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明石 卓 院長の独自取材記事

明石ジェネラルクリニック 西葛西

(江戸川区/西葛西駅)

最終更新日:2023/10/11

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西 main

東京メトロ東西線・西葛西駅より徒歩1分の医療モール内に、2022年12月に新規開業した「明石ジェネラルクリニック 西葛西」。院長の明石卓(あかし・たく)先生は約20年間、主に救急医療に携わり、集中治療などの急性期医療や外科的治療から、退院後の訪問診療や外来での慢性疾患への対応までを経験。その豊富な経験を生かし、内科・外科・救急科と、さまざまな疾患やケガに対応している。救命救急で重症化した患者を多く診る中で、疾患の早期発見の重要さを痛感したという明石院長。「早期発見のためには、まずは気軽に受診していただくこと。どんなことでも相談できるかかりつけ医になれれば」と、生まれ育った西葛西で開業を決意したという。今回は明石院長に、これまでのキャリアや診療方針などさまざまな話を聞いた。

(取材日2023年1月26日)

受診のハードルを下げ、病気の早期発見に貢献したい

これまで救命救急にいらっしゃった先生が、開業を決意した理由は何だったのですか?

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西1

私の父が同じく西葛西で皮膚科クリニックを開業しており、その姿に影響を受けたことが理由の一つです。また、救命救急の現場で、いかに病気の早期発見・予防が重要かを痛感したことも開業する大きな理由になりました。私は、病気やケガの治療の最前線は救急であると思いますが、病気になるのを未然に防ぐ、また早期に見つける、という意味での最前線はクリニックだと思っています。救急に運ばれてくる患者さんの中には、病気は治療できたけれど、入院生活で筋力が落ちたり退院後の生活レベルが低下してしまったりする方も多くいらっしゃいました。そういう事態を避けるためにも、病気になる前から医療が介入することが理想ですよね。それが実現できるのは救急ではなく、身近なクリニックなのです。病気が悪化する前に患者さんの変化に気づき、先手を打てるような存在でありたいと思い開業を決意しました。

内科・外科・救急科と、非常に幅広く診療なさっているのですね。

救急医療に携わる中で、集中治療などの急性期医療や外科的治療、退院後の訪問診療や外来での慢性疾患の治療などに幅広く対応してきました。当院ではその経験を生かし、内科では発熱、インフルエンザ、頭痛、肺炎、貧血、そして高血圧症、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化、不整脈などの生活習慣病にも対応します。救急科では、打撲や骨折、切り傷ややけど、急な体調の変化はもちろん、受診を迷う程度の症状も診察させていただきます。打撲や骨折などのケガは、診察や画像検査を行い、必要に応じて専門医療機関へ紹介することも可能です。外科では膿を出す切開排膿や巻き爪治療、粉瘤の切除など、小外科と呼ばれる治療を行います。また、疾患の早期発見のために、健康診断・人間ドック、予防接種に対応するのはもちろん、患者さんのQOLを大きく左右しかねない、骨粗しょう症の治療と検査にも力を入れています。ゆくゆくは訪問診療にも取り組みたいですね。

身近なクリニックに救急科があるというのは、患者さんにとっては心強いと思います。

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西2

救急という言葉を聞くと「24時間、緊急対応する科」というイメージを抱くと思いますが、当院の救急科には「どんな病気やケガにも対応する」という思いが込められています。最近は病院もクリニックも細分化されてきており、患者さんが何科に行くべきか迷ったり、受診しても「当院は専門外だからこれは診られない」と言われたりすることもあると思います。それでは医療機関に行きづらくなってしまいますよね。当院は「迷ったらまず相談できるクリニック」でありたいと思っています。そうして受診のハードルを下げることが、病気の早期発見にもつながると思っています。例えば、鼻血が止まらなくて受診しようと思っても、どこのクリニックを受診すればいいかわからないですよね。そのような際に当院に来ていただけたらうれしいですね。

