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横山 正 院長、横山 太郎 先生、横山 新一郎 先生の独自取材記事

横山医院

(横浜市保土ケ谷区/星川駅)

最終更新日:2019/08/28

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相鉄線星川駅から徒歩約7分。「横山医院」は国道16号線沿いの住宅街の一角で、60年以上も地域患者の健康を守り続けてきた。2017年4月より院長を務める横山正先生に加え、2018年4月から兄の横山太郎先生の診療も本格化。父であり、先代院長の横山新一郎先生が担当する内科、小児科に加え、整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、緩和ケア科と同院の専門領域はさらに拡充。3人の医師で協力し診療に取り組む院内の雰囲気は、まさにアットホーム。予防から在宅医療まで患者の一生と向き合い、地域全体で医療と福祉を支える体制づくりに貢献したいという同院の考え、将来の展望などを聞いた。(取材日2017年12月25日/再取材日2018年12月6日)

安心して暮らせる地域をめざし医療を提供

60年以上、この地で診療されているそうですね。

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【横山院長】祖父が1953年に開院した医院を父が引き継ぎ、私で3代目になりました。私は以前は総合病院の整形外科に勤めながら、ここで週1回外来や訪問診療を担当していました。2017年からは院長として本格的に整形外科を診ています。弟夫婦を中心に理学療法士も常勤4人と非常に充実し、リハビリでも大きな相乗効果が生まれています。
【太郎先生】私は大学病院の腫瘍内科、横浜市内の病院の緩和ケア内科で計10年ほど経験を積み、2018年から当院に戻りました。患者さんの体の痛みを緩和するのはもちろん、お悩みやご不安など精神的な面もサポートしていくのが目標です。
【新一郎先生】当院は私が診る内科と小児科に、整形外科とリハビリ科、緩和ケア科が加わって地域のニーズにさらに幅広く応えられます。それぞれが専門性を発揮しながら、身内だからこそのチームワークで医療が提供できるのも強みになるでしょう。

それぞれの先生の専門などをお聞かせください。

【新一郎先生】専門は血液内科ですが、幅広く診療すると同時に、認知症の方のサポート・治療にも尽力してます。小児の診療では、当院をお子さんのかかりつけ医にしていただく「小児かかりつけ医制度」を実施し、24時間診療対応など、手厚い医療を提供できる体制を整えました。親子や家族で当院を頼っていただけたらうれしいです。
【横山院長】小児で多いのは肘が外れると言われ受診する“肘内障”。当院では、診療の際に、エックス線被ばくの心配のない超音波診断装置を使用しています。また青年層で多い外傷や骨折・捻挫・切り傷等の治療や、高齢の方なら骨粗しょう症を原因とする圧迫骨折のほか、変形性ひざ関節症、脊柱管狭窄症等も多く診ています。小児から高齢者まで幅広く診療し、その中で手術が必要か薬や運動療法などで対応できるかをしっかり見極め、ご本人の希望も聞きながら治療することが開業医の務めと考えています。

太郎先生はどんな診療を担当されるのですか?

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【太郎先生】当院は在宅医療にも力を入れており、例えばがんの患者さんでもご自宅で穏やかに療養していただけるよう、緩和ケアのご提供が中心となります。がんという病気やその治療から感じる苦痛も8割が薬などで対処できると考えられ、QOL(生活の質)を保ったまま、最期まで地域の中で暮らすことは十分可能と考えています。一方でがんによる精神的な苦悩を抱える患者さんも多く、そうした方には心理的なケアでしっかりと寄り添えるよう努力を続けていきたいです。

訪問診療を中心に地域全体の医療体制を充実

訪問診療はどのように行われていますか?

