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伴 孝介 先生の独自取材記事

伴整形外科

(横浜市磯子区/磯子駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR根岸線磯子駅から徒歩2分の駅近くに、2階建ての医院を構える「伴整形外科」は1991年開業。今年26周年を迎えた長年地元の患者に親しまれているクリニックだ。昔ながらのたたずまいとは裏腹に、広い院内には全身骨密度測定装置やリハビリテーション用のウォーターベッド型マッサージ器など新しい機器を備え、常に大勢のスタッフたちの活気が満ちあふれている。そして2年前から伴孝(ばん・たかし)院長から同院を任されているのが息子の伴孝介(ばん・こうすけ)先生だ。穏やかな語り口と小さな子どもを持つ父親としての経験を生かし、若い世代から高齢者までの相談に乗りたいと医院を引き継ぐ決意を語る。患者にさらに親しまれる医院にしたいと話す孝介先生に、診療に対する思いを聞いた。
(取材日2017年12月11日)

父が開いた歴史ある医院を引き継ぐ

2年前から診療を担当されていると伺いました。

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現在は月・水・金の午後を院長が診察し、土曜は交代で、その他は僕が診療を担当しています。2015年の1月までは卒業した聖マリアンナ医科大学病院に在籍していましたが、今までお世話になっていた先生が退職されたことを機に、また早く一緒に働きたいという父の希望もあり、こちらに移りました。もうすぐ37歳なので開業医としては若いのですが、父が開業した当初から長く働いてくれている看護師も多く、妹が事務をしているので心強く思っています。

先生が診療に加わってから、患者層に変化はありましたか?

基本的にはそれほど変わりなく、今までずっと来られていた方がメインで来院されています。海側の工場が近いので、そこでケガをされてくる患者さんも多いです。開業した当初は、若い層が少ない地域でしたが、最近は近隣に新しいマンションが建ったためか、若い世代が少し増えた印象があります。「以前母もここに通っていたんですよ」と言ってくださる方もいるし、高齢の方ではデイサービスなどで友だちから話を聞いて来てくださったという方もいます。口伝えで少しずつ輪が広がっていくのはうれしいですね。患者さん同士、待合室でも仲良くお話しされている姿もよく見られます。

先生の専門分野をお聞かせください。

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大学では人工関節の手術など股関節を専門にしていました。膝と比べて股関節の患者さんはそんなに多くありませんので、僕が入ったことによって股関節の患者が増えたということはないのですが、股関節で悩んでいる方や手術後に不具合を感じている方がいらしたら、しっかりとご説明できる自信がありますのでご相談ください。磯子区は整形外科の連携がよく取れていて、手術などが必要なときは、磯子中央病院の先生たちが快く引き受けてくださいます。またほかにも、重篤なリウマチの方には内科の専門の医師を紹介できるなど、横のつながりがしっかりしていて頼もしい環境です。

患者とともに体を動かし、患者に伝わる診察を心がける

どのような症状で来られる方が多いのでしょうか。

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やはり膝や手、腰の痛みで来られる方が多いです。腰痛の解消にはいっぱい歩くほうがよいと言う方がいますが、歩けば歩くほど軟骨はすり減っていくので、僕はあまり推奨しません。ただ筋肉は使ってあげなくてはいけないので、よく勧めているのは水中ウォーキングです。浮力がかかって膝の軟骨に負担が少なく、かつ水圧がかかるため筋力が付きます。当院では近くにあるスポーツクラブに通っている方が多く、水中ウォーキングをした帰りに来院してリハビリテーションを受ける方がたくさんいます。

リハビリテーションはどのように行っていますか?

