全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 高田馬場駅
  5. 早稲田通り皮フ科
  6. 自己判断せず皮膚科の医師に相談を治療を続けやすい方法も提案

自己判断せず皮膚科の医師に相談を
治療を続けやすい方法も提案

早稲田通り皮フ科

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2022/12/22

早稲田通り皮フ科 自己判断せず皮膚科の医師に相談を 治療を続けやすい方法も提案 早稲田通り皮フ科 自己判断せず皮膚科の医師に相談を 治療を続けやすい方法も提案
  • 保険診療

虫刺されやちょっとした湿疹などに薬局などで購入できる市販薬を使う人も多いだろう。しかし薬が合わない、そもそも症状を捉え違っていることもあり、疾患が悪化することも。高田馬場駅から徒歩1分の場所にあり、小児の皮膚疾患にも対応する「早稲田通り皮フ科」の荻原麻里院長は「小さな症状でもぜひ皮膚科に相談してください」と警鐘を鳴らす。「皮膚科であれば量の細かい調整や塗り方の指導、泡状・液状・クリーム状など塗り薬の形状も選べ、治療のしやすさにも配慮した処方ができます」と丁寧に説明する。また保険診療内での手術や悪性・良性を診断するための皮膚生検、保険診療では補えない部分を治療したい場合に選べる自由診療にも対応している。そんな院長に皮膚疾患の受診のタイミングや、皮膚科のクリニックの選び方などについて話を聞いた。

(取材日2022年11月29日)

日本皮膚科学会皮膚科専門医の資格を有しているかがポイント。自己判断せず、皮膚科で適切な処置を

Q皮膚科はどのようなタイミングで受診するべきでしょうか?
A
早稲田通り皮フ科 症状が出たら早めに受診しよう

▲症状が出たら早めに受診しよう

基本は「症状が出たら早めに」です。皮膚科ではステロイドの入った塗り薬を処方することもありますが、症状が軽ければステロイドの量が少ないものを選べますし、当然ながら受診が早いほど治療期間も短く済むことが多いです。虫刺されでもまれに出血することもあるので、「虫刺されくらいで」と思わず、ぜひすぐに皮膚科にいらしてください。また乾燥時にかゆみが出て、ひどくなると眠れないという方もおられますが、そのようなQOL(生活の質)を下げる症状も皮膚科に相談に来てほしいです。最近では眠気が出にくい花粉症の飲み薬なども増えてきました。治療における懸念点は払拭しながら治療を進めていきますので、安心していただきたいです。

Q市販薬で済ませるのではなく、通院するメリットは何でしょうか?
A
早稲田通り皮フ科 予約不要で、混雑時は受付後の外出も可能

▲予約不要で、混雑時は受付後の外出も可能

市販薬は手軽に買える一方、作用が弱めなものが多いです。なので症状に応じた使い分けが難しく、そもそも症状に合わない薬を使うと悪化する恐れも。皮膚科では専門的に学んだ医師が診察・診断するため、症状に対してピンポイントな処方を行えます。塗り薬では塗り方も大事なのですが、そのような注意点も医師・看護師がしっかりとお伝えします。また保湿剤は液状、泡状、クリーム状などと形状もさまざま。「泡タイプならお子さんの体にも一気に塗れますよ」など、使いやすいもののアドバイスも行っています。大事なのはきちんと薬を続けてもらうことですから、そこも患者さんと話し合いながら処方を決めていきます。

Q症状が治まったら、塗り薬の使用をやめても良いのですか?
A
早稲田通り皮フ科 指示やアドバイスでわかりにくいことは気軽に質問していいという

▲指示やアドバイスでわかりにくいことは気軽に質問していいという

自己判断は非常に危険です。表面上は治まったように見えても、皮膚の深部がまだ治まっていないこともあります。医師や塗り方の指導をする看護師などからも「いつ、どのくらいの量を塗ってください」とお伝えしていますが、わかりにくい点などがあれば何回でもいいので質問してください。特にアトピー性皮膚炎などの慢性的な疾患は、治療を続けることが非常に大切です。その中で症状に改善が見られればお薬の量を徐々に減らすこともあります。続けやすい方法を医師とともに探し、「次の診察はいつなのか、どうなったらやめていいのか」などを患者さんもしっかり理解できるように心がけてくださることが、良い治療への近道になると思います。

Qこちらでは小児の皮膚疾患にも対応しているそうですね。
A
早稲田通り皮フ科 子ども用の塗り絵が用意されていて、待ち時間の工夫も

▲子ども用の塗り絵が用意されていて、待ち時間の工夫も

アトピー性皮膚炎、湿疹、水イボ、水ぼうそうなど幅広く対応しています。大人よりもお子さんのほうが乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が壊れやすい。でも小さい頃から保湿を習慣づけていれば、アレルギーの素因があっても、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを防ぐことにつながります。他にもお子さん特有の疾患に線状苔癬(せんじょうたいせん)などがありますが、「他院で別の疾患だと言われて治療していたが治らない」と相談に来られるケースもあります。しばらく通院しても改善が見られない場合は、思い切ってクリニックを変えてみることも必要だと思います。また小児科に通っていることも多いですから、お薬手帳はしっかり活用しましょう。

Q日帰り手術にも対応されているとか。
A
早稲田通り皮フ科 日本皮膚科学会皮膚科専門医の資格を持つ荻原院長

▲日本皮膚科学会皮膚科専門医の資格を持つ荻原院長

色素性母斑(ほくろ)、イボなど、一般的に皮膚科で対応する手術は当院でも可能です。また皮膚生検といって、悪性・良性を判断するために皮膚のごく一部を切除して検査へ送ることも行っています。検査結果が出るまで1〜2週間ほどかかりますが、基本的に10日後に抜糸を行うので、そこでも改めて次の通院がどうなるかなどをアナウンスします。加えて当院では自由診療も行っていて、保険診療でニキビを治療した方が、さらにニキビ痕を治療したい場合などに自由診療の治療が役立っているようです。保険診療でも良い薬が多数ありますし、治療として適切に患者さんを導いていけるよう心がけていますので、気になる点があればぜひご相談ください。

ドクターからのメッセージ

荻原 麻里院長

小児から年配の方まで幅広く対応しているので、悩み事・困り事があればぜひ気軽に皮膚科を頼ってください。また「どの皮膚科に行けばいいかわからない」という声も聞くのですが、日本皮膚科学会皮膚科専門医かどうかはクリニック選びの大きな目安になります。皮膚科専門医は、一定の勤務年数があり多数の症例をこなし、相当の知識を身につけた医師ではないと取得できません。同じ皮膚科の医師から見ても皮膚科専門医の資格を持っている先生はやはり一目置かれる存在。取得している資格などはクリニックのホームページや院内に掲示されているはずなので、ぜひ皮膚科選びの一つの参考として心にとどめておいていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビ痕の治療:ピーリング/4500円~

Access