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河原 芳和 副院長の独自取材記事

河原整形外科

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR根岸線・金沢シーサイドライン新杉田駅から目先の商業ビルの1階にある「河原整形外科」。1981年に杉田に開業して以来、地域に根差した診療を行っており、2004年には現在の場所へ移転。「父の築いた地域医療を発展させたい」と2010年に、2代目である河原芳和先生が副院長に就任した。日本整形外科学会認定整形外科専門医としての専門性と、身近なかかりつけ医との融合をめざし、理学療法士による運動器リハビリテーションなど新しい治療も積極的に導入。さらに2017年には一部をリニューアルし、リハビリテーション室が広くなって快適に治療ができるようになった。河原副院長のモットーは、患者の話をよく聞くこと。常に耳を傾け、患者の立場に立った診療を心がけている河原副院長に話を聞いた。
(取材日2017年11月17日)

院内リニューアルでリハビリテーション室がより快適に

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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実は子どもの頃から恐竜が好きだったので、化石の発掘などを行う学者になりたいという夢を持っていました。実際、進路に迷った時期もありましたが、それでも医療の道へ進んだのは、やはり医師である父親の影響が大きいですね。幼い頃から診療をする父親の背中を見て育ってきたので、ずっと大きな目標というか、憧れでした。「医師になれ」と言われたことは一度もなかったですけどね(笑)。それと、うちの実家は代々の農家で大家族でしたので、子どもの頃から農業をしている祖父母を見て育ちました。きつい仕事をして痛む身体をいたわってあげたいと思っていましたので、身体機能を診る整形外科には自然と興味が湧きました。

先生がこちらの医院に来られたのはいつですか?

大学を卒業後、横浜市立大学付属病院の整形外科に入局し、横浜南共済病院など神奈川県内のさまざまな病院で、主に外傷や関節外科を専門として研鑽を積みました。契機は、2004年に新杉田駅前の再開発で、現在の場所に移転したことがきっかけです。近隣に整形外科クリニックや接骨院も増えていましたし、父親もだんだん高齢になってきたので、そろそろ親孝行をしようと決めて、2010年に当院に入職しました。当院に来て、まず初めに理学療法士による運動器リハビリテーションを導入し、機能改善のための訓練や、他院での術後の患者さんの後療法など、より多様な治療が行えるようになりました。また、より円滑な診療を行えるように電子カルテなどのITも積極的に導入しました。今では、先代の頃の患者さんに加えて、企業に勤めている方や子どもさんなど新しい患者さんも大勢来ていただいております。

院内設備をリニューアルされたと聞きしました。

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当院に隣接するスペースを借りられることになったので、2017年8月に院内の一部をリニューアルしました。広くなった敷地の半分でリハビリテーション室を拡張しました。運動器リハビリテーションのためのスペースや新しい機器の導入などで、リハビリ室が手狭になってしまい、混み合うことが多くなっていたので、混雑を解消し、より充実した治療が行えるようになるのではと思っています。また、拡張したスペースの残りでスタッフの休憩室を新設しました。今までは更衣室しかなかったのですが、常勤スタッフが増えたこともあり、お昼休みにリラックスできる休憩室を作ることは悲願でした(笑)。クリニックは人と人、つまりスタッフと患者さんとのコミュニケーションの場でもあるので、これからもスタッフが元気で生き生きと働ける職場をめざしていきたいですね。

常に患者の話に耳を傾け、信頼関係を築く

診療の際に心がけていることはありますか?

