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慢性的な腰痛も
神経ブロック注射とリハビリテーションの併用

つねとう痛みのクリニック

(大阪市住吉区/長居駅)

最終更新日:2023/04/05

つねとう痛みのクリニック 慢性的な腰痛も 神経ブロック注射とリハビリテーションの併用 つねとう痛みのクリニック 慢性的な腰痛も 神経ブロック注射とリハビリテーションの併用
  • 保険診療

つらいつらい慢性的な腰の痛み。湿布を貼ったり、マッサージをしたりと頑張ってはきたものの、一向に改善しないという人も少なくないだろう。「つねとう痛みのクリニック」は、腰痛の原因や痛む箇所に打つ神経ブロック注射で痛みの抑制を図ってから、腰痛の根本的な解消をめざすリハビリテーションに注力。“痛みを取ったら終わり”という治療に疑問を持った恒遠剛示(つねとう・たかし)院長が、信頼する理学療法士とともに「痛みが再発しない体づくり」を理想に掲げて日々診療とリハビリテーションを提供している。「ペインクリニック」とはどのような痛みや症状が対象なのか、腰痛の種類、治療方法、同院のリハビリについて恒遠院長に話を聞いた。

(取材日2023年3月16日)

痛みを繰り返さないために神経ブロック注射とリハビリテーションを併用。ペインクリニックで行う腰痛治療

Q「ペインクリニック」は、どんな痛みが対象ですか?
A
つねとう痛みのクリニック 気軽に相談に来てほしいと話す院長

▲気軽に相談に来てほしいと話す院長

運動器を中心に、虚血性の痛みや帯状疱疹が原因の痛みなども対象となります。運動器は、肩・腰・股関節・膝・肘などの関節の急な痛みから慢性的な痛みまで、加えて腰がだるい・足がむくむ・肩がだるいなどの症状は将来的に痛みにつながる可能性もあるため、ぜひご相談いただきたいですね。また閉塞性動脈硬化症で血管が詰まり歩きにくさがある、膠原病で手指の血管が拘縮して動きにくいなど、虚血性の痛みも対象です。このほか過去に罹患した水ぼうそうのウイルスが原因となる帯状疱疹性の疼痛や神経痛も当院の領域。特に帯状疱疹後神経痛は、治療が遅れれば一生痛みと付き合っていかなければならない可能性もあるため、迅速な対応が必要です。

Qどのような症状で来院する人が多いのですか。
A
つねとう痛みのクリニック 神経ブロック注射など、患者に寄り添った治療を心がける

▲神経ブロック注射など、患者に寄り添った治療を心がける

潜んでいたウイルスが暴走し帯状に広がりながら神経を蝕む帯状疱疹は、ご高齢の方に多く、夏・冬の終わりなど季節の変わり目に症状が出て来院される方が増える病気。右か左どちらか一方に症状が出て、人によっては顔にも出ますので早めの受診が必要です。ご相談いただく症状で特に多いのは、やはり運動器の痛み。急に腕が上がらなくなったり可動域が狭まったりする四十肩・五十肩、上腕骨外側上顆炎といういわゆるテニス肘、変形性膝関節症や変形性股関節症、肩凝りからくる頭痛、ぎっくり腰や寝違えなど急性の症状が多いです。また「だるい」「重い」など痛みの前段階も含めた“慢性的な腰痛”もペインクリニックが得意とする領域です。

Q腰痛の原因となる病気にはどのようなものがありますか。
A
つねとう痛みのクリニック 患者との対話を大事にし、一人ひとりに寄り添う

▲患者との対話を大事にし、一人ひとりに寄り添う

腰椎の椎間関節が炎症を起こす等で起こる椎間関節性腰痛、ぎっくり腰へとつながる筋・筋膜性腰痛症、脊柱管が狭まることで神経が圧迫される腰部脊柱管狭窄症、そのものに痛みはないものの、慢性的な衝撃が新たな神経を生み出して痛みへとつながっていく椎間板性腰痛などがあります。また急性の椎間板ヘルニアは腰痛を発症することはまれですが、慢性的になると痛みが出てくることも。そして受診しても突き止められないことも少なくないのが骨盤の骨を形成する仙腸関節が原因の腰痛です。下肢の痛みを指す坐骨神経痛は、実はこの仙腸関節のせいであることが多いと考えていますね。当院では急性から慢性まで、幅広い腰痛のご相談をお受けできます。

Q具体的にはどのような治療を行いますか。
A
つねとう痛みのクリニック 「痛みの出にくい体づくり」のためのリハビリを提供

▲「痛みの出にくい体づくり」のためのリハビリを提供

主に神経ブロック注射、服薬、リハビリテーションです。神経ブロック注射は硬い筋肉をほぐして血流を促し、痛みを抑えるためのもの。腰痛の原因や痛む箇所に、エックス線もしくは超音波機器で確認しながら注射を打ちます。採血で使用するものより細い針と、痛み止め薬の併用もしますのでご安心ください。治療のゴールは患者さんと相談しながら決めますが「夜に痛みで目が覚めない」「日常生活を動きやすく」がポイントです。しかし1回の神経ブロック注射で痛みが取れたとしても、固まった筋肉はすぐに戻り、痛みが再発することも。そのため当院では神経ブロック注射と並行してのリハビリテーションで、筋肉をほぐし血流改善をめざします。

Qリハビリテーションを併用するメリットを教えてください。
A
つねとう痛みのクリニック 広々としたリハビリルーム。理学療法士も指導を行う

▲広々としたリハビリルーム。理学療法士も指導を行う

痛みがあると体が満足に動かせないため、まずは神経ブロック注射で症状の緩和を図ってから、リハビリテーションに取り組む下地をつくります。そして理学療法士の指導のもと、体の正しい動かし方やセルフストレッチを覚えていただくことで体そのものの機能改善をめざせる点が併用の利点です。頻繁な通院よりも、運動を毎日実践していただくことが重要。自己流の運動になっていないか、正しく体を使えているかを確認するために、月1回などできる範囲でお越しいただければ問題ありません。また通院終了後も「体がだるい」「歩く距離が短くなった」など違和感を覚えたら、痛みが出てからだと長引いてしまうため早めにご来院ください。

ドクターからのメッセージ

恒遠 剛示院長

諦めていた慢性的な腰痛でも、ペインクリニックで神経ブロック注射を打ち、リハビリテーションに取り組んで体を整えていくことで、ゼロにはならないまでも、大きく症状が改善が望め、動きやすさもめざせると考えています。「もう年だから」と諦めて普段の腰の痛みを放置したことで、ぎっくり腰へとつながってしまうこともあり、そうなれば日常生活がままならない、お若い方なら仕事を休まざるを得ないということにもなりかねません。ご自身の体のバランスや悪習癖を理解していただくだけで、日常生活での動き方や取り組み方が変わってくると思いますので、痛みに困っていらっしゃる方はぜひお気軽に受診いただき、何でもご相談ください。

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