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細川 史磨子 院長の独自取材記事

こどもGROWオーラルセラピークリニック

(名古屋市昭和区/八事日赤駅)

最終更新日:2022/12/02

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名古屋市営地下鉄名城線・八事日赤駅から徒歩1分。もともとは住居だったというビルの3階に、小児歯科「こどもGROWオーラルセラピークリニック」はある。2022年8月より同クリニックを営む細川史磨子院長は、0歳の頃から子どもたちが楽しく通える場所になるよう、歯科らしくない雰囲気にこだわってクリニックの設計をしたという。子どもたちの歯、顎の健全な発育を促す自身の仕事をオーラルセラピーと捉える院長に、クリニックの特色や診療する上で大切にしていること、経歴、小児歯科にかける想いなどを聞いた。

(取材日2022年10月11日)

歯科クリニックのイメージを覆す、明るく心地良い空間

クリニックとは思えない、おしゃれな内装ですね。

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ありがとうございます。自分のクリニックを持つにあたり、強く意識したことの一つが「歯医者っぽさをなくす」ことだったので、そう言っていただけてうれしいです。もともとは住居だったというこの場所での開業を決めたのも、天井がとっても高くて、クリニックというよりカフェのようなイメージを持てたから。コンクリートとモルタルれんが、ポップな色・柄の壁に、これまた明るい色の椅子や大きな一枚板のテーブルセットを設置して、子どもたちが通いたくなるような空間をめざしてみました。匂いにも気を使っていて、待合室では一定時間に1回、天然アロマのミストが噴射されます。特有の匂いが苦手で、歯科クリニックが嫌いになる子もいますからね。

なぜそこまで、「歯医者らしさ」を軽減することにこだわるのでしょう。

私自身、子どもの頃は歯科クリニックが大嫌いだったからです(笑)。もう本当に、たまに通院してはおなかが痛くなって治療もせずに帰るくらい怖くて、嫌でたまりませんでした。そんな私が重度の歯医者嫌いを克服できたのは、運良く治療があまり痛くない、嫌な匂いも少ないクリニックに出会えたから。「あ、こんな歯医者さんもいるんだな」と知ることができて、私の中での歯科医師や歯科クリニックへのイメージが変わったんです。加えて生まれ育った家が医師家系だったため、どうせ医師になるなら、私が怖くない・通いたくなるような歯科クリニックをつくろうと思い、歯科医師になる道を選びました。

開業に至るまでの、先生のご経歴を簡単に教えてください。

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愛知県名古屋市で生まれ育ち、高校卒業後は神奈川県の鶴見大学歯学部歯学科に進学しました。2004年に同大学を卒業した後は、東京歯科大学千葉病院へ研修医として入職。歯の詰め物や義歯について学び、製作技術を磨く補綴(ほてつ)科の講座にて研鑽を積みました。その後は愛知県内に戻り、補綴を専門領域としていくつかのクリニックでの勤務を経験。そして2012年からは補綴講座で知り合った先生からのお誘いを受けて、医療法人真稜会 I Dental Clinicで勤務を開始し、以降およそ10年間、幅広い世代に向けての予防歯科や予防矯正について学ばせていただきました。

0歳から18歳まで、子どもたちの歯の発育をサポート

2022年8月に開業された、こちらのクリニックの特色を教えてください。

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歯が生え始める前の「0歳から通っていただける、子ども専門の歯科クリニック」であることです。人が歯を失う原因は歯周病、虫歯、そして外傷の主に3つであり、このうち歯周病と虫歯は予防ができます。そして歯周病と虫歯を予防するには、歯並びを良い状態を保つことで口腔内のケアをしやすくし、清潔にすることが何よりも重要なのです。歯並びは子どもの頃からの姿勢や呼吸、食べ方などの癖、そして顎や口周りの筋肉の発達程度など複数の要因によって決まるとされます。そこで当クリニックでは、子どもの成長を生かし、促すためのトレーニングを自由診療のメニューとして提供。そもそも悪い歯並びにしない「予防矯正」という考え方のもと、マウスピース型装置を極力使わない矯正をご提案しています。

どのようなきっかけで来院するのがいいですか?

