

▲痙縮の緩和が期待できる、ボツリヌス毒素製剤

当院では、脳梗塞や脳出血などの後遺症によって生じる、手足や頸部が突っ張る痙縮や痛みに対して、患者さんのもとにお伺いしてのボツリヌス毒素製剤注射、あるいは局所麻酔薬のリドカイン塩酸塩の注射を行っております。お悩みの方はご相談ください。また、食べ物をうまく飲み込めない嚥下障害も、脳神経内科の専門分野です。というのも、食べ物と認知して口に運ぶことは認知機能と関連がありますし、のどの筋力が低下したり関連する神経に異常があったりすると飲み込むことが難しくなるからです。患者さんの嚥下機能に合っていない食事は、誤嚥性肺炎の原因となります。当院では、訪問嚥下評価により、その方に合った食形態をご提案しています。

Q訪問リハビリテーションにも力を入れられているそうですね。
A
ジェイ内科・脳神経内科クリニック 患者一人ひとりに適したリハビリ計画をスタッフとともに考案

▲患者一人ひとりに適したリハビリ計画をスタッフとともに考案

当院では、必要に応じて、理学療法士が訪問してリハビリテーションを行っています。歩くという行為は、筋力、バランス感覚、それから足の感覚の3つが整って初めて可能になります。土のグラウンドやアスファルトの道路、家のフローリング、それぞれに地面の感覚は異なりますが、通常であれば、地面を確認しなくてもわかりますよね。それが、足の感覚です。足の感覚に問題があるのに、筋力を強くするリハビリテーションをしても歩けるようにはなりません。私は、患者さんがなぜ歩けないのか、なぜ転びやすいのか、脳神経内科の見地からきちんと評価し、リハビリテーションの計画を立てています。

ドクターからのメッセージ

高橋 潤一郎院長

訪問診療を必要とする患者さんの疾患の中には、神経の病気が隠れている場合もあり、脳神経内科の医師がお役に立てるものがたくさんあります。病気の原因を見極め、一人ひとりに合った治療を行うことで、患者さんの生活の質の向上に貢献したいですね。主に高齢の方に対する訪問診療に加えて、若い方に対しては、悩んでいる人も多い肩凝りや頭痛へのアプローチを考えています。痛みや不調を仕方がないと思わずに、どうぞご相談ください。

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