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【横山院長】訪問診療の特徴としては、内科の訪問診療に加えて、整形外科や腫瘍内科や緩和ケア内科の訪問診療を行っている点です。整形外科の特徴としては、自宅でもブロック注射や関節内注射を行い痛みに対処できること。骨折や、切り傷といった外傷などへの対応として、自宅でギプスや装具の装着処置、傷の縫合ができること。超音波による診断補助などを行っています。
【太郎先生】定期訪問については日中が基本ですが、在宅療養支援診療所でもあるため、24時間対応が可能です。また近い将来遠隔診療も導入を考えています。

整形外科の外来診療の特色を教えてください。

【横山院長】エックス線検査のほか、五十肩・腰痛・肩凝り・捻挫・腱鞘炎・しこりなどの診断に有用な超音波検査を導入したことで、適切な診断も可能になりました。またリハビリを重視し、進行を抑え、機能を維持するための運動療法にも注力しています。当院は理学療法士が常勤で4人いるため、患者さん一人ひとりに合わせた運動プログラムを提供できることが強みです。普段から患者さんの健康状態を知り、未病の時から健康の維持・回復のサポートを行うことで、地域全体の健康を守っていきたいですね。
【新一郎先生】脊髄損傷や脳卒中後の痙縮にはボツリヌス毒素製剤注射なども行っていますのでご相談ください。緩和ケア内科・腫瘍内科の特徴は、疼痛を速やかに改善するために、持続皮下注射の機材を院内でそろえていることです。また身体的苦痛を和らげることはもちろん、「これからどう過ごしていくか?」を相談する意思決定支援にも力をいれています。

地域医療にも緩和ケアは必要になるのでしょうか?

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【太郎先生】アメリカでは在宅医療に緩和ケアを採り入れたことで、患者さんのQOLが高まり、病院に緊急入院するケースも減るといった成果が出ているそうです。日本もさらに在宅医療のニーズが増えるでしょうし、住み慣れたご自宅で最期まで楽しく過ごしていただくため、地域に根差した当院がしっかりと緩和ケアをご提供したいと考えています。またWHOでは、緩和ケアを「命を脅かすような大きな病気に対して行う」と定義しています。その考えに沿って当院にも緩和ケアの外来を設け、がんに限らず重い病気で悩まれている患者さん、そのご家族を心身両面からサポートしていくつもりです。

予防、診療、看取りまで地域のニーズに幅広く応える

診療の際に心がけていることは?

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【新一郎先生】患者さんの声に耳を傾け、一人ひとりの不安や悩みを解決していくことです。私が医院で診療を始めたばかりの頃、「昨日、結核になった友人と会ったので、感染していないか調べてほしい」という方が来院されました。医学的には結核の方と会った翌日に症状が出ることはなく、私もそう説明してエックス線検査は行いませんでしたが、それを私の父、つまり初代院長が知って非常に怒ったのです。「ご本人は心配なのだから、検査をして安心していただくのも開業医の役目ではないか」と言われ「患者さんが何を求めていらっしゃるかを察し、それをかなえる」ことが大切だと気づきました。それは息子たちにも伝え、心がけてもらっています。

これからの展望をお聞かせください。

【横山院長】整形外科の診療に加え、緩和ケアを本格的にスタートさせたことを、地域の皆さんにもっと知っていただきたいですね。訪問診療も多くの方からのご希望に応え、兄と協力して在宅療養中のがん患者さんへの緩和ケアに積極的に取り組んでいきます。父がやってきた内科も含め、皆さんのかかりつけ医になることが目標で、できれば当院内に入院できる設備を整え、必要な時に短期入院も可能にしたいですね。予防、治療とリハビリ、看取りと地域の方の一生をずっと診ていける医院になりたいです。
【太郎先生】それには医療だけでなく、生活を支援する福祉、さらに地域住民同士の助け合いも大切になりますので、私は当院での診療にとどまらず、現代の私設公民館の開設・運営に携わるNPOにも参加し、自由な交流の中で健康のことも考えてもらう場を増やす活動も行っています。

地域の方にメッセージをお願いします。

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【横山院長】当院では前院長が内科・小児科、私が整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科、太郎医師が緩和ケア内科・腫瘍内科を担当し、こうした幅広い診療科目に外来だけでなく、訪問診療でも対応しています。今後の超高齢化社会で重要なのは健康寿命の延伸。要支援・要介護になる大きな原因となるロコモティブシンドローム、認知症、高血圧や糖尿病、メタボリック症候群の発症予防や治療を行い、健康寿命を延ばしたいと考えております。病気が進行してしまい通院が困難となってしまった方には訪問診療を行い、最期まで携わることができればと思っております。また太郎医師が加わり、訪問診療をより充実させ、がんの方や終末期の方までも対応することが可能となり、一層多くの患者さんが安心して地域で暮らせるよう今後も診療していきたいと思います。

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