全国のドクター9,328人の想いを取材
クリニック・病院 158,562件の情報を掲載(2024年6月13日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市城東区
  4. 蒲生四丁目駅
  5. 石川消化器内科・内視鏡クリニック
  6. 石川 嶺 院長

石川 嶺 院長の独自取材記事

石川消化器内科・内視鏡クリニック

(大阪市城東区/蒲生四丁目駅)

最終更新日:2022/12/27

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック main

大阪市城東区、蒲生4丁目駅5番出口すぐというアクセスの良い場所に2022年11月に開業した「石川消化器内科・内視鏡クリニック」。モダンで洗練された院内はクリニック独特の緊張感を感じさせない落ち着いた雰囲気だ。院長の石川嶺(れい)先生は、大学病院などで多くの消化器のがん治療を行っているうちに、「早期発見・早期治療のためにもっと多くの人が気軽に内視鏡検査を受けてほしい」と思い開業を決意。「苦しい」「怖い」といったイメージから敬遠しがちな胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査に対し、さまざまな方法で検査の苦痛を軽減させ「来年も受けよう」と思えるほどの検査をめざしている。精密な検査技術と病変を見逃さない鋭い目を持つ石川院長に検査のことや診療にかける想いなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2022年11月28日)

第一優先は内視鏡の苦痛を軽減すること

開業した経緯を教えてください。

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック1

これまでは、大学病院で胆嚢がん、膵臓がんの患者さんを中心に診療を行ってきました。その後は、市中病院で胃がんや大腸がんの患者さんも診るようになり、多くのがん患者さんを診療していくことにやりがいを感じる一方で、「もっと早くがんを発見できていたら」という思いが強くなりました。大学病院や大規模病院に行かなくても、地域にいながら先進的な検査を受けることができる地域密着型のクリニックがあれば、もっと多くの方が内視鏡検査を受けてくれ、進行がんを減らすことができるのではないかと考えたのが開業した理由です。

診療方針を教えてください。

めざしているのは楽で苦痛が少ない胃と大腸の内視鏡検査です。胃がんや食道がんは、内視鏡検査を毎年していれば早期がんで見つけられることが多く、進行まで行くことはほとんどありません。大腸がんは特に進行のスピードが数年単位とすごく遅いので、腸の内視鏡検査で早期の状態で発見できればポリープの段階で短時間で取ることも可能な病気です。これらのがんは予防しやすいがんですが、進行してしまうと大きな手術や大変な治療が必要になってしまいます。自分の患者さんがそこに至るようなことは避けたいので、当院の患者さんには定期的な検診をお勧めして、当院をかかりつけにしてくれる患者さんの中に「進行胃がん、進行大腸がん、進行胆嚢がんは出さない」という気持ちでやっています。

CTもあるそうですが、珍しいですね。

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック2

腹痛でクリニックに来られた患者さんに対して、しっかり腹痛の原因に対し精査、鑑別をしていくために導入しています。例えば、救急病院に腹痛がひどくて運ばれてきた患者さんを調べてみたら、便秘だったということもあります。反対に、しっかりとした診断がつかない軽い痛みでも、虫垂炎だったり、腹部の血栓だったりということもあるでしょう。CTを撮ればそういうこともある程度判断していけますので、緊急性のある疾患なのか、緊急性はないからクリニックで診ることができるのかといった判断も客観的に行えます。これは患者さんにとっても大きなメリットだと思います。

進行胃がん、進行大腸がん、進行胆嚢がんは出さない

こちらで行う大腸の内視鏡検査について教えてください

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック3

大腸の内視鏡検査は事前準備として検査前に下剤を飲んで腸内をきれいにしてもらいますが、ご自宅が遠方の方や、ご希望の方は下剤を飲むための半個室を用意していますので院内で事前準備をしてもらうことも可能です。その際の椅子は、ゆったりとくつろいでもらえるよう、こだわったものを用意しています。また、下剤に関しては基本的なもの以外にも複数の種類があり、以前同じ下剤が合わなかった方には事前予約をすることで他の下剤に変更することもできます。大腸の内視鏡検査は、医師の手技、挿入の仕方によって痛みの程度が変わる検査です。当院では鎮痛剤を使用するだけでなく、無送気軸保持短縮法という内視鏡を引きながら腸を折りたたんでいく挿入法を採用しており、これだけで苦痛を大きく減らせているのではないでしょうか。これまで重ねてきた症例経験からできるだけ苦痛がないように大腸カメラを行いますので、安心して検査を受けてほしいですね。

