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片山 修平 院長の独自取材記事

らいおん歯科クリニック中央林間医院

(大和市/南林間駅)

最終更新日:2023/08/08

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院 main

2022年10月3日に開業した「らいおん歯科クリニック中央林間医院」は、南林間駅から徒歩15分の場所にある。同院の院長を務める片山修平先生は温かく優しい、そして何でも相談しやすい雰囲気の持ち主だ。木目調で白っぽい内装、そして壁におしゃれなクロスが張られた院内は、明るくアメリカ西海岸風のたたずまいで、リラックスできる空間。片山院長は、「自分が歯科に行ったときに、やってほしいことを行い、やってほしくないことはできるだけ行わない」ことを心がけ、患者が理解し、納得してくれる診療を施すことを大切にしているという。そんな片山院長にこれまでの道のりや、得意とする診療など幅広く語ってもらった。

(取材日2023年6月28日)

専門の小児歯科をはじめ矯正やインプラント治療に注力

まずは開業までの経緯についてお伺いします。

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院1

2014年3月に北海道大学歯学部を卒業し、北海道大学病院の小児歯科で勤務しました。小児歯科に携わるようになったのは、大学5年生の臨床実習の中で保育園で歯磨き指導を行うイベントに参加したことがきっかけです。その時、たまたま持参していたコミカルなボールペンを出したところ、私は一躍子どもの人気の的になったんです。私の前だけ長蛇の列になり、子どもは素直でかわいいなと思いましたね。そのため、もともと矯正歯科を志していましたが、小児歯科からスタートするのもありだなと思うようになったんです。小児歯科では歯並びについても対応するので、小児歯科を担当しながら矯正歯科に関わる技術を磨く機会にもつながると考えました。その後、札幌市内のクリニックで勤務し、らいおん歯科クリニックの歴代理事長と大学の同窓であるというご縁がつながり、同法人の平塚にある四之宮医院での勤務を経て、2022年10月3日に当院を開院しました。

とても雰囲気の良い院内ですね。開業にあたり工夫した点を教えてください。

らいおん歯科クリニックは、神奈川県内に11院を展開しています。そのうち、ピンク系のやわらかい雰囲気でまとめられているクリニックが多いのですが、当院はもう少しおしゃれな感じに仕上げたいと思い、業者にアメリカ西海岸風のイメージをリクエストしました。木目調で白っぽい雰囲気の内装や、壁に張られたクロスなどを工夫してもらいました。やはりクリニックに怖いイメージを持っている方が多いと思うので、来院してすぐにリラックスしてもらえるようにしています。そして、特に子どもが嫌がらずに来院できるように、広々としたキッズルームや水槽を設置し、待合からも見えるようにプロジェクターで映像も流しています。そして私のポケットからは子どもが好きなキャラクターグッズも顔を出していますよ(笑)。

こちらで力を入れている診療は何ですか?

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院2

私の専門である小児歯科に力を入れています。この辺りは全国的に見ても子どもが多い地域ですので、子どもの患者さんは多いですね。一方で、患者さんの半分は大人の方なので、自由診療の矯正やインプラント治療にも力を注いでいます。というのも、北海道で小児歯科を中心に診ていた時、親御さんから「子どもの矯正も片山先生にお願いしたい」「親も一緒に診てもらいたい」などのお声をいただくことが多くあり、自分の技術を磨いてより多くの方に喜んでもらいたいと考えるようになったのです。先進の技術や学びを得やすい環境に身を置くために拠点をこの地に移して、東京でセミナーを受けるなど特に矯正やインプラント治療については専門的に研鑽を積んできました。子どもの矯正はもちろん、大人の方ではマウスピース型装置を用いた矯正などに応じています。インプラント治療にも積極的に取り組んでいますので、ご家族そろって通っていただけたらうれしいですね。

ある歯科医師との出会いから歯科の道を志す

先生が歯科医師をめざした理由を教えてください。

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院3

実は小さい頃に虫歯が多くあったのですが、とにかくクリニックが怖くて嫌いで、渋々クリニックに行っていました。治療を嫌がる子どもだったので、やむなく診療用チェアにぐるぐる巻きにされることもありました。これも私にはとても苦痛で、クリニック嫌いになってしまったんです。ところが、小学校の高学年の時に歯列矯正を担当してくれた歯科医師がとても丁寧に対応してくれ、子どもながらに格好良く見えました。矯正だけではなく、今まで怖がっていた虫歯治療も怖がる私に寄り添ってもらえたことが、歯科医師に憧れた最初のきっかけだったように思います。そんなこともあり、当初は歯科医師の中でも矯正を得意とする歯科医師を意識していましたね。

歯科医院が苦手だったというご自身の経験を、診療ではどのように生かしていますか?

