津田 聡 院長の独自取材記事
ベルクリニック川崎院
(川崎市川崎区/川崎駅)
最終更新日:2025/06/23

川崎駅・京急川崎駅から徒歩1分の所に、皮膚科と美容皮膚科を専門とする「ベルクリニック川崎院」を2023年に開業した津田聡院長。大学病院などで臨床経験を積む中で、より身近な距離感で診療を行いたいという思いが芽生え、患者の生活の質の向上に直結する点に魅力を感じた皮膚科・美容皮膚科として開業を決意したという。ニキビやアレルギーによる皮膚疾患などの保険診療はもちろん、医療脱毛をはじめとする自由診療のメニューも充実させ、幅広い肌の悩みに対応している。患者に寄り添った診療をモットーとする爽やかな津田院長に、同院の診療の特徴や、診療にかける思いを聞いた。
(取材日2024年12月20日)
肌のかかりつけ医として、保険診療、自由診療に対応
こちらは、皮膚科と美容皮膚科の診療を行っているのですね。

そうです。患者さんのさまざまなお肌の悩みを解決するために、保険診療だけでなく、自由診療での治療を含めてさまざまな選択肢をご提案しています。ベルというのは、フランス語で美を意味する単語で、皆さん一人ひとりがめざす美にお力添えできればという思いで名づけました。具体的には、ニキビなどの悩みからしみ・しわ・医療脱毛などまで幅広く対応し、医師の管理のもとで行っています。また、副院長は女性で、麻酔科の経験がある医師ですので、なるべく痛みの少ない治療のご提案も可能です。
クリニックとしてどのような特徴がありますか?
患者さんが周りを気にせず過ごせるように、診療室を完全個室とし、待合スペースやパウダールームには間仕切りを設けました。お肌の悩みに関してナイーブになっている方や、コンプレックスのある方もいらっしゃると考え、なるべく人目を気にせず、リラックスして過ごしていただけるような造りにしています。また、当院では、看護師が無料カウンセリングを行っていますので、安心してご相談いただけるかと思います。
どのような患者さんが来られていますか?

幅広い世代でさまざまな悩みがある患者さんに来ていただいていますが、その中でも30〜40代の女性が特に多いように感じます。若い方だとニキビや生まれ持ったあざの治療に来られる方や、30〜40代以降の方だと、しみやしわのお悩みがある方、医療脱毛を希望される方も多く来ていただいています。働いている方や学生さんなども多いので、どんな方でも来ていただけるよう土日も診療していますし、診療日は夜7時まで対応しています。美容皮膚科に興味はあったけれど、ハードルが高く感じて受診に踏み出せなかったと言う方にも多く来ていただいています。保険診療を提供している当院は相談しやすく、美容皮膚科も身近に感じていただけているのだと思います。
無理なく続けられる満足度の高い治療提供を心がける
どうして川崎で開業されたのですか?

私が開業前に働いていた病院が近くにあり縁があったことと、立地の良さからです。川崎駅は利用者数が非常に多い駅ですが、皮膚科や美容皮膚科を専門とするクリニックは意外と少なく、美容皮膚科の受診経験がない方も多い地域ということもありました。開業してみて、患者さんも気さくな方が多いですし、親しみやすい良い所だなと思っています。また、当院では地域にかかわっていきたいという思いから、川崎のバスケットボールチームの応援もしています。
開業して、感じたことなどがあれば教えてください。
勤務医時代は、その施設のガイドラインやマニュアルに沿った医療を中心に行うので、自分が良いと思う医療が行えないこともありましたが、今は制約なくできているところに一番のやりがいを感じています。また、皮膚の治療においては保険診療、自由診療と便宜上分かれていますが、患者さんの立場からすると、あまりそういったすみ分けは関係ないのではないかと思います。保険診療の延長で自由診療をご提案することも、その逆もありますし、さまざまな選択肢のある、包括的な治療を患者さんに提供していきたいと思っています。
院長の診療方針について聞かせてください。

