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荻原 麻里 院長の独自取材記事

早稲田通り皮フ科

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2022/12/22

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科 main

JR山手線高田馬場駅から徒歩1分、駅からすぐのところにあるリニューアルしたビルの4階に早稲田通り皮フ科がある。「患者に寄り添い、薬の選び方や特徴などをわかりやすく説明する」ことをモットーに掲げる荻原麻里院長。0歳から100歳まで幅広い年齢層の患者の悩みに対応している。クリニック内は白やピンクを基調とし、落ち着いた雰囲気でリラックスでき、車いすやベビーカーでも安心して通えるように院内はバリアフリーに設計されている。待合室には給茶機もあり、子ども向けの絵本も用意されているので乳幼児を連れた保護者にも配慮されている。「患者さんに安心して通っていただけるように」という荻原院長にクリニックや診療に関する想いについて、さまざまな話を聞いた。

(取材日2022年9月21日)

女性だからこそのこまやかさを診療に生かす

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科1

親族に病院を経営している医師がいて、もともと医師は身近な存在でした。また幼い頃に通っていたクリニックの先生が、とても優しかったのが印象にあったのと、2つ年上の友人が心臓の病気を患ったのを近くで見ていて、自分はどういった人生を歩んでいくのかといろいろと考えました。そのようなさまざまな経験が重なって、中学生・高校生の頃には医師をめざすようになり、順天堂大学の医学部に進学しました。

大学時代、大学卒業後のお話をお聞かせください。

大学時代はバスケットボール部と野球部のマネジャーをしていました。上下関係や人と人とのつながり、コミュニケーションについて学ぶことができた貴重な経験で、それは医師となった今でもとても役に立っていると思います。また皮膚科を専門にすることは大学の5~6年の頃には決めていました。大学の授業で講義をする先生が「ニキビなどは思春期に症状として出てくることもあり、外見的にも目につきやすい」と言っていたのを覚えています。患者さんからすると、とても気になるポイントですが、それ以外にも女性医師だからこそ目立たない小さな部分でも気づけることがあると思います。私自身が医師として長く働いていきたいと思っていることと、女性ならではの観点を生かしたいという両方の気持ちがあり皮膚科を専門に選びました。

クリニックづくりでこだわったポイントを教えてください。

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科2

クリニック内は車いすでもベビーカーでも安心して来院していただけるようにバリアフリー設計にしています。壁や椅子なども白や落ち着いたピンクを基調として、患者さんが落ち着いてもらえるような雰囲気にしています。また祝日以外は土日も診療を行っているので平日忙しくてなかなか通院できない方や、週末に発疹が出てしまったときなど急なお肌トラブルにも対応できるようにしています。スタッフは私を含め、看護師や事務のスタッフもすべて女性で構成しているので、センシティブなことも安心して相談いただけると思います。

患者の症状・体質・ライフスタイルに合わせた薬を処方

どのような患者さんが来院していますか?

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科3

まだ開院して間もないのですが、現在は中高年の患者さんが多いです。エリア的には新宿エリアや西東京市のほうで、駅から近いという立地もあり乗り換えをされる方が多いです。主訴としては、かゆみやじんましんが治らないという方が多いですね。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、手を洗ったり消毒をしたりする回数が増えて、手の湿疹が治らないという患者さんもいらっしゃいます。私自身は乳幼児や妊婦さんの皮膚トラブルについても経験があり得意としているので、もっとそのような年齢層の患者さんの診療も積極的に行いたいと思っています。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

人と人とのつながり、患者さんが話しやすい雰囲気、コミュニケーションを大切にしています。こんなことで病院に行ってもいいのかと悩み、ドラッグストアで市販薬を買ってしまうことはよくあることだと思います。でも、実は知識がないまま選んでしまった薬が原因で、症状が悪化してしまうことも多々あります。実際に私も医局時代含めて、そのような患者さんをたくさん診てきました。当クリニックでは、内服薬を含めて薬の特徴や選び方を患者さんにわかりやすく説明するように心がけています。また薬を処方する際は、患者さんのライフスタイルも考慮して選ぶようにしています。

薬の選び方の重要性について教えてください。

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科4

確かに市販薬は手軽に入手できて便利ではありますが、間違って使うと大変です。例えば、細菌感染症の毛嚢炎を患っている患者さんが市販薬のステロイドを使って、より悪化させてしまったというケースもあります。皮膚のトラブルは他の病気と比べて安易に対処しがちかもしれませんが、正しい知識のもとに処方された薬を使えば早く症状を抑えることがめざせます。そのため、薬に関しては医師からのアドバイスが大切だと思っています。アドバイスがあると選択肢が増えて、さらに患者さんの症状・体質・ライフスタイルに合う薬を選ぶこともできると思います。

0歳から100歳まで、幅広い肌トラブルに対応する

妊娠中に気をつけたい皮膚トラブルについてお聞かせください。

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科5

妊娠中の女性の体は普段とは異なる変化が出ることも考えられるため、今まで皮膚トラブルがなくても妊娠をきっかけにかゆみや発疹・湿疹が出ることも考えられます。また、もともと皮膚の病気がある場合悪化することも少なくありません。妊娠中に使える薬は限られているものの、治療の選択肢をご提案できる場合もあります。普段は何ともなかったのに、皮膚のトラブルを感じたときは遠慮せずに皮膚科の受診をしてください。

年齢により罹患しやすい肌トラブルはありますか?

赤ちゃんやご高齢の方はドライスキンになりやすいです。実は肌のベースは子ども時代につくられるので重要です。アトピー性皮膚炎で乾燥が強い症状でも両親からの遺伝のパターンと、肌のケアができていないことが原因のパターンがあります。後者の場合は保湿をきちんとすることにより症状が抑えやすくなります。子どもは大人より乾燥しているので、肌のバリアが壊れることによりアレルギーが発生しやすいと考えられます。また思春期ではニキビで悩む人が多いですが良い薬がたくさんあるので、これは皮膚科への通院により快方に向かうことがめざせますよ。妊婦の方はかゆみや湿疹、更年期にはホルモンバランスの影響で皮膚の変化があり悩まれる方も多くなります。いずれにしても自己判断をせず、クリニックで適切な診療と適切な薬の処方が大切だと思いますね。

今後の目標や読者の皆さんへメッセージをお願いします

荻原麻里院長 早稲田通り皮フ科6

スタッフ含めて安心して通っていただけるクリニックをめざしています。また、0歳から100歳まで、世代を越えて幅広い年齢層の患者さんの悩みに寄り添い、赤ちゃんや妊婦さんの肌トラブルなども積極的に診ていきたいと思っています。また他院を受診したけれども、なかなか症状が良くならないという方のご相談も対応しています。かゆみや発疹・湿疹・ニキビなど、少しでも気になる症状があれば気軽にご来院ください。クリニックではホームページやSNSを使って、さまざまな肌トラブルや各季節で気をつけたいポイントなど役立つ情報も発信しているので、チェックしてみてください。

自由診療費用の目安

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