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横井 裕之 院長の独自取材記事

よこい整形外科 健康スポーツクリニック

(豊中市/少路駅)

最終更新日:2022/12/01

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック main

「よこい整形外科 健康スポーツクリニック」は大阪モノレール線少路駅より徒歩10分。阪急バス・西緑丘停留所のすぐ前に立つビルの2階にある同院は明るく清潔感があり、ゆったりとした造りになっている。横井裕之院長がめざすのは、幅広い年代の人が痛みに悩むことなく、健康な生活ができるようサポートすること。患者の悩みに寄り添い、生活の質の向上、より豊かでアクティブな毎日のために、運動・栄養・治療を組み合わせた診療を提供している。また、ビルの同じフロア内にある系列の産婦人科クリニックと連携し、女性特有の運動器の悩みにもきめ細かに対応している。横井院長に、クリニックの診療ポリシーや特色ある診療内容、地元出身の院長が地域医療にかける想いなどを語ってもらった。

(取材日2022年11月17日)

健康的で痛みのないアクティブな生活の実現のために

すてきな内装ですね。まずは開業の経緯を教えていただけますか。

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック1

ありがとうございます。病院勤務時代、多くのスポーツ障害の治療や手術に携わる中で、より患者さんの近くで、もっと多くの人に健康増進につながる診療を提供したい、そのために運動を生かしたいという思いが強くなり、開業することを決めました。当院では、気持ち良く受診していただけるよう、清潔感のあるエントランスと、ゆったりと過ごしていただける待合室をご用意し、複数の診療室を配置してスタッフが移動しやすい導線を考えることで、できるだけ患者さんをお待たせしないように配慮しています。また、リハビリテーションスペースは、患者さんが実際に体を動かせるよう広く取りました。理学療法士が患者さんの関節の可動域や、足首、膝、股関節、体幹とつながった連続した動きなどを評価するには、体を動かせるスペースが必要なのです。

クリニックの診療ポリシーを教えてください。

痛みの原因や体のコンディションといった、“健康とエイジングの見える化”を大切にしています。例えば、骨ならば骨密度や骨の代謝を測定する検査を行って状態を数値化し、患者さんにご自身の状態を知っていただくとともに、その状態に合わせて治療を提供します。厚生労働省も定義しているように健康には運動、栄養、休息の3つが欠かせません。このため当院では、運動と栄養の側面からもアプローチして、トータルなコンディションの向上をめざします。スタッフには当院のコンセプトを共有し、受診される患者さんの痛みの部位だけでなく、日常生活を含めた健康をサポートできるようにしようと伝えています。スタッフ一人ひとりの視点で、僕自身が気づけないことも共有できればと考えています。

産婦人科医院と連携されていますね。

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック2

妊娠中や産後の腰痛やご年配の方の尿漏れといった症状は多くの女性が経験されると思いますが、当たり前に思ってしまいそのままにしている方も多いと思います。これらのお悩みの改善に運動療法は有用ですが、適したリハビリテーションを提供できる整形外科は多くありません。当院ではそうした悩みに対して、ウィメンズヘルス専門の女性の理学療法士が対応しており、婦人科特有の悩みについては隣接する婦人科と連携しながらきめ細かに対応しています。院内には、赤ちゃんと一緒にご利用いただける個室の相談室も用意しています。また、女性アスリートの方も月経困難や貧血等の女性特有の悩みについても、婦人科と連携して適した治療を提供できるよう努めています。

「運動・栄養・治療」で、健康増進をサポートする

リハビリテーションを大切にされていますね。

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック3

痛みや動かしにくいなどの症状は、患部だけが悪いから起こっているものではありません。患部だけでなく、その周りの環境も一緒に整えていく必要があると思っています。リハビリスペースには、乗るだけや重心を意識するだけなどの簡単な動作で体幹を安定化させることができる先進の医療機器を設置しています。そのため体力に自信がないご高齢の方も激しいトレーニングをすることなくリハビリテーションに取り組んでいただけます。また、幅広い世代のアスリート・スポーツ愛好家を対象に、スポーツ専門の理学療法士による運動療法で競技復帰をサポートしています。体の使い方についても指導することで、再発予防やパフォーマンス向上につなげます。