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当院のホームページにも「なんでも気軽に相談できる整形外科です」と書いてあるのですが、患者さんの話をよく聞くことを常に心がけていますね。話を聞いて、患者さんが何を望んでいるのかを理解して、それに対して明確な答えを導いてあげることが医療の本質だと思っています。患者さんの訴えは整形外科の疾患に限らず、いろんな身体の悩みや、家庭や仕事のこと、人間関係などなんでも聞くようにしています。何回かお会いしていくうちに、治療のヒントに辿り着くこともしばしばあります。痛みの原因は疾患や身体の不調だけではなく、その人の生活習慣や精神の健康状態であったりすることもありますので、適切な治療、的確な診断のためにも、気になることがあれば、すぐ医師に相談するようにしていただきたいです。

整形外科では患者さんのモチベーションを上げることも重要ですよね。

例えば、明らかにずれている骨折では手術することで治るので非常に明確ですし、患者さんも治療のことを理解しやすいですよね。それに比べて、多くの整形外科の疾患は治療に時間のかかるものが多く、患者さんのモチベーション維持が難しいんです。特に注意している点としては、治療の選択肢を広げることでしょうか。「薬を飲みますか?」「リハビリテーションをやってみますか?」「注射を打ちますか?」など複数の提案をして、患者さんのニーズに合った治療を選択していただいています。リハビリテーションにしても、器械を使用した物理療法や、理学療法士による機能訓練といった、いろいろな形が可能です。一つの治療で充分な効果が得られなければ、別の方法を提示する、というように治療を継続していける環境を心がけています。

患者さんの予防に対する意識の変化は感じますか?

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そこも整形外科の大きな課題だと思っています。人は歳をとれば、関節の摩耗や神経の劣化で痛みがでやすくなっていきます。今は高齢者が増えておりますので、身体に痛みが生じて来院され、治療して痛みが軽減しても、しばらくしてまた痛みがぶり返すという悪循環に陥っている方も少なくありません。痛みが治った際には、今後の予防策として「こういうことをやっていきましょう」というお話はしていますが、正直なかなか難しい状況です。今後は予防のためのリハビリテーションなども考えていきたいです。また、高齢者では骨粗しょう症による骨折も増えていきます。実は横浜市は主要都市の中でも骨粗しょう症の治療率がかなり低いんです。早期に診断して治療を開始すれば、将来の骨折の予防につながりますので、骨粗しょう症の治療にも力を入れていきたいですね。

ニーズに応え、現在訪問リハビリテーションも申請中

ところで休日はどのように過ごされているのですか?

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最近はDIYに凝っています。僕はもともと手先を動かす作業が得意だったので、子どもの頃は図工が大好きだったんですよ。ただ、DIYはあまりしたことがなかったのですが、たまたま院内の受付に棚が必要になり、既製品ではピッタリくるものがなかったので、それなら自分で作っちゃおうと始めたのがきっかけです。思ったよりもうまくできたので、以来、すっかりはまって、今では毎週ホームセンター通いをしています。現在は自宅で使用する本棚を作成中です。

今後の展望を聞かせてください。

実は今、介護にも力を入れたいと考えていまして、訪問リハビリテーションの申請をしているところです。患者さんの中にはご高齢者も多く、だんだん外出するのが難しくなっていく方もいます。そうなると家に閉じこもりがちになり、ますます筋力が低下してしまいます。そのような方たちが、身体機能を維持して少しでも元気で過ごせるように、こちらから訪問して運動器リハビリテーションを行えればと思っています。高齢化社会において、健康寿命をいかに伸ばせるか、そのようなニーズにも応えられる診療を提供していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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病気やケガは治療も必要ですが、そうならないように自分自身でできることを行うことも大切です。特に運動不足は身体機能が落ちて病気やケガの原因になってしまうので、日々体を動かすことを心がけてほしいですね。当院は地域に密着したかかりつけの整形外科として、病気やケガを治すことだけでなく、身体機能の予防や生活の質の向上など、健康の窓口として積極的に活用していただきたいと思います。また、当院では治療が困難で、より高次の治療が必要な方には、さまざまな専門の病院へスムーズに紹介できるように、病診連携も積極的に行っております。ほんの些細なことでも、身体の不調に関することはなんでも気軽にご相談ください。

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