胃の内視鏡についても工夫されているとのことでした。

第一に考えていることは、「また次も検査をしよう」と思ってもらえるよう苦痛を最大限に軽減したいということです。最近は嘔吐反射が起こりにくい経鼻内視鏡をするクリニックが多く、当院でも経鼻内視鏡検査も行っています。また、口からの胃の内視鏡検査に関しては、より詳しく検査が行えるNBIという機能を備えた拡大内視鏡を使用しています。これは特殊な光を用いて粘膜の微細な変化も観察できる上、拡大も可能でほんの小さな病変も見つけやすい内視鏡です。ほとんどこの検査だけでがんかどうかの判断がつくものですが、口からの内視鏡検査を選んだがために苦しい思いをさせてしまうということは避けたいので、しっかり鎮静を行い、眠っているような状態で受けてもらえるようにしています。また、当院では胃の内視鏡検査の際は、咽頭や舌まで病変がないかしっかりと診るようにしています。

働いている方も検査を受けやすいよう、土曜日も診療しているそうですね。

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック4

はい、やはり土曜日の診療をご希望される方がたいへん多いですね。まだ体制が整っておらず実現できていませんが、いずれはご要望の多い日曜日も診療したいという思いがあるので、まずは月に1度だけでも診療できる体制を整えたいと思っています。また、少しでも病院の滞在時間を短くしたいと思っている方のために、24時間いつでも予約できるウェブ予約システムを導入しています。予約システムを利用できる方は、ウェブ問診を利用してもらって症状や既往歴について事前に記載が可能です。保険証もクレジットカードも登録しておけば、クリニックに着いて問診を書く時間や会計で待つ時間を省略することができますので、忙しい方はぜひ利用してほしいですね。

生活習慣病など一般内科も診療

今はどんな患者さんが多いのですか?

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック5

現状は内視鏡検査が半数を占め、他には、腹痛や出血、吐き気など消化器系疾患の方がほとんどです。ホームページを見て来られる方が多いためか若い患者さんも多いですが、もちろん高齢の方まで年代は幅広いです。当院は、高血圧や高脂血症などの生活習慣病をはじめとした一般内科のほか、肥満の方の専門の外来もやっていますので、そういった症状でお困りの方もお気軽に来てほしいですね。

ところで先生はなぜ消化器内科の医師になったのですか?

母親が看護師をしていた影響で、小さい頃から医療に進むと言っていたようです。それから迷うことなく医師になりました。母親は小児科に進んでほしかったみたいですが、研修医で消化器内科に回った時に、消化器内科は消化器のがんや膵炎など命に関わる病状が多くありますが、早期胃がんや早期大腸がんは治療することが可能ですし、予防もしやすい。消化器内科のそういう面に大きなやりがいを感じて消化器内科に進みました。

今後の展望とメッセージをお願いします。

石川嶺院長 石川消化器内科・内視鏡クリニック6

胆嚢、膵臓を専門で診ていたので、膵臓がんの早期発見をするためのEUSという超音波内視鏡をいずれは導入したいと思っています。これがあればCTやMRIで指摘できないくらいの膵臓がんも早期発見がめざせるという機器ですが、置いてあるのは大学病院や大規模病院でも限られており、クリニックでは数えるほどしかありません。あと1年後くらいには当院でも検査できる体制にして、これまで以上に早期のうちにがんを発見したいと思います。多くの方にとって、内視鏡検査は「苦しい」「怖い」というイメージがあるかもしれませんが、いろいろな方法で患者さんの苦痛を可能な限り取れるよう対応していますので、不安にならずに一度相談していただければと思います。

Access