あざなどの肌の悩みを医師が診断
医療機関で受けるレーザー治療

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Qあざの種類や治療法について教えてください。

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あざには、青あざ、赤あざ、茶あざがあり、青あざで代表的なものが蒙古斑と太田母斑です。お尻や腰以外のものは異所性蒙古斑と呼び、太田母斑は思春期以降に顔の片側にできます。赤あざにはイチゴ状血管腫などがあります。茶あざにはカフェオレ斑などがあります。対処法としては手術療法やレーザー治療があり、当院ではそれぞれのあざに適したレーザーを備え、あざのケアに取り組んでいます。レーザー治療は内服薬のように毎日お薬を飲む手間もなく、1回もしくは複数回の治療で終わるのがメリット。ただし、あざの種類をしっかり見極め、症状に合った治療法を選択することが重要です。

Q痛みや施術後の腫れ、傷痕が残らないか心配です。

A

レーザーを照射する際の痛みは、例えると輪ゴムでパチンと弾く程度のもので、基本的には麻酔なしでも施術ができるくらいの痛みです。最初に試し打ちをして痛いかどうかを確認した上で、痛みに弱い人には局所に麻酔のテープを貼ったり、麻酔のクリームを塗ったりして前処置をしてから施術することも可能ですので、過度に不安を感じる必要はないでしょう。施術直後の赤みについては、レーザーを照射した部分は表面が軽いやけどのような状態になっているため、2週間ほどテープで保護していただくことになります。レーザー治療によって傷痕が残ることもほとんどありません。

Qあざ以外の肌トラブルにも、レーザーを活用しているそうですね。

A

当院ではほくろの除去にもレーザーを活用しています。ほくろの場合、一見普通のほくろのようでも、メラノーマのような皮膚がんの可能性もありますので、ほくろが気になっている場合は医療機関を受診して調べてもらいましょう。あとは、しみのケアにもレーザーを活用しています。しみは肌の内部で生成されたメラニン色素が沈着して発生します。老人性色素斑やそばかす（雀卵斑）、顔の左右対称にでき、ホルモンバランスの崩れと関係する肝斑（かんぱん）など、しみにもさまざまな種類がありますが、「しみ＝レーザー」と単純に結びつけず、まずはしみの種類を見極め、肌の状態に合った対処法を選択することが重要です。

検診・治療START！ステップで紹介します

1電話またはウェブで予約。来院後、問診票に記入

前日までにホームページから予約ページへとアクセスし、希望の施術を選んで、気になることやどんな悩みがあるかなどの質問に答えた後、予約を入れる。ここで入力した内容は初回来院時にはすでにスタッフ間で共有されているので、クリニックでの問診もスムーズだ。

2医師による診察とカウンセリング

来院後、まずは医師による診察とカウンセリングを実施。患部がレーザー治療に適した状態かを見極めていく。あざ、もしくはほくろのレーザー治療を行うことが決まれば、治療内容や副作用などあらためて詳細を聞き、同意書にサイン。同院では、最初に受診したその日に施術を開始。「最初のカウンセリングが重要ですから、安全性を重視し、わかりやすい説明を心がけています」と前出院長。

3レーザーによる治療開始

メイクをしている場合はパウダールームでメイクを落とし、素肌の状態にしてから施術室へ移動し、備えつけのベッドに横になる。強い光が当たるのでゴーグルは必ず装着する必要があるそう。施術時間はピンポイントのあざの場合は5〜10分と短め。1回の照射で済むこともあれば、数回行うこともある。

4施術後の肌の状態を確認

施術後は、医師が患者の希望の場所にレーザーを照射できているかを確認。その後、施術した部分がどう変化していくかの説明を受ける。2週間程度はダウンタイムとしてテープを貼って施術した部分を保護しなければならない。同院では、必須とはしていないが、術後は2週間後に再度、術後の経過観察のために受診することを推奨している。

5アフターカウンセリング

アフターカウンセリングとして、自宅でのケアについての説明を受ける。ダウンタイムの間も通常どおりの生活を送って基本的に問題ないが、日焼けには気をつける必要がある。紫外線を浴びてしまうと、メラミンの生成が活発になり、しみが発生するなど肌トラブルにつながるリスクがあるので、日焼け止めを塗るなど対策しよう。一通りの説明を受けたら、会計をして終了。