医科歯科連携で対応する外科矯正
医療機関選びで大事な点とは
        すみれ矯正歯科 本郷
(文京区/本郷三丁目駅)
最終更新日:2025/09/16
 
         
      - 保険診療
- 自由診療
顎変形症をはじめ、歯並びの乱れだけでなく顔の骨格の問題により顔の変形や不正咬合が起きている場合は、外科矯正が必要なケースも多い。外科矯正は、矯正歯科と外科が密接に連携して進めることが望ましく、両分野に詳しく経験も豊富な歯科医院に相談することが重要だ。外科矯正を数多く行ってきた「すみれ矯正歯科 本郷」の岡安麻里院長は、「まず、『顎口腔機能診断料算定の指定医療機関』であることも参考に、歯科医院を選んでください。条件によっては保険適用となる場合もあります」と勧める。そこで、一般的にはあまりなじみのない外科矯正を受けるときの歯科医院選びについて、岡安院長にアドバイスしてもらった。
(取材日2025年7月23日)
目次
複数の歯科医院でカウンセリングを受け、患者自身が外科矯正に納得して始めることが大切
- Q外科矯正が必要な症例や歯科医院選びについて教えてください。
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            A
                ▲白を基調とした清潔感あふれる院内 外科矯正の必要性を患者さん自身が判断するのは難しいのですが、顎の位置やバランスは、噛む・話すなどの口腔機能にも影響することが多いです。歯並びと顎の位置・バランスの両方が気になる場合は、外科矯正に対応した歯科医院に相談してください。中でも厚生労働省の施設基準に適合した「顎口腔機能診断料算定の指定医療機関」なら一定の専門性を持つと考えられますし、顎変形症を保険診療として扱えるのも指定を受けた施設だけです。加えて、歯科医院のホームページで、病院の歯科口腔外科での勤務経験といった経歴、外科矯正や顎変形症に対して熱意を持って取り組んでいるかなど、歯科医師の経験や専門性も確認してください。 
- Q外科矯正ではカウンセリングが重要だと聞きます。なぜですか?
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            A
                ▲患者に寄り添い丁寧なカウンセリングを心がける 歯並びや顎の位置・バランス、顔の様子まで変化をめざす外科矯正では、患者さんが施術後のイメージをきちんと把握でき、納得して始めることがとても重要だからです。しかも一般的に外科矯正では施術中に痛みや腫れ、違和感などが出るダウンタイムが長引きやすく、予測できるトラブルを事前に説明してくれたか、不安な気持ちに歯科医師がどれだけ寄り添ってくれるか、なども矯正の継続に大きく影響します。前述の指定施設の中から歯科医院を決める時は、複数の施設で無料のカウンセリングを受けて、外科と密接に連携して外科矯正も選択肢として提示してくれるかどうかに加え、矯正の説明内容や歯科医師との相性なども確認しましょう。 
- Qカウンセリングや矯正前の相談の際に、注意するべきことは?
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            A
                ▲模型や図を用いて患者にわかりやすく説明する 一方的に歯科医師の説明を聞くだけでなく、患者さんからも希望する矯正後のイメージを詳しく説明することが大切です。口頭の説明ではなかなか伝わりにくいため、自分の写真をもとに「ここがこう見えるのが気になる」と伝え、希望する顔に近いイメージの画像を持参するなど、担当の歯科医師と具体的に認識をすり合わせてください。例えばやわらかな容貌をめざす男性の場合、きちんとその要望を伝えておかないとイメージがずれてしまうこともあります。また最近は海外での外科矯正を希望する方もおられますが、きめ細かなコミュニケーションをもとにした施術計画、ダウンタイム時の相談などを考慮して、まずは国内で相談されることをお勧めします。 
- Q一度矯正した後に再矯正を希望されるケースもあるのですか?
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            A
                ▲一人ひとりに合った治療方法のメリットデメリットを説明 当院で矯正されていない患者さんが再矯正の相談に来られることはよくあります。主な原因として、適切な外科矯正が受けられなかった、事前の説明が不十分だったなどが考えられます。そうした場合も一般的に歯周組織が健康で、外科医師が患者さんの体に問題がないと判断すれば、外科矯正による再矯正は可能ですからご相談ください。ただし、容貌にご不満があっても、噛めないなど機能的な障害はない場合、費用もほとんどの方は自由診療になるでしょう。また、本来なら一度の矯正で終わることが望ましいので、これから矯正を検討する方は、ぜひ当院でもカウンセリングを受けてください。 
- Q外科矯正での、こちらのクリニックの強みをご紹介ください。
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            A
                ▲患者の生活背景も察する診察を心がけ、信頼関係を築く 一つは、私の外科矯正に対する専門性です。明海大学大学院で博士課程修了後、東京大学医学部附属病院の口腔顎顔面外科・矯正歯科で、顎変形症などの外科矯正を数多く行いました。その経験をもとに多様な矯正の選択肢をご提示します。顎口腔機能診断に対応しているので保険診療、自由診療の両方に対応できるのも強みです。患者さんのカウンセリングでは「なぜ矯正を希望されるか」など背景も含め丁寧に伺い、ご本人がめざす施術後のイメージをくみ取るよう心がけています。ご紹介する外科医師も、治療を3次元的に捉え、矯正歯科と一緒に治療を考えていただける先生の中から、患者さんの背景や考え方も参考に、相性なども考慮して選択しています。 
自由診療費用の目安
自由診療とは外科矯正/88万円~

 
             
             
             
             
                 
                 
            
 
                 
                 
                