私なりに、お子さんとの向き合い方を工夫しています。まず、お子さんを診療するときは、できるだけ目を見ること。そして顔と名前を覚え、下の名前で話しかけるようにしています。診療中は親御さんにもブースに入ってもらい、親御さんとも話をしながら診療を進めていきます。親御さんの話し声が聞こえることで、お子さんの安心感にもつながると思うんです。また、恐怖心を抱くお子さんを診療する場合には、緊張を和らげることができるようにマジックやバルーンアートを行います。札幌のクリニックで勤務していた時もマジックやバルーンアートで、お子さんとの距離を少しずつ縮めてきました。お子さんと仲良くなることで治療をスムーズに進められるようになると思うので、当院でも積極的に行うようにしています。

やりがいを感じるのはどんなときですか?

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院4

これまでの経験からも、子どもにとって歯科医師は基本的に怖い存在であり、両者が仲良くなるのは至難の業だと思っています。ただ、それを改善できるようマジックやバルーンアートを取り入れ、子どもたちの気持ちをリラックスさせるための工夫を考え続けてきました。この根底にあるのは、どんなに嫌がったとしても、必要な治療は施すべきという確固たる信念です。「嫌なことをして、ごめんね」という気持ちを持ちながらも、必要であれば心を鬼にして治療を行います。治療後には親子で喜んでもらい、親子と当院の医療スタッフとがほほ笑ましい関係を構築できればうれしいです。

「もし自分が患者だったら」という想いで診療

診療で心がけていることを教えてください。

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院5

できるだけ専門用語を使用せず、患者さんが理解できる説明を心がけ、痛みの少ない治療に努めています。さらに患者さんが何をしているか理解して安心できるよう話しかけながら治療を進めるようにしています。麻酔を使用する場合には、麻酔後に少し時間を置き、しっかりと麻酔が効いているか確認してから治療にあたります。中には歯茎に注射をされることを怖いと感じる患者さんもいらっしゃるので、そういう場合は必ず声かけを行い、なるべく不安感を払拭できるように努めています。

機器についてもお聞かせください。先端のものを導入されているそうですね。

そうですね。先端の歯科用CTをはじめ、マウスピース型装置を用いた矯正を行う際の型採りなども、患者さんの負担をより軽くできるように、先進の機器を使用しています。私は診療を行うとき、「もし自分だったらこうしてほしい」ということを常に意識しているんです。新しい機器を取り入れるのも、丁寧な説明を心がけるのも、痛みの少ない治療に努めるのも、すべては「自分が受けて嫌な診療はしたくない」という想いから。こうした気持ちで診療に向き合っていることが、患者さんの安心にもつながればと願っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

片山修平院長 らいおん歯科クリニック中央林間医院6

虫歯は大きくなるほど治療回数は増え、痛い思いをする恐れがあります。できるだけ小さいうちに治す、もしくは未然に予防することが大切です。当院には、歯科医師と歯科衛生士が各8人と受付3人が在籍しており、日々研鑽している技術のもと、スタッフ全員が患者さんを温かくお迎えし、笑顔でお見送りすることを心がけています。歯科に足が向かない、歯科医師と相性が合わない、診療の方向性がわからず不安などという方には、ぜひ来院してもらいたいと思っています。また、当院では予約は必要ですが託児サービスも実施しております。小さなお子さん連れの方で歯医者へ行くことから足が遠のいている方がいらっしゃるのではないかと親御さんの負担を考えこのサービスを導入しました。ご兄弟を連れて来院される方もいらっしゃいます。すべての患者さんが安心して受診できる環境を整えてお待ちしていますので、口腔内のお悩みがあれば気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/33万円~、ワイヤー矯正/77万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/55万円〜、インプラント治療(1本)/30万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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