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地域で下肢静脈瘤・痔・粉瘤などの
負担の少ない日帰り手術を提供

田守クリニック

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2023/11/14

田守クリニック 地域で下肢静脈瘤・痔・粉瘤などの 負担の少ない日帰り手術を提供 田守クリニック 地域で下肢静脈瘤・痔・粉瘤などの 負担の少ない日帰り手術を提供
  • 保険診療

「外科手術」と聞くと、多くの人は“大変そう”、“何となく怖そう”といったイメージを抱くだろう。手術を避けたいので、受診をためらっている人もいるかもしれない。しかし近年は、より負担の少ない日帰り手術で対応できるケースが随分と多くなっている。豊富な外科手術の経験を持つ「田守クリニック」の田守登茂治院長も、「入院が不要なので日常生活に支障が出る心配も少なく、忙しい人も受けやすいのではないか」と、積極的に取り組んでいる。そこで、同院で受けられる代表的な日帰り手術について、田守院長に詳しく話を聞いた。痛みや術後の対応など気になるポイントについても教えてもらったので、気になる症状がある人はチェックしてみてほしい。

(取材日2023年4月3日)

外科の医師としての豊富な経験と充実した設備を生かして、幅広い疾患・症例の日帰り手術の実践を

Q埋め込み型中心静脈カテーテルについて教えてください。
A
田守クリニック 埋め込み型中心静脈カテーテルについて説明をする田守先生

▲埋め込み型中心静脈カテーテルについて説明をする田守先生

鎖骨の下や胸、上腕部の皮下に、点滴を注入するためのポートと呼ばれる器具を埋め込む手術です。抗がん剤を使用する方向けに開発されましたが、食事摂取が困難で日常的に点滴をする必要がある方、腕の血管にうまく点滴の針を刺せない方なども対象です。また、ポートの先は心臓近くの血管にまで届くので、末梢の細い血管ではなく、太い血管に注入する必要がある高カロリーの点滴にも使用できます。ポートがあると、点滴が漏れる、皮膚や血管に負担がかかる、血管が細くて針が刺さらないといった心配が少なく、繰り返し点滴を行えるのが利点だと思います。手術は局所麻酔下で1時間程度で済み、鎮静剤を使う場合もあります。

Q痔も日帰り手術が可能ですか?
A
田守クリニック 手術後のリカバリールームも完備

▲手術後のリカバリールームも完備

一般的に「イボ痔」と呼ばれる内痔核については、日帰り手術が可能です。注射を用いる方法と切除する方法があり、注射を用いる場合は血管の中に薬剤を注入して痔核を硬化させることで、腫れや痛みの改善をめざします。一方、痔核が大きい、肛門の外側の外痔核も除去したいという場合は切除手術を行います。所要時間は、注射の場合は1ヵ所につき30分以内、切除の場合は1時間程度です。手術は局所麻酔下で行うので局所麻酔が終わると術中の痛みの心配は少ないと見込めるでしょう。また切除手術は、数日〜1週間程度は排便時に痛みを伴うこともあるので、その際には痛み止めや便をやわらかくするための薬を使用する場合もあります。

Q下肢静脈瘤の日帰り手術にも対応していますね。
A
田守クリニック 患者とのコミュニケーションに重点を置き診察をしている

▲患者とのコミュニケーションに重点を置き診察をしている

下肢の静脈内には、血液が心臓に戻る際に逆流を防止するための弁があります。この弁がうまく機能しなくなって下肢に血液がたまり、血管が膨張してこぶが発生するのが下肢静脈瘤です。カテーテルを挿入して原因となっている血管を焼いたり、詰めたりするとともに、こぶ状になった血管を引き抜く方法が一般的で、当院ではカテーテルで医療用接着剤を注入する方法にも対応しています。いずれの方法でも、痛みは局所麻酔の注射針が刺さる際のみで、接着剤を注入する方法では、患者さんの負担が少ないのが特徴。手術時間は原因となっている血管処理に30〜40分、こぶ状の血管を引き抜くための手術も入れると1時間半〜2時間程度です。

Q粉瘤(ふんりゅう)の日帰り手術についても教えてください。
A
田守クリニック 粉瘤の日帰り手術にも対応している

▲粉瘤の日帰り手術にも対応している

粉瘤は皮膚にできる袋状のできもので、本来は皮脂からはがれ落ちるはずの角質や皮脂が袋の中にたまっている状態です。できものが比較的小さく、経過観察で問題ないケースもありますが、細菌などが感染して化膿している、痛みなどの症状が伴っている、時間とともに大きくなっているといった場合は、切除を検討します。また、悪性腫瘍の疑いがある場合も、組織を検査するために切除手術が必要です。手術は局所麻酔下で行い、所要時間はできものの大きさによって差はありますが、30分〜1時間程度です。感染を起こして痛みなどが強い場合、当院では当日の応急手術も可能ですが、急を要さない場合は通常は次回の来院時に手術を行います。

Q日帰り手術のメリット、こちらで行う強みを教えてください。
A
田守クリニック 幅広い症状に対応可能な田守クリニック

▲幅広い症状に対応可能な田守クリニック

入院を希望されない患者さんにとって、日帰り手術はメリットがある治療だと思います。手術内容によっては術後に少し体を休めていただく必要がありますが、当日は歩いて帰宅でき、ほぼ普段どおりの生活を送っていただけます。特に、当院は駅近のクリニックで土曜日も診療しているので、お仕事を持つ方も受診しやすいのではないでしょうか。また、私は外科手術が専門で市立芦屋病院に約16年間勤務した経験があるので、地域の医療機関とのしっかりとしたつながりがあります。幅広い症例に対応して、手術が必要かどうか診断し、病院並みの設備を整えた手術室で施術する一方で、日帰り手術が難しい場合は、入院設備が整った病院を紹介します。

ドクターからのメッセージ

田守 登茂治院長

「外科=手術」と考える方は少なくありませんが、我慢したり、大したことないと考えたりしていると、重症化するリスクもあります。手術が必要かどうか、しっかり診断しますのでお気軽に受診ください。診断の結果、他の診療科や病院での治療が必要な場合は、適した医療機関を紹介させていただきます。また、埋め込み型中心静脈カテーテルについては、在宅医療をされている先生や介護福祉関係、ご家族からのご紹介やお問い合わせにも対応しています。患者さん本人の受診が難しい場合は、ご家族に来院いただいて手術日を決め、当日に手術に必要な検査と施術を行うことも可能です。遠慮なくお問い合わせください。

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