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曽我部 祐輔 院長の独自取材記事

三国ゆう整形外科

(大阪市淀川区/三国駅)

最終更新日:2022/10/06

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2022年9月に淀川区に開業したばかりの「三国ゆう整形外科」。早くもさまざまな主訴を持つ患者が受診しており、年齢層も整形外科としては珍しく、小さな子どもから90代の高齢者まで偏りがない。同院には整形外科はもちろん、エイジングケアの専門知識も持つ曽我部祐輔院長と、経験豊富な理学療法士が複数在籍。患者が骨折することなく生涯自身の足で歩けるよう、一丸となって筋力や骨年齢を若く保つための治療・トレーニングに取り組む。地域患者の健康や生活の質の維持・向上のため、多忙な日々を送りながらも「やりたいことがたくさんあるんですよ」と話す曽我部院長。そこで今回は、新規開業にあたっての意気込みや注力したい骨粗しょう症の検査・治療について詳しく聞いた。

(取材日2022年9月21日)

生涯自分の足で歩けるよう、骨粗しょう症の啓発に尽力

初めに、クリニックのコンセプトを教えてください。

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当院では「地域の全世代の健康を支える」というコンセプトのもと、どなたでも安心して受診できる医院づくりをしています。駅から近い国道沿いにあり、駐車場も41台分備えている、どの手段でもアクセスしやすい立地にある点もポイントです。診療においては、骨粗しょう症の検査・治療や啓発に注力しています。患者さんが生涯自分の足で歩いていけるよう、望まない骨折を防ぎ、淀川区内の骨粗しょう症による骨折をゼロにするのが目標です。ちなみに、クリニックのロゴのアルパカは南米の高山に住む動物で、足腰が丈夫で重い荷物も運べる、ラマ科の中でも長生きという特徴もあり、コンセプトにぴったりだと思ってロゴに選びました。

内装や設計でこだわった点はありますか?

医療機関に対して無機質なイメージをお持ちの方は少なくないと思い、院内には色を取り入れました。待合室の壁は、時間の経過を心理的に早く感じさせる効果があるという青を採用しています。逆に診察室やリハビリテーション室は、時間の流れがゆっくり感じられて、見ているだけで元気も出るようオレンジ色を選びました。リハビリ室の奥の壁を鏡張りにしたのもこだわりですね。実際よりも室内の面積を広く見せ、なおかつ歩行訓練の際に全方向からフォームをチェックできるように設計しました。また、動線は患者さんとスタッフとで分離。脚や膝が悪い方のことを考えて、患者さんの動線は各部屋までの移動距離をできるだけ短くしています。さらに、車いすや杖をお使いの方も来院しやすいよう、床はオールバリアフリーで手すりもおつけしています。

診療で心がけていることは何ですか?

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わかりやすい説明を何より心がけています。工夫として、筋肉やその下にある骨・神経などの構造を視覚的に理解できるよう、3Dのイラストを電子機器上でお見せしています。筋肉の名称を言葉だけで言っても、患者さんには当然伝わりません。他院で検査を受けて問題ないと言われたものの、結局原因がわからないからとご相談にいらっしゃる方もいますので、十分な説明とご本人の納得のもと治療を始めるようにしています。あと、これは勤務医時代に受けた教えでもあるのですが、診療前には事前準備を入念に行うようにしています。当時は手術の内容を1から10まで完璧にイメージできる状態になってから本番に臨んでいました。手術をしなくなった今でも診療姿勢の面では通じる部分があると思い、変わらず大切にしていますね。

大規模病院と同程度の精密な骨密度測定が可能

骨粗しょう症の検査・治療における特徴や強みを伺います。

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クリニック規模の医療機関や自治体の検診で一般的に使用される骨密度測定装置は、前腕や踵などの骨密度を測るものがほとんどです。対して当院では、大きな病院で使われているものと同程度のグレードの、腰椎と大腿骨の骨密度を測定するタイプの装置を導入しています。腰椎・大腿骨は骨粗しょう症ガイドラインで推奨されている測定部位であり、より正確な数値を出すことが可能です。このような精密な検査を予約不要かつ保険で受けられる上、当日中に結果をご説明できるのが最大の強みですね。骨粗しょう症は骨折するまではほぼ症状がありませんが、折れてしまうと突然車いすや杖を使う生活を強いられたり、介護が必要な状態になってしまう恐ろしい病気です。だからこそ、骨折する前にきちんとした検査と治療を行いリスクの低減に努めています。

ほかに力を入れている治療はありますか?

