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河井 誠 理事長の独自取材記事

あかだクリニック

(大田区/蒲田駅)

最終更新日:2021/03/08

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蒲田エリアで在宅医療中心のクリニックを運営する実績を生かし「あかだクリニック」の運営を継承した河井誠理事長。もともと呼吸器内科の出身だが、幅広い患者を診ることのできる総合的な内科医をめざして、在宅医療の研鑽をも積んできたという。「あかだクリニック」では、内科と呼吸器内科の診療を行う一方、専門分野の異なる医師やスタッフをまとめ、地域に貢献するクリニック運営をめざす。「患者や家族との信頼関係の中で最後まで診てこそ、本来のかかりつけ医の役目が果たせる」と語る真摯な診療姿勢も印象的だ。そこで、「呼吸器内科と脳神経外科、在宅医療との連携という特徴を生かしていきたい」という河井理事長に、クリニックの特徴や診療にかける思いを聞いた。
(取材日2021年2月18日)

呼吸器内科と脳神経外科に関する専門的な診療を提供

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

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前身は、もともと脳神経外科を中心に、頭痛や脳疾患、認知症の方などを診療していたクリニックでしたが、先代院長が急逝され、外来診療をお手伝いすることになり、2020年12月に運営を継承しました。今は、呼吸器内科や脳神経外科などを専門とする医師が在籍し、それぞれの専門性を生かす形で診療を行っています。また院内にCTがあり、脳神経外科はもちろん、呼吸器内科でもCT検査ができるのが特徴です。エックス線でははっきりしない影なども明確にわかるので、検診で要検査と言われた方の精密検査も行っています。先代院長時代のスタッフも残ってくれており、引き続き来られている患者さんもいらっしゃいます。

先生の担当の呼吸器内科ではどのような診療を行うのですか?

病気としては、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、咳喘息、アレルギー性疾患、肺炎、間質性肺炎、気胸、肺がんなどがあげられます。受診していただきたい症状としては、咳や痰、血痰、息切れ、呼吸困難など。特に長引く咳は、喘息やCOPDのこともありますし、逆流性食道炎が原因のこともありますので、2〜3週間咳が続いたら受診していただきたいですね。またタバコを吸われる方で、咳や痰がひどくなったという方はCOPDが疑われます。高齢の方に多い誤嚥性肺炎の治療や予防についてもご相談いただきたいですね。

では、脳神経外科にはどのような特徴がありますか?

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脳神経外科を専門とする医師が、片頭痛や筋緊張性頭痛、群発頭痛といったさまざまな頭痛、頭部打撲、物忘れがひどくなり認知症が心配な方、脳卒中が心配な方などの診療を行っています。脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などの治療後の方のサポートも行っています。大きな病院の脳神経外科に比べて、気軽に受診できるのが特徴ですから、頭痛や物忘れが心配な方はもちろん、頭を打った、手足の麻痺やしびれ、めまい、歩行障害などが気になる方も、遠慮なく来ていただけるのがメリットだと思います。また女性に多い片頭痛も、医療の進歩により今はある程度コントロールできるようになっています。頭痛に悩まれているなら、専門家による治療を受ける価値はあると思います。

誤嚥性肺炎や認知症に詳しく、在宅医療への橋渡しも

こちらは、高齢の患者さんも多いと聞きました。

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そうです。物忘れや認知症の専門家である脳神経外科医が在籍していますし、私も在宅医療で高齢の方を多く診てきましたので経験は豊富です。誤嚥性肺炎など高齢の方は呼吸器内科の病気も多いですから、安心してかかっていただけると思います。また高齢になると、誰でも多かれ少なかれ認知症を発症することが多いので、特に認知症の専門家というのではなく、かかりつけ医として、患者さんの介護や生活スタイルを全般的に把握していくことが重要なのではないかと思うんですよ。ADL(日常生活動作)が低下したら介護保険を導入したり、誤嚥性肺炎の治療や予防をしたり、施設へ入所するための書類を書いたり、ご家族に生活上のアドバイスをしたり、そういう対応も大事かなと思っています。