救命救急の先端医療を学び、外科外傷手術も経験

先生のこれまでのキャリアを聞かせてください。

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西3

医学部在学中から救命救急にはとても関心があり、東京慈恵会医科大学で研修後は同大学附属病院の救急部に入りました。その後は八戸市立市民病院救命救急センターに勤務したのですが、これにはありがたいご縁があったのです。母校の先輩が八戸市立市民病院の救命救急センター長と知り合いで、「八戸に素晴らしい先生がいるから行ってみては」と私を紹介してくださったのです。この病院ではドクターカーやドクターヘリの導入にも立ち会うことができ、まさに救命救急の先端をいくところでした。学ぶことがたくさんありましたので、本当は2年の予定だったのを4年間在籍させていただきました。自分の救急医療の原点とも呼べる場所になりましたね。センター長が外傷外科手術を得意とする方で、その影響で自分も外科手術の技術をより高めたいと考えるようになり、外科手術と救命の両方を学ぶべく済生会横浜市東部病院救命救急センターに移って研鑽を積みました。

学生時代から救命救急に進むことを決めていた理由は何ですか?

少し恥ずかしいのですが(笑)、飛行機や新幹線で「この中にお医者さまはいらっしゃいますか?」と言われた時に、自信を持って手を挙げられる医師になりたいと思ったのです。「自分の専門外だから診られない」ということなく、どんな患者さんも助けたい。それができるのは、さまざまな病気やケガを診る救急科の医師なのかなと考えたのです。そういう意味では、救急は医療の原点と呼べるかもしれませんね。患者さんが回復して退院する姿を見たりできるのは、大きなやりがいにつながっています。

診療のポリシーを聞かせてください。

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西4

勤務医時代の外科部長の教えでもあるのですが、昔から意識していることは患者さんに「触れる」ことです。診察に限らず、「大丈夫ですよ」とお声がけする時に軽く体に触れたりすることで、患者さんの安心感が高まると思っています。「手当て」の語源は「手を当てること」からともいわれているので、それに通ずるものがあるのかなと思います。あとはどんなタイミングでどんな患者さんが来ても、その患者さんのことをもし自分の家族や友人だったら……と考えて接することも大切にしています。そして、できる限り患者さんの気持ちや訴えを聞くことも心がけていますね。一人ひとりの患者さんの思いを受け止めて、病気以外の患者さんのバックグラウンドを考えた上で、ベストな治療法を一緒に模索していきたいと思っています。

「迷ったときはここへ」と思ってもらえるクリニックに

設備面でのこだわりはありますか?

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西5

クリニックの待合スペースは全面ガラス貼りにして、光がたっぷり入るようにしました。暗い空間で患者さんをお待たせしては、気持ちまで暗くなってしまいますからね。機器については、エックス線検査、心電図検査、超音波検査、聴力検査、呼吸器検査、骨密度測定など、一通りの検査が実施できる機器をそろえています。腕と足の血圧を測定することで、動脈硬化の程度がわかる機器も導入しています。あとは、アプリをダウンロードしていただければ、簡単に予約ができたり診療代をキャッシュレスで支払うことができたりといった仕組みも整えています。

頼りになるスタッフがそろっているそうですね。

明石卓院長 明石ジェネラルクリニック 西葛西6

看護師はみんな、私と同様に救急診療を経験しております。集中治療室での緊急対応なども経験してきたスキルの高い人材が集まってくれたので、非常に心強いです。意図的にそういう人材を集めたわけではなく、「なんでも診る」という当院のスタンスに共感して集まってくれた人たちです。受付スタッフはもともと医療事務を経験していたわけでないのに、開業から1ヵ月ぐらいで急成長してくれて。今では私が彼女たちに教わることもあるぐらいです。とにかく非常に熱意があって、不明点は率先して調べてくれるのです。そんなスタッフと意見交換をしながら、日々診療にあたっています。

最後にメッセージをお願いします。

生まれ育った西葛西に恩返しをしたく、これまでの経験を生かして開業いたしました。これからも、「迷ったらここを受診すれば大丈夫」と思っていただけるクリニックをめざしていきたいと思います。患者さんとのコミュニケーション・信頼関係を大切にして、患者さんやそのご家族の「笑顔と健康を守る」地域のかかりつけ医となることを理念としています。少しでも心配なことがあれば、まずは相談してくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪治療/4000円~、人間ドック/5500円~

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