私は手外科が第2の専門ですが、この1ヵ月間診療してきて、肩や腰の痛みを訴える患者さんがとても多いと感じました。そのため、腰痛や肩凝りに対する痛みの治療にも取り組んでいます。疼痛部位に対するブロック注射を行う際、痛みのある箇所にピンポイントでアプローチするには整形外科医師としての高度な技術が必要です。そこで処置の精度を高めるべく、どの筋肉のどの場所に注射するのかを常に意識し、さらに超音波装置で実際の筋肉の状態も詳細に確認しています。クリニックでは手術を行わない分、治療など別の部分で差がつくと考えています。私はこれまで整形外科の医師として幅広く研鑽し、自信を持って提供できる治療をしているという自負がありますので、クリニックでめざせる最高峰の医療を実現したいですね。

リハビリの環境や人員体制も充実していますね。

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治療後の痛みの再発防止にあたり、筋肉を鍛えたり関節の柔軟性を高めたりと、患者さんがご自身の体を使うことは非常に重要です。リハビリは整形外科の要といっても過言ではありませんので、当院では現在3人の理学療法士を配置し、充実したリハビリを提供できる体制を整えています。中には国際的な大規模スポーツ大会で、アスリートのケアに携わってきた先生もいるんですよ。この地域でも、そうした豊富な経験を生かして、スポーツをする中で痛みを感じるお子さんなどを専門的にサポートできると考えています。またフォームチェックの際は、本人がしっかり姿勢を確認しながら矯正する必要がありますが、一面が鏡張りという当院のリハビリ室はトレーニングに取り組みやすい環境といえるでしょう。

手術に至る前に骨粗しょう症による骨折を予防したい

先生が医師をめざし、開業するまでの経緯を教えてください。

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私は小さい頃はやんちゃな子で、よくケガをしては整形外科を受診していました。その中で次第に、自分も医師になりたいと思うようになりましたね。最近たまたま仕事でその医院に行ったのですが、当時の自分のカルテを見つけて感動しました(笑)。勤務医時代は複数の病院でじっくり臨床に携わることができ、さまざまな経験が現在の自分の医療技術の土台となっています。開業を決意した理由は、骨粗しょう症の診療にもっと介入したいと考えたためです。というのも、病院では手術はできても、術後の治療やリハビリが必要な方と満足に関われないのが実状です。その点、クリニックならば術後だけでなく、手術に至る前の段階から予防的なアプローチも可能ですので、できることがより多い開業医という形を選びました。

健康維持のために、日頃から意識すると良いことはありますか?

骨粗しょう症の予防において最も大事なのは運動です。地球に帰還した宇宙飛行士が支えられながらでないと歩けないことからもわかるように、運動しないと体は確実に衰えます。当院のコンセプトでもある「生涯自分の足で歩く」を達成するのなら、筋肉を鍛えて強くするのと同様に、骨もしっかり体を動かして鍛えましょう。こうした話を日頃から診察室で患者さんにしているのですが、その分私も実践しないと示しがつきませんので、自分も積極的に体を動かして健康維持に努めています。自宅から当院までは毎日片道30分かけて自転車で通勤していますし、週末は家族でプールに行ったりもしていますよ。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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今後は寝たきりの方や車いすの方を含め、あらゆる状況下にある地域住民の生活レベルを可能な限り維持できるよう、通所・訪問リハビリや訪問診療も実施したいと考えています。リハビリも、スポーツ中に時々伴う痛みを解消したい、競技パフォーマンスを上げたいなどのニーズに応えられるメニューをご用意したいですね。ただ、これらはあくまで将来的な話で、今は骨粗しょう症が心配な方とまずはしっかり向き合いたいと考えています。当院の骨密度測定は予約不要で保険適用で実施している上、すぐに結果をわかりやすい形でご説明しています。その後の治療も痛みに徹底的にアプローチし、日常生活の質向上をめざしておりますので、些細なことでもお悩みがある方は遠慮なくご来院ください。

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