先生の診療方針について聞かせてください。

医療機関を受診するというのは、誰でも不安やためらいがあったり、壁があったりしますよね。そんな方が思い切って受診されて、解決してよかった、来てよかった、安心したと思っていただけるクリニックや診療でありたいと考えています。長い付き合いになった患者さんが亡くなられた時に、ご家族があいさつに来てくださるなど、患者さんやご家族と良い人間関係が築けたなと感じられた時は、よかったなと思いますね。また医師だけではなく、例えば受付が感じ良く迎えてくれたり、看護師が丁寧に話を聞いてくれたりすると、同じ対応でも患者さんの安心や満足度につながります。全員の対応で医療の質が決まると考え、スタッフにも全員がチームだと伝えています。

呼吸器内科や在宅医療の経験から、気になることなどはありますか?

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新型コロナウイルス感染症の流行で受診控えが話題になりますが、気になる症状がある際は、やはりクリニックを受診することは必要だと思います。肺炎球菌ワクチンなど予防接種も積極的に受けてほしいですね。また現在の医療の中では、最後は施設や病院になることが多く、かかりつけ医の手を離れることが多いのが現状です。ご自宅で看取ることも含めて最後までお付き合いするのがかかりつけ医だと思うので、当院が在宅医療の窓口となることによって、かかりつけ医という機能が果たせるのではないかと思います。例えば、高齢になると誤嚥性肺炎のリスクは高まり、誤嚥性肺炎で亡くなられる方も少なくありません。しかし、かかりつけ医が、患者さんの生活や動きの中からリスクを見出して、食事の取り方や介助の方法などをアドバイスしていくと、適切な予防につながると思います。

長いスパンでかかりつけ医としての機能も果たす

ところで、先生のプロフィールを教えてください。

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千葉大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院の呼吸器内科に入局して、同病院や関連病院で研鑽を積みました。専門は呼吸器内科ですが、幅広く患者さんを診ることのできる内科医をめざしていたので、在宅医療に取り組みました。在宅医療では認知症や脳梗塞など幅広い疾患のある患者さんの全身管理をすることになりますからね。また、この近くで、在宅医療を中心とする「かわいクリニック」を開業し、当院と連携しています。この辺りは昔からお住まいの人も多く、下町っぽさもあって住みやすいところだと思います。私は広島出身ですが、こちらのほうが便利だし、食べ物もおいしいし気に入っているんですよ。ただ野球は地元のチームを応援していて、そこは譲れないのですが(笑)。

これからの展望について聞かせてください。

先代院長時代の多くの患者さんも、続けて来てくださっていますので、先代が築かれた良いものを守りつつ、頭痛や認知症などを診る脳神経外科と、喘息やCOPDなども診る呼吸器内科を2つの主軸にして、私たちなりのカラーや、新しい風も入れていけたらと思っています。また、在宅医療の経験を生かし、外来の患者さんが通院ができなくなったら在宅医療につなぐ橋渡しを行っていきたいと考えています。通院が難しくなってきた患者さんは在宅医療に引き継ぎ、回復されたら、またこちらのクリニックに通院していただくというような、在宅医療と外来診療をミックスできる環境をつくることで、患者さんやご家族の安心材料になればいいなと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、一般内科に加え、呼吸器内科と、脳神経外科、そして、高齢の方などを対象に在宅医療とも連携した診療を特徴とするクリニックです。風邪や生活習慣病から、喘息やアレルギー、頭痛、物忘れや認知症など、多様な診療に対応しています。長く続く咳や痰、息切れ、喫煙が長くCOPDが疑われる方、慢性頭痛に悩まれている方、花粉症やアレルギー性鼻炎などもご相談ください。また、喘息やCOPDなど持病がある方は、新型コロナウイルス感染症にかかると重症化しやすいので、ぜひ呼吸器内科を受診してコントロールするようにしてください。脳神経外科では、物忘れの外来も設けていますので、認知症が気になる方や、ご家族の様子が気になる場合も気軽に受診していただければと思います。CT検査も院内でできますし、さまざまな症状や不安に対応することができますので、何か心配なことがあれば、まず、相談という形で来てください。

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