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安田 佳苗 院長の独自取材記事

あおと内科・糖尿病クリニック

(葛飾区/青砥駅)

最終更新日:2022/11/22

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下町情緒が色濃く残る葛飾区青砥駅界隈。北ウイング青戸商店街に面して建つのが「あおと内科・糖尿病クリニック」だ。ここは、複数の医療機関で、糖尿病を専門に対応する外来に携わってきた安田佳苗院長が、自身の考える理想のクリニックを実現したいと2022年9月に開業。糖尿病の治療では、患者が自分の体の状態をよく理解し納得することが重要と考え、血糖値などの検査結果が迅速にわかることにこだわり、機器を充実させている。内科領域でも、一般的な内科疾患や糖尿病に関連する疾患の治療に熱心に取り組む。「『糖尿病で一病息災』が当クリニックのスローガンです。糖尿病を管理していくことでその他の病気を防いで健康に過ごしていただきたいですね」と安田院長。糖尿病治療に対する想いや、クリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2022年10月11日)

迅速さにこだわった検査機器を導入し糖尿病医療を実践

青戸に開業なさった経緯について教えてください。

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私は小岩の出身で、幼少期を葛飾区で過ごしました。東京慈恵会医科大学を卒業した後は、同大学附属の青砥病院(現・同大学葛飾医療センター)で研修医として勤務してきた経験もあり、葛飾区とは深い縁があります。開業後は地域医療連携をしっかり取っていきたいと考えていて、その時に自身の母校が近いと心強いと思い、青戸で開業しました。人口構成データを見ますと、この界隈は若いファミリー層からご高齢の方まで幅広い年代の方がバランス良くお住まいです。今はまだ開業すぐなのでスマートフォンなどでホームページを見て来られる若い方が目立っています。今後はかかりつけとして幅広い方々に親しまれるクリニックにしていきたいですね。

糖尿病を専門的に診るクリニックをつくった理由もお聞かせください。

高砂にあるクリニックで一般外来診療を担当するとともに、約20年間、東京労災病院など複数の医療機関で糖尿病専門の外来を担当してきました。その中でいずれは糖尿病を専門的に診る自分の理想とするクリニックをつくりたいと考えてきました。例えば、検査したデータ結果がすぐに得られ、患者さんとじっくりとお話ができる、そんなクリニックですね。これまでですと時間が長く取れなかったり、システム上、検査結果がすぐに得られない場合も多かったのです。患者さんが抱く糖尿病のイメージも人によって異なります。怖い病気と考える人もいれば、たいしたことないと考える人もいます。ですので、それぞれの人に合わせて説明することが大切です。その日の検査データも含めて丁寧にお話をしながら治療を進めていく、そんなクリニックをつりたいと思ったのです。

理想のクリニックとするため、どんなことを工夫なさっているのでしょうか。

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まず患者さん一人ひとりのお話をよく聞くことです。糖尿病は単に薬だけで済むという病気ではありません。食事や運動など生活習慣が重要ですので、その方の生活全般のことまで詳しくお聞きしています。院内で迅速に結果が出ることにこだわり、検査機器も充実させました。ヘモグロビンA1cやグルコースの分析機器、尿検査、動脈硬化を測る脈波検査、超音波検査機器、末梢神経障害の検査機器などです。糖尿病の定期通院の方は尿検査、血液検査などの検査を先に行いますので、クリニック内の造りもその動線に合わせて、トイレ・処置室・診察室というような流れになっています。

チーム医療できめ細かく患者をサポート

診療方針について教えてください。

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1つは、患者さんの話をよく聞くこと。それは私だけでなく、看護師らスタッフも患者さんとの会話を大切にしています。身長・体重の測定は看護師が行いますが、その時にいろいろとお話しして、気づいたことを医師と共有しています。医師だけでなくスタッフみんなで1人の患者さんを診るようにしています。2つ目はオーダーメイドの治療です。今は糖尿病の薬の種類が非常に多く、どの薬をどのように使うかは医師の判断に委ねられています。インスリンの分泌の状態や肥満度、食習慣なども含めて一人ひとりに最も適した薬の処方に努めています。3つ目はチーム医療です。医師だけでなく管理栄養士などや、さらに将来的には理学療法士なども含めた多職種のチームで患者さんをサポートしていこうと思います。