きっかけは正直、何でも構いません(笑)。「子どもが歯ブラシを嫌がるのが心配」、「食事はどうしたらいいのか相談したい」、「散歩がてら寄ってみた」などさまざまなきっかけで来る方がいらっしゃいます。当院では歯が生える前からの来院を推奨しています。というのも、子どもの味覚は3歳で決まると言われています。そのため、この時期の食事の管理や飲み込みの仕方などが今後の口腔機能に大きな影響を及ぼします。現在は多くの情報が入ってくるが故に迷ってしまう親御さんは多いと思うので、歯科医師として正しい知識・アドバイスを提供したいですね。だからと言って、押しつけるようなことはしません。知らなくて後悔する方を一人でも減らしたいと思っています。どんなきっかけでもいいので気軽に来てくれるとうれしいです。

歯並びの悪化を予防し、子どもの歯・顎の発育を促すトレーニングとはどんなものでしょう。

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口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれるアプローチです。舌、唇、頬、飲み込みの各項目のプログラムを組み合わせて行う筋力トレーニングに近いもので、最初は週に1回くらいのペースで、数ヵ月したら1ヵ月に1回のペースで数年間かけて継続的に行います。具体的に行うことはバランスボールに乗って鼻呼吸の練習をしたり、ベッドに寝て腹式呼吸の練習をしたり、舌や唇を使って音を出したりという簡単な動作がメイン。もちろん、子どもの発育状況に合わせてストップさせたり、「この歯が生えるまでは休憩ね」などと一時的に停止することもあります。

子どもの歯と顎の健康を守るため、まず相談してほしい

先生が診療をされる上で、大切にしていることを教えてください。

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やっぱり第一は、この歯科クリニックを子どもたちにとって通いたい場所にすることでしょうか。可能な限り虫歯や歯周病にさせない、歯を失わせないようにするには、定期的にクリニックに通ってメンテナンスと治療をしていくのが重要だと思います。だから患者さんにはかつての私のようにならずに(笑)、明るい雰囲気の楽しい場所だと思って、このクリニックに通ってもらえるようにしたいですね。あとは極力、歯を削らないこと。一度削った歯はどんなことをしても戻ってきません。治療のために歯を削ったり、抜いたりすることも、大切な歯を失うことには変わりありませんから。だから私は、歯を削らないといけなくなる前に、小さい子どものうちからクリニックに通う習慣をつけておいたほうが良いと思うんです。

まだ開業して間もないですが、どんな患者さんが来院していますか。

最も多いのは5~7歳、小学校1・2年生の子どもたちですね。一番小さい子だと1歳の患者さんもいますよ。ほとんどがクリーニングなどのメンテナンスかトレーニングのために通っている方々で、虫歯などの疾患治療のために通われている方はかなり少ない印象です。なお当クリニックでは、定期的に歯並び相談会やセミナーも行っています。相談会では歯並びが悪くなる要因のご説明や、栄養士の資格を持つスタッフによる、子どもの口腔の健康を保つための食のアドバイスなども実施しているのですが、相談会への参加をきっかけに通院を始められる方も結構いらっしゃいますよ。

読者の皆さんへ、メッセージをお願いします。

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歯周病や虫歯といった、歯を失う原因となる疾患は予防できます。そして有用な予防法は、子どもの歯に起きた異常に親御さんがいち早く気がつき、適切な治療や対策をさせることです。そのためには子どもに幼いうちからクリニックに通う習慣をつけさせ、親御さん自身が口腔内の疾患や歯並びの良しあしについて確かな知識を持っておく必要があります。お子さんの歯と顎の健全な発達のために、親と歯科医師ができることはたくさんあります。当クリニックでは0歳のお子さんから診ることができますので、何か歯や顎の発育について、また口腔内の健康に大きく関わる食事のことについて心配なこと・気になることがあれば、歯並び相談会からでも構いません。ぜひお気軽に私たちにご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正(3~5歳コース)16万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正(6~9歳コース)55万円~、マウスピース型装置を用いた矯正(10歳からのTeenコース)80万円〜 ※口腔筋機能療法(MFT)は矯正コース費用に含まれています

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