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野村 洋子 院長の独自取材記事

祇園お肌と爪のクリニック

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2022/11/24

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック main

JR可部線下祇園駅から徒歩3分、緑豊かな住宅街の中、2022年4月に開院した「祇園お肌と爪のクリニック」。院長の野村洋子先生は皮膚科歴約40年のベテランだ。清潔感にあふれるこぢんまりとしたクリニックで、大きな病院の喧騒が苦手な人でもリラックスして通えるだろう。原則的に予約制なので、待ち時間は少なくしっかりと話を聞いてもらえる。野村院長の語り口はおっとりと優しく、気軽に何でも相談できそうな雰囲気だ。当院では名前のとおり、肌と爪の悩み全般に対応しているが、特に爪の治療を得意とする。実は爪にはさまざまな疾患があるが、専門的に対応している医療機関は多くはない。こじらせた爪の問題の解決のために、野村院長はどのような診療を行っているのか、医療にかける想いなどとともに詳しく聞いた。

(取材日2022年7月11日)

原則予約制のこぢんまりとしたクリニックの安心感

まず最初に、皮膚科を志したきっかけを教えてください。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック1

皮膚の疾患は内科などと異なり、症状が目に見えますよね。それがわかりやすく面白いと思ったのがきっかけでした。40年近く皮膚科医をしてきて、いろいろな患者さんを診てきましたが、特に爪の悩みは「何科に行ったらいいのかわからない」という人も少なくありません。だからこそ、外科や整形外科などを回った患者さんが、当院にたどり着いてくれるとうれしいですね。

患者さんはどのような方が多いのでしょうか。

ご高齢の方からお子さんまでさまざまな方がいらっしゃいます。このクリニックを開くまでは、近くの野村病院の皮膚科に勤務していたのですが、その頃からの患者さんも少なくないですね。開業準備のため1年ほどブランクがありましたが、忘れずに来てくださったのはありがたかったです。特にお知らせしなかったのですが、「やっと見つけた」と、ご自分で探し出してくださった方もいらっしゃいました。

開業しようと思った理由についてお聞かせください。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック2

最初は内科医として、その後長く皮膚科医として勤務した野村病院でしたが、退職したら「小さなクリニックをこぢんまりとやりたい」と、なんとなく思っていました。「あまり規模の大きくないところのほうが通いやすいので、開業してほしい」とおっしゃる患者さんもいて、それならば少しでもお役に立てることもあるかもしれない、と思い開業した次第です。

「原則的に予約制」としたのはどのような思いからでしょうか。

できるだけ待ち時間を少なくしたいと思い、基本的には予約制としました。でも、飛び込みの方であっても、お待ちいただいてもよければ受け入れていますので、肌や爪に関して急な問題がありましたら、遠慮なく相談してください。

さまざまな爪の悩みにきめ細かに対応

爪に関してはどのような相談が多いのでしょうか。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック3

巻き爪ですね。巻き爪は歩き方や爪の切り方の間違い等から引き起こされる身近な症例です。高齢の方に多く見られますが、もちろん、若い人もいらっしゃいます。巻き爪の悪化などから起きる陥入爪(かんにゅうそう)の相談も少なくありません。陥入爪は、爪の側縁、深爪の角や、切り残しでできた爪のとげが周囲の皮膚に食い込んで炎症を起こしていて「何科に相談したらいいかわからなかった」と来院される患者さんもおられます。化膿して腫れ上がったり、爪の周囲の皮膚は再生能力が高くて赤い肉芽がプックリ腫れてくることもあるので、できるだけ早めの相談をしてほしいです。陥入爪に対しては外科では爪を抜くなどしますが、当院では爪を温存したままテーピングなどの治療を行います。「爪の治療は痛そう」と、敬遠している人も安心して来ていただけるのではないでしょうか。

他にはどのような爪のお悩みが寄せられますか。

その他、かぎ爪、肥厚爪とも言える爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)の方もいらっしゃいます。爪に外力がかかって内出血を起こし、爪が取れた後になってしまうことが多いようです。順調に伸びることができず、厚くてあさりのような縞模様ができてしまうのですが、これをグラインダーで削っていきます。これに関する知識や技術を磨くために勉強会にもよく通いましたよ。また、爪の水虫である爪白癬で爪が非常に厚くなる方もおられます。これもグラインダーで削って白癬の治療をいたします。

爪の病気を予防するには日々、どんな点に注意すればよいのでしょうか。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック4

例えば巻き爪を予防するには「正しい歩き方でよく歩き、爪はスクエアカットにする」というのがポイントになります。指と爪に圧力がかからない浮き指のままで歩いていると、自然と爪は巻いてくるので注意してください。また、爪の角を鋭く切りすぎると皮膚に食い込み、その痛みを回避しようと体重をかけない歩き方をするようになり、これも巻き爪の原因となります。靴もスニーカーを履いてさえいれば良いわけではなく、紐をきちんとしめる……など、基本生活におけるアドバイスも行っていますので、お気軽にお尋ねいただければと思います。

爪と肌の悩みをいつでも気軽に相談できる場をめざす

肌に関してはどのような患者さんが来られますか。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック5

やはり、お子さんのアトピー性皮膚炎は多いですね。昨今の行きすぎた清潔志向にも注意が必要なのでは、と感じています。化粧品の選び方を間違えて、ニキビ・しみ・湿疹・かゆみ・乾燥などのトラブルが出たという相談も少なくありません。治療しながら今後どんなスキンケアをしていけばいいか、一緒に考えていきましょう。また、当院は美容面の相談にも対応しているので、そちらが気になるという患者さんもいます。いずれにせよ、肌トラブルは悪化させないほうがいいので、少しでも気になる症状が出たら、すぐに相談していただければと思います。

やはり早めの相談が大事なのですね。

そうですね。どうか躊躇せずに早めに来ていただきたいです。例えば爪は化膿がひどくなってしまった場合、週に2回程度通う必要が出てくることもあるので、忙しい社会人の方などは負担に感じるかもしれません。そうなる前に、一度、診させていただければと思います。肌も爪も悪化するまで我慢してしまう人は少なくありません。爪が痛くて来ているのに「爪を見てもらってもいいのでしょうか?」などと、遠慮がちな人もいます。確かに、女性は初めて男性医師に足元を見せる時など、ためらってしまうかもしれませんが、当院では気兼ねなくお見せいただければと思いますので、お困りの時にはぜひいらしてください。

最後に、今後の展望について教えてください。

野村洋子院長 祇園お肌と爪のクリニック6

私は町の皮膚科医なので、命に関わるような難病に携わることはほとんどないかもしれません。でも、これからも、爪や肌などの身近な悩み、痛みなどに丁寧に対応していきたいと思っています。それにはまず、気軽に相談できる雰囲気を大事にしたいです。「こんなことを聞いてもいいのかわかりませんが」などとおっしゃる患者さんもたくさんいるのですが、どんな些細なことでもお尋ねください。また、爪を抜くのではなく、爪を温存し痛みを少なくするような治療を行っていきたいと考えています。「爪が痛いけど、治療はもっと痛そう」など、二の足を踏んでいる人も心配せずに来ていただけたらと思います。

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