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田尻 友恵 院長の独自取材記事

錦糸町皮膚科内科クリニック

(墨田区/錦糸町駅)

最終更新日:2023/01/13

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック main

JR総武本線錦糸町駅南口から徒歩約3分、京葉道路沿いの一角に、サロンのような上品な外観が目を引く「錦糸町皮膚科内科クリニック」を訪ねた。駅前というアクセスしやすい立地もさることながら、白木や淡いブラウンのインテリアで統一されたやわらかな雰囲気の院内にほっと心が和む。院長の田尻友恵先生は、専門である皮膚科を軸に内科や美容皮膚科、ペインクリニックの領域に至るまで、患者の身近な不調に幅広く対応。地域の乳幼児から高齢の患者まで、年齢・性別を問わずプライマリケアに力を注いでいる。2児の子育て真っただ中でもある田尻院長に、クリニックの特色や開業の経緯、皮膚科診療の醍醐味、患者への想い、クリニックの今後の展望などについて、プライベートな素顔も交え、じっくり話を聞いた。

(取材日2022年8月17日)

皮膚科を入り口としたトータルケアをめざすクリニック

こちらで開業された経緯から教えていただけますか?

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック1

勤務医時代からずっと開業を夢見ていて、利便性も良く、幅広い年齢層が集う錦糸町エリアに前々から注目していました。私自身、特にこのエリアに縁があったわけではないのですが、駅前に大型商業施設があってにぎやかなのはもちろん、いわゆる下町らしさも残っているような温かな土地柄がとても魅力的ですよね。当院のある南口側には皮膚科が少なかったこともあり、地域にお住まいの方のニーズにお応えできるのではないかと考え、この物件とのご縁もあって開業を決めました。7月1日の開業からあっという間の1ヵ月でしたが、0歳の赤ちゃんから80代のご高齢の患者さんまで幅広い世代の方にお越しいただいています。「通いやすい場所に皮膚科ができてよかった」といったお声を聞くと、本当にうれしく感じると同時に、できる限り患者さんの期待にお応えしたいと、身の引き締まる思いです。

クリニックの特色はどういったところでしょうか?

当院は皮膚科をメインとしつつ、内科やアレルギー科、ペインクリニックといったプライマリケアに幅広く対応しています。皮膚のトラブルは必ずしも皮膚だけを治療すれば済む症状ばかりでなく、内科と関係しているケースも多くあります。例えば便秘症の方は肌荒れしやすく、肌荒れを局所的に改善したとしても、根本的な原因である便秘症を解決しなくては、いつまでも肌荒れの症状を繰り返してしまうことになりますよね。当院はそうしたケースを念頭に、皮膚科を入り口としたトータルケアを目標に掲げていまして、皮膚の診療はもちろんのこと、隠れた内科疾患まで丁寧に治療していきたいと考えています。皮膚科に関しては保険診療を基本としつつ、自費診療も含めた治療の幅広い選択肢を用意して、患者さんのご希望や費用面の条件などに適した治療をご提案させていただいています。

日々の診療にあたって心がけていることはありますか?

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック2

医師であれば、適切な診断や症状に見合うお薬を処方するといったことは当たり前にできることですよね。私はそうしたプロセスの中で、患者さんと丁寧にコミュニケーションを重ね、わかりやすく説明することを意識するようにしています。患部をしっかり見て、触って診断することはもちろん、必ず患部の画像を撮影し、次回来院した際の患部の状態と比較できるようにしています。比較検討することで患部が改善しているのか、悪化しているのか一目でわかりますし、患者さんにも伝わりやすいですからね。背中など、患者さんご自身では鏡でもなかなか確認しづらい部位は特に、画像をお見せすることで「最初の頃はこんなふうになっていたんですね」と、症状の経過が目に見えてわかります。そうすると、患者さんの治療のモチベーションにもつながるでしょう。

機器類や薬を自ら試して、実体験を治療に生かすことも

ところで、先生が医師をめざしたきっかけは?

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック3

私がまだ小学生だった頃、祖母が病気で入院していたことがあり、その時の主治医の先生が本当に親身に祖母の話を聞いてくださっていたんです。大きな病院の先生ですし、他にも患者さんをたくさん担当されていたと思うのですが、祖母も含め一人ひとりのことを大切に考えて診療している姿に「ドクターってすてきな仕事だな」と思ったことを、今でもよく覚えています。当時はあんなふうに人の役に立てるような仕事に携わりたいなと思っていたくらいだったのですが、高校生くらいになって本格的に医師という職業を意識するようになりました。

皮膚科の仕事の面白さ、醍醐味はどういったところにありますか?

