突然の血便は病気のサイン?
医師に相談するタイミングと検査方法
新宿消化器内科クリニック
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2023/09/29


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おなかの張りや痛みがあったり、血便に気がついたりしても、「大腸の内視鏡検査は大変そう」「恥ずかしくて受診をためらってしまう」という人も少なくないのではないだろうか。しかし、病気の早期発見・治療には、内視鏡検査は欠かせないとか。近年は検査へのハードルをなるべく下げるために、クリニックではさまざまな工夫がなされているという。「男性はもちろん、女性の患者さんでも安心して検査を受けることができる体制を整えています」と話すのは、「新宿消化器内科クリニック」の岩崎貴昇医師。負担やストレスの少ない内視鏡検査について詳しく聞いた。
(取材日2023年4月6日)
目次
負担の少ない大腸内視鏡検査で、病気の早期発見をめざす
- Q便に血が混ざっているのは、病気の前兆なのでしょうか?
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A
▲患者一人ひとりに合った医療の提供をめざしている
体調は悪くなくても、便に血が混ざることがあります。血便を引き起こす疾患は多岐にわたり、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎やクローン病のような難病指定された炎症性腸疾患、憩室出血、痔などがあります。痔の場合でも大腸がんが発見されることなどもあるため、注意が必要です。早急に治療が必要な疾患もありますが、早期治療ができれば体への負担を軽減することも期待できます。何か体の異変に気がついたら、なるべく早めに一度、ご相談ください。
- Qクリニックに相談するタイミングについてお聞かせください。
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A
▲大腸がんや大腸ポリープの家族歴がある人にも検査を勧めている
一度でも血便がみられた方は、放置されることなく受診をご検討ください。特に体重減少がみられた方、大腸がんの家族歴がある方、40歳以上で大腸カメラを受けたことのない方は大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。
- Q痛みや負担の少ない内視鏡検査に取り組んでいるそうですね。
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A
▲患者の負担軽減のため、さまざまな工夫を凝らす
患者さんの負担が少なく、できる限り苦しくない検査を行うために、鎮静剤をご用意しています。半分眠ったような状態で検査を進めることができるため、痛みや恐怖心の軽減が期待できます。初めて内視鏡検査を受ける方はもちろん、過去の検査で抵抗感がある方などにお勧めしています。また、おなかの張りを軽減させるために、炭酸ガスを使用した検査も行っています。検査後も意識や足取りがしっかりするまではリクライニングのソファーがある個室でお休みすることができます。
- Q検査自体にハードルを感じている人も多いように感じています。
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A
▲個室の前処置室も完備。また、検査のデリケート面にも配慮
大腸カメラ検査は事前の食事制限や、下剤の内服が必要なために「大変な検査」だと思われ、敬遠されている方もいらっしゃるかと思います。前日の20時以降は絶食となりますが、それ以前には主にどういったものを召し上がるといいかについてわかりやすく説明しております。また下剤内服に関しては、味が合わなかった等のご経験がある方には他の薬剤をご提案することも可能です。お一人で下剤を内服することに不安を感じていらっしゃる方には、院内で下剤を内服していただくこともできます。検査後はリクライニングソファーでゆっくりお休みいただけます。
自由診療費用の目安
自由診療とは大腸内視鏡検査/1万8000円~