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首藤 真一 院長の独自取材記事

エス歯科クリニック 横浜みなとみらい

(横浜市西区/新高島駅)

最終更新日:2022/10/13

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい main

新高島駅から歩いて1分、横浜駅からも歩いて6分の場所にある「エス歯科クリニック 横浜みなとみらい」。今年の8月に開業した、エス歯科グループの6院目にあたるクリニックだ。グループの中枢を担う「最後の砦」として位置づけられ、広いオペ室と休憩室を用意。先進の医療機器を導入し、難症例にも対応できる環境を整えている。首藤真一院長の得意分野はインプラント治療と根管治療。九州大学病院でインプラント治療や噛み合わせを専門的に学び、首都圏のクリニックで幅広く研鑽を積んできた。「技術・設備・接遇に至るまで、満足度の高い歯科医療を提供したい」と語る首藤院長に、歯科医師を志した理由や、心に残る患者とのエピソードについて話を聞いた。

(取材日2022年9月8日)

幼き日に感じた疑問がきっかけで、歯科医師の道に進む

先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい1

私は虫歯の多い子どもだったんです。比較的健康で医療のお世話になることは少なかったのですが「歯医者さん」だけは身近な存在でした。痛い思いもしましたし、好んで通った記憶はありません。ですが子ども心に「なぜ虫歯になるのだろう」「この治療にはどのような意味があるのだろう」と、歯科医療に興味を持つきっかけになりました。口の中が銀歯だらけになることが気になったり、何度も虫歯を繰り返すことに疑問を感じたりと、将来につながる探究心の芽はこの頃からあったのですね。それが影響してか、高校生になり進路を選択する際に、歯科医師という職業が真っ先に浮かびました。手先が器用だったことも歯科医師を選んだ理由の一つです。

これまでのご経歴についてお聞かせください。

九州大学を卒業後は同大学病院の咬合補綴(こうごうほてつ)科で勤務にあたり、インプラント治療や噛み合わせを専門的に学びました。九州地方では中心となる存在の大学病院ですので、他院では対応できない患者さんも多くいらっしゃいました。歯がまったくない方に支柱となる4本のインプラントを施し義歯を支えていく方法も、早期から取り入れた病院です。他にも、噛み合わせや筋肉への理解度が求められる高度な手術や、全身麻酔を伴う難症例に数多く携わり、研鑽を積みました。その後、首都圏のクリニックでさらに知識と経験を深めた後、エス歯科グループに入職したのが2018年のことです。創業者である白井崇浩理事長の理念に共感し、良い歯科医療を提供するためには努力を惜しまない誠実な姿勢に感銘を受けました。そして今年の8月、横浜みなとみらい院の開院に合わせて院長に就任しました。

横浜みなとみらい院の特徴を教えてください。

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい2

当院はエス歯科グループの6院目にあたります。もともとグループ内で働いていたスタッフのうち、志が高く優秀な人材が集まってスタートしたのが、この横浜みなとみらい院です。今後グループの中枢を担う「最後の砦」として位置づけられています。あらゆる症例に対応できるよう広いオペ室を設け、休憩室も用意。医療機器も先進のものを導入しています。技術はもちろん、設備や接遇に至るまで、これまでグループが培ってきたクオリティーの一歩先を行く歯科医療を提供していきたいですね。患者さんに気持ち良く過ごしていただけるような対応を心がけ、歯科医院を思わせる匂いも抑え、アロマの香りで患者さんをお迎えしています。県内全域から通いやすいアクセスの良さも特徴です。

丁寧な対応を心がけ、長持ちする治療をめざす

できるだけ天然歯を残す方針だと伺いました。

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい3

その通りです。当院ではインプラント治療を得意としていますが、それは最終手段だと思っています。できれば抜歯をせず、天然歯を残すのが理想ですね。他院で抜歯の診断を受けた患者さんがセカンドオピニオンにいらっしゃいますが、中には抜かなくても済むケースも見受けられます。当院では顎・顔面・咀嚼(そしゃく)筋・咬合などを含めた精密な検査を行い、ストレスや生活習慣の影響も考慮して多角的に診断します。歯の根の奥まで炎症が進行している場合には根管治療を行うのですが、歯の根の部分はとても複雑で、卓越した技術が必要です。もし根管治療でも対応できないほどに症状が悪化している場合、その後の影響も考えて、初めて抜歯が選択肢に挙がります。その後は失った歯を補うため、患者さんのご希望があればインプラント治療を行います。

根管治療で気をつけていることはありますか?