やはり目で見てすぐにわかるところでしょうか。処方したお薬で患部の状態がどのように変化していくかなど、治療の経過を一目で確認できますからね。診療にあたる私自身の達成感という意味でもそうですし、患者さんにとっても悩んでいた症状が改善に向かう様子が見えれば、「きれいになるまでもう少し頑張ろう」と励みになって、治療意欲が高まるでしょう。また、私自身も肌トラブルがいろいろあって、患者さんに処方しているお薬や治療に使っている機器類も一通り自分でトライしてみて導入しているんです。作用の出方には個人差がありますが、「私も実際に使ったことがあるんですが……」といった具合に、使用感などをお伝えすることもできます。

院内の内装や設備についてもご紹介いただけますか?

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック4

全員がそうではないかもしれませんが、医療機関に行くとなったら何となく緊張してしまうという方が意外と多くいらっしゃるんですよね。そういった方が少しでもリラックスしてお過ごしいただける空間をめざして、クリニックカラーは白をベースに温かみのある淡いブラウン系の色調に統一しました。最近は男性の患者さんでも美容意識の高い方が多く、保険診療の中で治療を希望される患者さんの一方、積極的に自費の治療に興味を持って来院されるケースもとても多い印象があります。AGAのご相談なども含め、男性の患者さんのニーズにも幅広くお応えしていきたいので、男女問わずすべての患者さんにとって居心地の良い空間になればと願っています。治療に使用する機器類に関しては、アトピー性皮膚炎など難治性皮膚疾患に効果が期待される紫外線療法の機器や、自費のしみ治療などに用いる炭酸ガスレーザー、ルビーレーザー、光治療器などを多数そろえています。

目の前にいる患者とのコミュニケーションを大切に

スタッフも全員女性だそうですが、スタッフの皆さんと共通認識をもって実践されていることはありますか?

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック5

医療はサービス業ですから、患者さん一人ひとりの目を見て会話することはもちろん、接遇面の丁寧さはスタッフ全員で特に気をつけていますね。診察時のカルテ入力にしても、受付での応対の際にも、パソコンを操作しながら患者さんに向き合うことが多い時代ですが、あくまで目の前にいる患者さんとのコミュニケーションを大事にしたいと思っています。加えて、女性だからこそ細かいところに気がつけることもあると思っているので、患者さんのちょっとした表情や動きにも丁寧に目を配りながらサポートし、そうした積み重ねが患者さんの居心地の良さであったり、満足度を高めることにつながっていけば理想的かなと思っています。

開業したばかりで日々お忙しいと思いますが、休日などはどのようにお過ごしですか?

わが家には2人の娘がいるので、休日は一緒に公園に出かけることが多いですね。今年は夏休みに千葉方面にグランピングに出かけることができたので、新型コロナウイルス感染症の流行以降ようやく夏らしい時間を過ごさせてあげることができて、私自身ものんびり過ごしてリフレッシュできました。子育てとクリニックの仕事の両立で、自分1人の時間を取ることはしばらく難しそうですが、子どもたちが寝た後に好きな音楽を聴くことが、最近のリラックスタイムの定番になっています。

最後になりますが、今後の展望と読者に向けたメッセージを一言お願いします。

田尻友恵院長 錦糸町皮膚科内科クリニック6

錦糸町は若い人もたくさん集まってきて、本当に活力のある街です。ここに開業して通勤するようになって、私自身もエネルギーをもらっているような気がしています。今はドクターは私1人という体制でやっているので、患者さんを少しお待たせしてしまうこともあるのですが、患者さんがもっと増えてきたら、診療の質を保ちつつ医師を増やして2人体制にしたり、将来的には皮膚科のニーズがある別のエリアに分院を展開することも視野に入れています。典型的な皮膚の症状はもちろんのこと、どの科に行ったらいいのかわからないといった症状、美容のご相談なども含め、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・AGA治療/5500円~
・炭酸ガスレーザーによるしみ治療/1200円~
・ルビーレーザーによるしみ治療/2200円~
・光治療器によるしみ治療/2200円~

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