糖尿病の治療には患者本人の意識も重要ですね。

そうですね。患者さんに「また来よう」「治療を続けよう」と思ってもらえるためには、さまざまなスタッフの目・手・声が大切だと考えています。実を言いますと、以前、私はかなり厳しく食事指導をしていたようです。その時は看護師らが患者さんを優しくフォローしてくれていました。でも、今はずいぶん優しくなったかな、と。子育てを経験してきた中で、直球だけではなく、時にはカーブやスライダーも必要で投げ分けることが大切なんだということがよくわかったんです。だから安心して受診してくださいね。スタッフ同士、お互いにフォローしながら、患者さんが孤立しないようみんなで見守っていこうと思っています。

内科と糖尿病の専門医療、両方診られる利点としてどんなことがありますか。

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糖尿病は全身疾患で合併症も多く、その表現形はさまざまです。中には気管支炎を調べたら糖尿病が偶発的に見つかったケースもあります。どのような症状でも診ますので、まずは気軽に来ていただきたいですね。その中で糖尿病の疑いがあれば、的確な診断のため精密検査を行います。他のかかりつけ医院にかかっていて、薬が自分に合っているかどうかわからない、などという場合もあるかもしれません。今、体がどのような状態なのか、なぜ悪いのか、などと疑問に思っている方も多いでしょう。当クリニックではセカンドオピニオンも受けつけていますので、ぜひご相談いただければと思います。糖尿病はバランスの取れた食事と適度な運動が重要で、それは他の病気の予防・治療についても同様です。糖尿病の管理をしながら全身の健康を保っていく、まさに「糖尿病で一病息災」、それが当クリニックのスローガンです。

他に力を入れている疾患はありますか。

生活習慣病の他は、糖尿病の親戚のような睡眠時無呼吸症候群と骨粗しょう症です。糖尿病は睡眠時無呼吸症候群と非常に関連が深く、睡眠時無呼吸症候群の人の多くは糖尿病を併発しているというデータもあります。また、糖尿病の人は骨質が劣化しやすく骨折のリスクが高くなります。これらの疾患は生活の質の低下につながりますので、早期発見、早期治療に努めています。さらに甲状腺疾患や副腎ホルモン疾患の治療などにも、積極的に取り組んでいます。

かかりつけ医として、どんな悩み・症状も気軽に相談を

医療連携についてはいかがでしょうか。

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主に母校の東京慈恵会医科大学葛飾医療センターと、東京都立東部地域病院と密な連携を取っています。心臓疾患や腎疾患などの合併症によって一時的に大規模病院での治療を受けても、その後は、当クリニックで糖尿病の管理を行っていくというように、地域の中での医療の役割を担っていくことが糖尿病専門クリニックとしての大切な立ち位置だと考えています。

ところで先生はなぜ医師をめざされたのですか。

母が声楽家で、父が歯科医師でした。母からは、女性は長く働けるよう手に職をつけることが大切と聞かされて育ちました。手先はあまり器用なほうではなかったので、歯科医師は無理だと思い、医師の道に進みました。内科の中でも糖尿病を専門にしたのは、単に臓器や病気だけを診るのではなく、1人の人間を診ていきたいと思ったからです。その方の長い人生をずっと一緒に伴走していきたいと考えました。糖尿病は一生にわたって付き合っていく病気ですので、患者さんに長く寄り添っていきたいです。

最後に今後の展望とメッセージをお願いいたします。

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何となく体調が悪い・どこに相談に行っていいかわからない、など困っている方が気軽に相談に来られるクリニック、そして、来て良かった、あそこなら何でも診てもらえて安心、と信頼していただけるクリニックにしていきたいと思います。その上で糖尿病については専門性の高い診断と治療を行っていきます。糖尿病は進行するとさまざまな合併症を引き起こします。会社の健康診断などで血糖値に問題のあった方や、妊娠中に糖尿病といわれた方などは、その後の精密検査や、専門的な視点からのアドバイスも行っていますので、お気軽に相談に来てください。

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