細かい部分まで徹底的に除去・殺菌を行い、細菌の侵入を防ぐことです。根管内部は人それぞれに複雑な構造をしており、細く奥まで伸びています。細菌の侵入を防ぐことは容易ではありません。また根管治療後に、無菌状態で治療を行えたのかどうかは患者さんには判別できないのです。もし完全に細菌を取り除けていない場合、再び根管治療が必要になることがあります。そのようなことは避けたいのですが、保険診療では使用できる機材や薬剤に制限があるため、症状によってはどうすることもできません。対応策として、当院では自由診療による精密根管治療も行っています。マイクロスコープやラバーダムを使った精巧な治療法です。綿密な治療で細菌侵入のリスクを抑えていきます。

診療時に心がけていることを教えてください。

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい4

丁寧な対応と、長持ちする治療をめざしています。治療を終えた後に虫歯や歯周病が再発することがあるのですが、実は虫歯や歯周病は防ぎ得る病気だと考えています。正しい知識を持って取り組めば、何度も繰り返さないことがめざせるのです。長持ちする治療のためには、歯科医師が精度の高い治療を行うのと同時に、患者さんにも虫歯になるメカニズムを知ってもらう必要があります。患者さんが正しいホームケアを実践できるよう、わかりやすい説明を心がけています。多くの方にとって「歯医者さん」は行きたくない場所でしょう。特にお子さんの診療の際は、いきなり治療に入らず、まずは「歯医者さん」に慣れてもらうところから始めます。無理強いはしませんので、ぜひご家族皆さんでいらしてください。

患者の笑顔のため、できることを一生懸命にやり続ける

心に残る患者とのエピソードがあればお聞かせください。

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい5

以前に担当した中に、事故で車いす生活になられた働き世代の患者さんがいらっしゃいました。精神的にもダメージを受けられて、健康への意識も薄れ、歯のケアも後回しになっていたようです。虫歯と歯周病が悪化し、ついには歯をすべて失うことになってしまいました。日々の食事にも影響が出てしまい、ご本人の希望もあって4本のインプラント体で義歯を支えていく方法で治療を行うことになりました。病気には治せるものと治せないものがあります。歯科医師にできることには限りがありますが、インプラント治療の技術を用いれば、失った歯の機能を取り戻すことも望めるでしょう。患者さんの心の傷を完全にケアすることはできません。ですがその時、治療後の患者さんの笑顔を見て、私にできることを一生懸命にやり続けようと改めて思ったのです。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか?

妻と一緒にショッピングや愛犬の散歩を楽しんでいます。まとまった休みには車で数時間ドライブをしながら、犬と一緒に泊まれるホテルに出かけることもありますよ。私は宮崎県の出身ということもあり、たまに自然が恋しくなることもあります。先日は九十九里浜のコテージでゆっくりとした時間を過ごしました。やはり海沿いが好きですね。この辺りも横浜で海が近いせいか、宮崎を思い出すようで落ち着きます。

最後に読者へメッセージをお願いします。

首藤真一院長 エス歯科クリニック 横浜みなとみらい6

働き世代は忙しく、通院回数の多さから治療を中断してしまう方もいらっしゃいます。虫歯や歯周病は進行性の病気です。治療をやめてしまうと進行が進み、さらに治療に時間がかかるという悪循環に陥ります。当院では丁寧なカウンセリングと精密な診断に基づき、効率的な治療計画を提案するようにしています。インプラント治療に不安を感じている方もご相談ください。熟練の歯科医師が安心にこだわってメーカーを選定し、先進の医療機器を用いて治療にあたります。専用のオペ室や休憩室も用意し、滅菌対策も徹底しています。当院はsmile(笑顔)・satisfaction(満足)・safety(安心、安全)の3つのSと、sustainability(継続可能)。そしてstronghold(砦)をコンセプトに掲げ、皆さんをお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マイクロスコープ、ラバーダムを用いた根管治療/6万円~15万円、インプラント治療/36万3000円、サイナスリフト/22万円~、ブロック移植/22万円~、インプラントオーバーデンチャー/88万円~、4本のインプラントで義歯を支える治療/220万円~、オフィスホワイトニング 5万5000円
※患者さまのお口の中の状態によって金額が変わってくる場合があります。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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