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岩泉 清久 院長の独自取材記事

いずみ医院

(横浜市港南区/上永谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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大学病院や基幹病院での消化器外科、腎臓内科診療を経て、父から「いずみ医院」を継承した岩泉清久院長。「人工透析を数多く手がけてきたからこそ、透析にならないような治療や生活指導を大切にしたいのです」と語り、食事療法や運動療法を取り入れた生活習慣病予防や改善に力を入れる。そして、医療を提供するだけでなく、街の開業医として、健康に関する相談が気軽にできるところ、体だけでなく心も元気になれる空間をめざしたいという。腎臓疾患は糖尿病とも関わりが深く、透析患者や腎臓病患者は増加傾向にあるが、腎臓を専門とする開業医は少ないという。適切な腎臓診療を提供して地域貢献したいと熱く語る岩泉院長。真摯な診療姿勢と、患者に寄り添う優しさを大切にしているという岩泉院長に話を聞いた。
(取材日2016年3月9日)

健康維持に積極的な、人気の医院を継承した2代目院長

まず医師を志されたきっかけや、院長になるまでの経緯を教えてください。

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父が皮膚科・形成外科の医師で、約20年前に当院を開院しました。私自身はただ単に父が医師だからというより、人の役に立つ仕事をしたいと考えて、やはり医師になろうとたどりついた感じです。大学卒業後は消化器外科を経て腎臓内科に進み、大学病院や民間病院で診療に携わっていました。ゆくゆくはこの医院を継ぐつもりで内科診療を手伝ってきましたし、また、透析など高度医療を手がける中で、もっと患者さん自身と身近なところで接したいなという思いが強くなり、開業を決意しました。もともと勤務医時代も、元気になられた患者さんと外来でお話しするのが、いちばん好きな時間だったので、私には開業医が向いていると思っています。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

診療科目は内科全般と、私の専門である腎臓内科、前院長の父の専門である皮膚科と形成外科です。生活習慣病や高齢の患者さんで複数の服薬が必要な方が多いので、適切な食事療法と理学療法士による運動療法を取り入れ、服薬を減らし、必要最低限の薬物治療で最大限の効果を出せるよう診療に取り組んでいます。

多くの患者さんが来られるクリニックとお聞きしました。

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おかげさまで、お子さんから高齢の方まで、幅広い年齢の患者さんに来ていただいています。来院される患者さんの症状も多様です。家族ぐるみで来ていただいたり、小さい子どもさんが成長する姿を見守ることができるのも開業医のやりがいだと感じますね。上永谷は住宅地で、東京や横浜で働いている方が帰ってこられるところという印象があります。ですから、病気の治療だけでなく、疲れている方が安らげるような、精神面のサポートもしていくことが開業医の役目だと考えて、院内もリラックスできる空間づくりを心がけています。

専門は腎臓内科。透析に至らない診療に力を入れる

院長としての思いをお聞かせください。

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病院、開業医には、それぞれの役割がありますから、かかりつけ医として地域の皆さんの健康を見守る役割をしっかり果たしていきたいですね。これから、おそらく想定外のことも起こると思いますが、勤務医時代もやっているうちにそれなりに形になってきたので、あまり心配せずに対応していこうと思っています。父も診療を続けているので安心ですし、また、チェックも厳しいと思いますが(笑)、専門が違いますので、お互いに必要なことを補っていければいいと思っています。父から学んだことは、専門外でも患者さんを断らず、きちんと対応するところと、医学を学び続ける姿勢ですね。私も医学の勉強を続け、その時点でいちばん最適な医療は提案できる知識はもっておきたい。身の丈に合った医療という言葉がありますが、目標は高く掲げ、身の丈は常に高めて、それに自分を合わせていきたいと考えています。

先生の診療方針や、医師として大切にされていることを教えてください。

医師に対して患者さんは遠慮されるので、ざっくばらんに何でも話していただける関係づくりを大切にしています。スタッフにも、血の通った対応をしてほしいということを伝えています。また急を要する患者さんも来られますから、適切に対応する目をもってほしいと伝えています。勤務医時代、いちばん嬉しいと思ったことは、救急外来に来られた重症の腎臓疾患の患者さんが退院され、外来でお話できるようになったこと。「先生の顔をみると元気が出る」と言われると、医師としてはやりがいを感じます。食事療法と運動療法を取り入れ、必要最小限の薬で、元気に長い時間を過ごしていただき、健康維持のお手伝いをするのが私の医師としての役割だと考えています。

専門である腎臓内科についてもお聞かせください。

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透析を行う医師として在宅でできる腹膜透析を多く手がけてきました。将来的には当院で行うことも考えていますが、やはり透析は患者さんへの負担の大きい治療ですから、なるべく透析をしないで天寿をまっとうされるように、早期から適切な治療を行い、病気をコントロールしていくことが大切だと思っています。食事療法や運動療法に力を入れているのもその一環です。また勤務医時代、それほど重くない腎臓疾患の患者さんが紹介されてくることをよく経験しました。腎臓疾患に詳しい開業医が少ないため、クリニックで充分コントロールできる方が遠方の病院に通院されているケースも少なくないのです。ですから、適切な治療や生活指導を行い、腎臓疾患をコントロールし、腎不全を予防することが、ここで私の専門性を生かす道だと考えています。食事療法もあきらめるのではなく、楽しみながら取り組めるように工夫していきたいですね。

健康寿命を延ばすために、生活習慣病予防にも取り組む

ところで、お忙しい毎日だと思いますが、先生のプライベートについてお聞かせください。

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趣味は野球観戦です。子どもの頃から野球が大好きで、今は、妻も一緒に横浜球場に応援に行っています。時間ができればスキーに行ったりすることもあります。独身時代は、忙しい中でつい手軽に食べられるお菓子をよく食べていましたが、今は、妻が食事をコントロールしてくれているので、ずいぶん健康的になりました。野球の応援に行って、ストレスを発散するのが自分にとってとてもいい健康法になっている気がします。

これから取り組みたい分野や、展望をお聞かせください。

腎臓に限らず、生活習慣病の予備軍の方々に対して、大きい病気になる前にそれを阻止するような予防や早期治療が、今後のビジョンとして大切になってくると考えています。当院では人間ドックや各種の検査も行っていますし、病気のときだけでなく、病気にならないため、健康を維持するため、食生活や生活習慣について気軽に相談に来ていただけるような存在になりたいと考えています。また体によいと思って摂取するサプリメントが悪影響を与えたり、慢性的な病気でずっと飲んでいる薬が合わなくなることもあるので、そんなアドバイスもしていきたいと考えています。健康意識を高めるために、市民講座などもぜひ手がけたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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20年後、30年後も元気な体を保つために、今、できることに取り組んでいただきたいですね。若い人の体づくりはやせてキレイに見せたり、きれいな筋肉を作ることかもしれませんが、大人になってからの体づくりは、必要最低限の薬で、できるだけ健康に長生きできる健康寿命を延ばすことをめざすものです。なるべくなら、食べるものや飲むものの制限がないほうが楽しいですし、お酒も上手に付き合っていけば、ずっと楽しむことができます。ぜひ健康についての正しい知識を持ち、充実した毎日を送ってください。当院は、運動療法も取り入れており、通われている患者さん同士が顔見知りになって、コミュニティの場にもなっています。病気になったときだけでなく、心も体も元気に、充実した人生を送るために、うまく活用していただきたいと願っています。

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