お肌の悩みは一人ひとり違うので、その悩みにしっかり耳を傾けることや、より満足度の高い治療を提供することを心がけています。満足度という点で、私はコストパフォーマンスも大切だと考えています。皮膚の治療は一度で終わることは少なく、患者さんが無理なく治療を続けられることが結果にもつながるので、無理のない範囲での通院頻度を提案したり、無理なく支払いができる治療を勧めたりするようにしています。例えばニキビ治療で、多忙で月1回の来院しかできないという方にはご自宅でもできるケアや内服薬をご紹介しますし、毎週通えるからベストな治療がしたいという方には違った治療をお勧めするなど、その方に合った治療方法をご提案して、患者さんに満足していただければと考えています。
スタッフとともに心がけていることなどがありますか?
自分の家族や友人にも自信を持って勧められるような、信頼性の高い治療や接遇が大切だと考えており、患者さんの気持ちを第一に考えたホスピタリティーにあふれた対応を全員で心がけています。また、新しい医療機器や治療を導入することも多いので、院内で勉強会も行っています。普段からお肌や美容に関する情報共有を互いにし合っていることもあり、スタッフ同士の距離も近くアットホームな雰囲気だと思います。
相談しやすく美容皮膚科も身近に感じられる存在に
院長が医師をめざしたきっかけを教えてください。

父が医師だったこともあり、子どもの頃から医学に興味がありました。学問としての好奇心と、人助けができるところに職業としての尊さを感じて、いつからか医師をめざすようになりました。大学卒業後、皮膚科と形成外科、産婦人科のどこに進むか悩み、結局、産婦人科を選び都内の大学病院や川崎にある総合病院で働いていました。臨床経験を積む中で次第に、より身近な距離感で患者さんと接することができるクリニックでの診療が自分の理想とする医療だと感じ、開業を考え始めました。特に、お肌のトラブルやコンプレックスへ対応することで、患者さんの豊かな生活を実現することができると考え、そこに魅力を感じたのです。そこで、皮膚科や美容皮膚科についていくつかの病院で勉強させてもらい、開業に向けて必要なスキルを学びました。
専門家の立場から気になることがありますか?
適切なスキンケアをご存知ない方が意外と多いと感じます。お肌の症状に適していない治療を長い年月、費用もかけて受けてこられた方や、脂性肌だからとあまり保湿をされてないなど逆効果なスキンケアをされている場合も少なくないのです。また、ニキビに悩まれている方はとても多いのですが、最近、ニキビの根本原因となる毛穴や肌質を整えるために脱毛が有用であることが注目されており、肌のトラブルの予防として医療脱毛を受けたいという方も目立ちます。脱毛を手がけるクリニックも増えているので、薬事承認を得た医療機器を使っているかどうか、費用対効果はどうかなど、信頼性の高い医療脱毛を受けるためのクリニックの選び方も知っていただきたいですね。
今後に向けての展望を聞かせてください。

まずは、お肌のことで悩みを抱えている時に気軽に相談していただけるようなクリニックをめざしたいですね。そして地域の皆さんに愛されるクリニックになっていけるよう、スタッフ一同頑張っていきたいと思います。また、開業してから、患者さんの要望や悩みをお聞きして、こんな治療が求められているとか、こんな医療機器も必要だと感じることも多く、この2年間で新しい治療や医療機器を積極的に導入してきました。これからも皆さんの声を聞きながら、求められる治療を提供し続けていきたいと思っています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
鏡をのぞいた時やご友人と会う時など、お肌や皮膚のことで気になる箇所はどなたにも何かしらあると思います。どんな些細な悩みでもお力になれたらと思いますので、ぜひ気軽にご相談ください。保険診療か自由診療かということに関係なく、「肌の悩みに関してはとりあえずベルクリニックに相談してみよう」と考えていただけるような、そんなクリニックをめざしたいと思っています。常に先進の医療をめざし、新しい技術も取り入れながら、適切な治療をご提案したい、信頼していただけるクリニックとなりたいと考えています。ぜひ身近に感じていただいて、気軽にご相談いただけたらと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは医療脱毛/女性・全身(顔・VIO除く)1回7万2000円 5回セット28万8000円、しみのレーザー治療/5000円~、しわのケア/1万8000円~