当院では温める、電気を使うなどの物理療法を中心に行っています。そのため治療を行う都度、患者さんに痛みが強くなっていないか、少しでも楽になっているかなどを聞かせていただいて、僕が治療の方針を決めていきます。運動や体操といった家でやっていただくことは、できるだけ僕自身が体を使って表現するようにしています。インストラクターではありませんが、僕が診察台に寝転がって足の上げ方や動かし方をお見せします。口で聞くだけや、紙で説明するだけではわかりづらいと思いますし、あとで確認すると違うことをやっている方もいらっしゃいますので、わからない方にはその都度、動きを見せたり実際にやっていただいたりしています。肩凝りや腰痛など、筋肉の緊張によって痛みが出てしまう方には、水圧でマッサージを行うウォーターベッドを利用することもあります。血行を促して、緊張がほぐれますよ。

膝痛の原因となる軟骨のすり減りはどうしたら防げるのでしょうか。

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軟骨のすり減りを防ぐには、やはり体重を増やさないことと、筋力をしっかり保つこと、冷やさないことが大切です。軟骨に非常に負担をかける正座やしゃがむ動作は控えたほうがよいでしょう。階段の上りや下り坂でも体重がかかって痛めてしまうので、手すりを使ったり歩幅を小さく歩いたりするようアドバイスしています。近隣の汐見台などでは特に坂が多く、膝を痛める方も多いですね。普段から生活の負担になっているとのことなので、つえや手すりの活用をお勧めしています。

整形外科の枠を超えて相談される医師でありたい

診療で心がけていることはどんなことですか?

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できるだけ患者さんに親身になることです。痛みは本人にしかわからないものですが、つらいという気持ちに共感して、少しでも改善するように相談に乗っていきたい。僕が薬を出しても、その人に受け入れられていなければ、飲まれないままのこともあります。しっかりと相手の気持ちになり、こうしたほうがいいと思う自分の意見も説明しつつ、薬の選択肢を増やしたり、まずはリハビリテーションをして良くならなかったら薬を使ったりと、治療法をいくつか提示し、患者さんに選んでもらいます。やはり納得していただかないと治療はうまくいきませんし、一緒に治していきたいと思っているので、例えば体重コントロールなどは「僕も気を付けるから一緒に頑張りましょう」などと励まして、患者さんのモチベーションを上げるように努めています。

今後力を入れていきたいことは?

どんなことでも相談していただけるようになりたいです。運動器疾患はやはり高齢の患者さんが多くなりますが、骨折や擦り傷などの外傷処置もしっかりと治療できますので幅広い年齢層に来ていただきたい。また、僕は漢方薬も勉強していたので、風邪や夜尿症、更年期障害などに漢方薬を処方することも可能です。体が痛いと言って来られた方が、実は更年期障害が原因だったということもあるので、整形外科に限らず内科的なことも相談していただければ力になれると思います。当院では骨密度検機器を完備しており、骨粗しょう症の治療などは内科の医師と連携をとって進めています。一方で、現在内科で骨粗しょう症の治療中の方にも、骨密度の測定でぜひご利用いただきたいですね。内科の医師とも連携をより強めていきたいです。患者さんが重篤とわかればそれぞれ専門の医師への紹介もできますので、患者さんが気軽に相談できるよう、僕からも声をかけていきたいです。

院長であるお父さまからは、何か影響を受けましたか?

実は、僕は父の診察姿をほとんど見たことがないのです。実家は医院と別の場所で幼い頃も見たことはありませんし、現在も父とは同じ時間に診察していませんから。家では厳しかった父が患者さんには優しいという話を聞くと意外でしたが、僕も言うことややることが似ているとはよく言われますね。やはり血なのでしょうね。ただ、僕は家では子どもとよく遊んでいて穏やかだと思いますが(笑)。

読者にメッセージをお願いします。

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大学病院に勤めていたため、高齢の親御さんの場合には治療だけでなく介護保険や施設のご相談などにも乗れると思いますし、入院に関するアドバイスも可能です。反対にお子さんの場合などは、自分にも小さい子がいますので、男性というだけで泣いてしまったり、病院を怖がったりすることが多いとわかります。自分の子どもにするように、紙に絵を描いてギプスに貼り付けてあげたり、折り紙を折って作ったメダルを渡して頑張ったねと褒めてあげたり、できるだけお子さんに病院は怖くないところだと思ってもらえるよう対応しています。整形外科に関係ないことでも構いませんので、気になることはなんでも話してほしいですね。親しみやすい医院でありたいと思っています。

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