栄養の専門家である管理栄養士さんもおられるのですね。

当院では、運動・栄養・治療を診療の3本柱としています。例えば、筋力トレーニングに励めば筋肉がつくというわけではなく、そのための材料、つまり栄養が必要となります。十分な栄養を取らずにリハビリテーションを行うと、かえって筋肉が減少してしまうという調査結果もあるんです。当院では管理栄養士が患者さんの状況や環境に配慮して個別の栄養サポートを行っています。ご年配の方や、妊婦さん・授乳中の方、お子さまやアスリートの方も含めたすべての方に気軽に相談いただければと思っています。

患者さんに接する際はどんなことを心がけておられますか?

患者さんが本当に困っておられることは何かを見極めるようにしており、質問の仕方などを工夫しています。例えば「肩が痛い」とおっしゃる場合でも、肩、鎖骨、肩甲骨周囲なども含めて肩と捉えられがちなので、適切に判断しなければなりません。患者さんに適した治療を提供するためには、まずは患者さんのお話をよく聞くことを意識しています。実は世間話のようなお話の中にヒントが隠れていることもあるんですよ。もちろん、痛みの部位やそれに連動する可能性がある箇所もしっかり触ることも追加して診断するようにしています。

どのようなキャリアを積んでこられたのですか?

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック4

大学卒業後に勤務した市立豊中病院では医師としての心構えを学びました。スポーツ整形外科に力を入れている大阪労災病院で専門領域の経験を数多く積み、住友病院ではその経験を生かして診療に取り組みました。また、行岡病院ではスポーツ整形外科の手術や保存療法の研鑽に励み、医師として一歩ずつステップアップできたと思います。その一方で、じっくり腰を据えて研究に取り組んだ大学院での4年間は、自分が一番成長できた期間だと思っています。大阪大学の健康スポーツ医学科学講座に入り、運動を介した健康増進について学び、運動がより幅広く人の健康につながるということを実感できました。健康スポーツ科学講座で学んだことを地域で実践したいという思いから、当院の名称を「健康スポーツクリニック」としています。

目標は頼れる地域のかかりつけ医

医師をめざしたのはどなたかの影響ですか?

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック5

両親が整形外科、皮膚科の医師だったため、医学を志す環境は整っていたと思います。ただ、医師になることに疑問を感じた時期もあって、小学生の頃は学校の先生になりたいと考えていたんです。人に関わることや自分で何かを学んで、人に伝えたり、教えたりするのが好きだったからです。医師になろうと決心したのは、中学、高校とずっとサッカーをしており、ケガや故障も経験して医療関係者のお世話になったこと、そしてやはり両親の影響が大きいと思います。教師と同様に学んだことを生かして人と関わる医師という仕事の魅力をあらためて実感できたからです。

整形外科を選んだ理由は?

大学で膝の靱帯を損傷して手術を受けたことが大きなきっかけです。ケガをしたアスリートが、スポーツ競技に復帰するのはとてもハードルが高いことですが、それを実現に向けてサポートできる整形外科の素晴らしさを実感しました。その後は、ごく自然にスポーツに関わる整形外科を専門として、その選択に迷いはまったくありませんでした。

今後の展望を教えてください。

当院の基本姿勢は「アクティブエイジング~健康的に美しく」です。年齢を重ねることを否定的に見るのではなく、幅広い世代の方々に健康的で痛みで悩まないアクティブな生活を送っていただきたいとの願いを込めて、このコンセプトを設定しました。自分たちが本当に大切にしているものを患者さんに提供して、かかりつけ医として地域の方々の健康のために頼れる存在になりたいと考えています。

読者にメッセージをお願いします。

横井裕之院長 よこい整形外科 健康スポーツクリニック6

私は北摂エリアで生まれ育ちました。医師として最初に勤務したのも豊中の病院で、この地域にとても愛着があります。また、子どもがまだ小さく、妻と一緒に子育てをしながら診療するために、自宅にも近い現在の場所にクリニックを開業しました。この地域で生まれ育った者として、ホームタウンを守ることを使命として診療に取り組んでいます。どんな些細なことでも構いませんので、遠慮なく悩みをお聞かせください。

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