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小児から口腔環境にアプローチ
家族みんなで予防歯科の意識向上を

JUN歯科クリニック

(上益城郡益城町/健軍町駅)

最終更新日:2023/03/24

JUN歯科クリニック 小児から口腔環境にアプローチ 家族みんなで予防歯科の意識向上を JUN歯科クリニック 小児から口腔環境にアプローチ 家族みんなで予防歯科の意識向上を
  • 自由診療

歯科医院は怖い、痛いという印象から歯科医院へ行きたがらない人は少なくない。しかし、もし詳しい口腔内の現状を説明してくれたり治療方法を複数提示してくれ、子どもでも安心して通える歯科医院があれば「行ってみようか」と思うのではないだろうか。熊本県上益城郡益城町にある「JUN歯科クリニック」は家族で通える歯科医院をめざし、誰にでもわかりやすい説明と先進機器を用いた治療を行う歯科医院だ。特に小児歯科に力を入れ、極力虫歯をつくらないまま子どもが成長するためのサポートに尽力しており、子どもの歯科治療や予防歯科を通して家族全員の予防歯科に対する意識向上をめざしている。今回、二渡淳(ふたわたり・じゅん)院長に小児から取り組む予防歯科の大切さを中心に話を聞いた。

(取材日2023年2月28日)

予防重視の小児歯科。唾液検査、口腔の筋機能へのアプローチなど、多方面から良好な口腔環境づくりに挑む

Qこちらでは、小児からの予防歯科に力を入れているそうですね。
A
JUN歯科クリニック さまざまな資料を見せながらわかりやすく説明

▲さまざまな資料を見せながらわかりやすく説明

小児の患者さんには、歯磨き指導からスタートします。ただ、子どもはまだ手先が器用ではないため、小学生でも親御さんが仕上げ磨きを行うのが理想。そこで親御さんには仕上げ磨きの練習をしていただきます。また、プロの手で歯のクリーニングをした後にフッ素を塗布することで虫歯予防につなげています。ブラッシングが苦手な子や間食が多い子、食事のリズムができていない子は虫歯になりやすいため、どうすれば虫歯になりにくくなるかも伝えます。子どものうちに、歯の治療やメンテナンスの知識を学んでほしいというのが当院の願い。熊本県は全国的にも虫歯罹患率が高い地域なので、益城エリアからでも予防歯科の啓発に取り組んでいきたいです。

Q歯科に通い始めるのは何歳くらいからが理想なのでしょうか?
A
JUN歯科クリニック 待合室にある「おままごとキッチン」は子どもたちに大人気

▲待合室にある「おままごとキッチン」は子どもたちに大人気

子ども時代を虫歯ゼロで過ごせれば、その後も虫歯ができない可能性が高くなることが望めます。そのため、0歳から通っていただきたいのですが、歯が生え始める1歳から1歳半くらいには受診を考えてください。また、9歳くらいの永久歯に生え変わる時期に矯正の希望で来院される方が多いのですが、4~5歳くらいから相談していただければ、将来的に大がかりな矯正の必要をなくすためのアプローチも提案できるかもしれません。小さいうちから通院して成長に応じて診せていただくと、そのタイミングに合ったアドバイスもしやすいです。将来のためにも、小さい頃から歯科に通って口腔ケアを行う習慣をつけていただきたいです。

Q小児で増えてきているお悩みや、疾患などはありますか?
A
JUN歯科クリニック 一人ひとりに合った口腔内治療を行う

▲一人ひとりに合った口腔内治療を行う

最初は虫歯で来院されても、歯並びの相談をされる方が多いです。歯並びが悪くなる原因としては、口呼吸のため口周りの筋力が低下していることや顎の成長が妨げられるような食生活をしていることなどが考えられます。早くから診せていただければ、口呼吸、指しゃぶり、唇を噛む、舌の使い方がおかしいといった何か歯並びに悪影響を及ぼしかねない癖があった場合に、早めの対策をお伝えできます。また、そういった癖のある子には、なぜそれらがいけないのかを理解してもらうことを大切にしています。当院では、口腔の筋機能にアプローチし正常な顎の発育を促したり、唾液検査を行い、健康かつ良好な口腔環境をつくるためのサポートに努めています。

Q診療で心がけていることを教えてください。
A
JUN歯科クリニック アニメーション画像を使った楽しく丁寧な説明

▲アニメーション画像を使った楽しく丁寧な説明

初診の方全員に口腔内スキャナーを使い、お口の状態を3D画像でお見せすることで、患者さん自身が現状を見て把握できるようにしています。画像で見れれば患者さんも理解しやすいと思います。治療計画は患者さんの要望と私自身のこれまでの経験を踏まえ、どのような治療が必要か、2~3パターン用意して提案するようにしており、アニメーションを使ってわかりやすい説明ができるよう工夫しています。子どもでも本人が理解できるように、わかりやすく説明し、納得してもらえるよう心がけています。また、虫歯は人によって虫歯になる原因や注意すべき場所が違うため、それぞれの患者さんに合わせた説明をするように意識しています。

Q家族で予防歯科に取り組むことを重視されているそうですね。
A
JUN歯科クリニック 治療後のメンテナンスの大切さを理解してもらうことを重視

▲治療後のメンテナンスの大切さを理解してもらうことを重視

親世代は仕事やプライベートで忙しく、ご自身のお口の中の管理がおろそかになってしまうことが多いと思います。昔は虫歯になったら歯科医院へ行くということが多い時代でしたが、今は虫歯にならないように歯科医院へ行く時代。メンテナンスや予防の意識が高い方が増えていますが、子どもが将来苦労しないように親が子どもの歯のメンテナンスに気を配ることは重要だと思います。また、お子さんが歯科医院に通い予防歯科に取り組むだけでなく、親御さんも一緒になって取り組んでいただきたいですね。正しい歯科知識はすべての方に必要ですし、歯科知識を身につける場所として歯科医院を利用してほしいです。

ドクターからのメッセージ

二渡 淳院長

「歯医者さんは痛くて怖い場所だから、痛くならない限り行かない場所」ではなく、「未来を健康な体で過ごすための準備をする場所」として、歯科医院へ行くという選択肢があることを知っていただきたいです。歯科医院に行くという行為をライフスタイルの一部に組み込み、歯から始める健康ライフという位置づけで、歯並びや歯をきれいに保つことを意識していただければと思います。

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