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宗形 昌儒 院長の独自取材記事

小滝橋そら内科クリニック

(新宿区/落合駅)

最終更新日:2022/07/28

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自らの生い立ちから医院名を決めたと語るのは、「小滝橋そら内科クリニック」の宗形昌儒(むなかた・まさひと)院長。身内が心臓の病気を患い、つらい思いをした経験から、同じ苦しみを持つ人の役に立ちたいと、循環器系の医師をめざした。勤務医時代は循環器の専門的な治療に従事してきたが、同院では専門のみならず幅広く内科疾患全般を診療している。「患者としての自分は病院が怖く苦手」だという院長。患者がリラックスして気兼ねなく話せる雰囲気づくりを意識しながら、日々診療に臨んでいるという。

(取材日2022年7月4日)

患者が通院を楽しみにできるような医院をめざして

クリニック名にある「そら」の由来は?

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ここはビルの5階なのですが、初めて内覧に来た時に窓から見えた空が東京にしては青々ときれいで、それが頭の中で故郷の福島の空とつながって、 とても印象的だったんです。また、実家は旅館をしているのですが、2つある旅館のどちらにも「天」という字がついていて、天=空といったことも関係しています。両親がすごく忙しかったから、子どもの頃は旅館の従業員が僕の世話をしてくれたりお客さんが相手をしてくれたりして、今でもすごく感謝しているんです。その感謝の気持ちを表したかったというのもあります。漢字の空ではなくひらがなにしたのは、やわらかいイメージにしたかったからです。

先生が医師、中でも循環器内科を選んだきっかけを教えてください。

身内に心臓の病気の人がいたんです。近くに大きな病院がなかったため、東京の病院まで出向いていた覚えがあります。それがあって子どもの頃からずっと医師になりたいなという思いはありました。いつからかは正確には覚えていませんが、小学校の卒業文集に書いているので、遅くとも小学校高学年では決めていたと思います。最初は循環器外科に進もうと思っていたんですが、内科って年々治療法の選択肢が増えているんです。自分が持ち得る武器がものすごく多くなっている。そういったことから循環器内科にすごく魅力を感じ、この科へ進みました。

どのようなクリニックをめざしていますか?

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もともと自分の実家が病院でないのもあってか、僕自身病院がすごく苦手なんですよ(笑)。病院ってすごい怖いお医者さんがいて、上から目線で怒られちゃうみたいなイメージを僕自身も持っています。できるだけそういう雰囲気は出したくないな、通院するのに「行くの嫌だなあ」ではなく、「楽しみだなあ」と思ってもらえるような医院にしたいなとは思っています。以前いた病院を辞める時、患者さんやそのご家族に泣かれたり行かないでと言われたりして、こちらも泣きそうになったことがあります。ここでもそんな信頼関係を築いていって、患者さんが気軽に来やすい雰囲気づくりをしていきたいなと思っています。とは言っても、残念ながら特別すごい設備があったり豪華な内装でまとめていたりといったクリニックではないので、態度や話し方といったソフト面で、そういう雰囲気にできればなと考えているんです。

「内科のなんでも屋さん」として幅広い症状に対応

以前は総合病院にお勤めだったとのことですが、クリニックはやはり違いますか?

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総合病院の時に感じたのは、僕たち医師が何か説明をすると、患者さんは機械的に「はい」「はい」と言うことが多いんですが、実はわかっていない、納得いっていないということもあるということです。手術や治療をしてもらう医師が言っていることに反論しちゃいけないというか。わかっていますといった返事をされるのだけど、実は疑問を抱えているなとすごく感じていました。病院にいた頃から、なるべく患者さんが質問しやすい雰囲気をつくっていきたいとは思っていたのですが、病院というのは午前の外来だけで50人、60人という人数を診るんです。そうすると一人ひとり丁寧にという気持ちはあっても、現実問題として効率的に回すことも考えなければ成り立ちません。でもクリニックだと、100%とはいかないまでも、患者さんの話をゆっくり聞いて丁寧に説明をして、より患者さんに寄り添った医療を提供することができるなということは感じています。

ホームページに「内科のなんでも屋さん」って書かれていますね。

内科はどの病院でも一番入り口の科だと思うんです。いろんな症状がありますが、何科に行けばいいかのかわからないといったケースも少なくないと思いますが、そんなときも「まずは内科」ですよね。診察して必要があればそこから専門の医療機関に紹介することもできます。心筋梗塞といった心臓の病気、腎臓の病気もそうですが、重大な病気というのは結局、生活習慣病がもとになっていることが多いんです。その生活習慣病を長期的にしっかりフォローできるのも内科の医師だと思います。言い換えれば内科はいろいろな病気や症状の入り口になる科です。「こんなことで受診していいのかな」などと考えずに、まずはなんでも相談してほしいというのが僕の気持ちです。

先生のご専門は循環器内科ですか?

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日本循環器学会循環器専門医の資格を持っています。循環器内科はさらに、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、脈の乱れの問題である不整脈などに細分化されていて、病院では担当も分かれるんですね。その点僕は複数の分野にまたがって勉強し経験も積んでいる、循環器でもかなり珍しいタイプだと思います。包括的に全体的に循環器疾患を診ることができる点は、僕の強みと言っていいかもしれません。循環器疾患についても内科疾患全般と同様、簡単な症状から複雑な症状の方まで、まずはお気軽にご相談していただければと思います。

病診連携も積極的にされているそうですね。

当院はさまざまな医療機器を完備しているとかそういうクリニックではありませんし、特に循環器系の疾患では緊急で大きな病院で治療を受けなくてはいけないことも多々あります。そのため検査や治療において患者さんに不都合が生じないよう、例えば東京医科大学や東京山手メディカルセンターなどと、迅速に連携できるような体制を整えています。さらに連携する病院を増やしていければなと考えており、実際ほかにも声をかけていただいている病院がいくつかあります。

患者が理解・納得できるまで治療の意義を丁寧に説明

オンライン診療にも対応されているそうですね。

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生活習慣病など長期的に治療しなければならない方が多くおられるんですね。先ほど申し上げたように、僕自身病院が苦手で薬を飲むのも好きではなく、患者さんの気持ちがわかるつもりです。それでも、必要な場合は継続通院して薬を飲んでいただかなければなりません。薬に関しては医師の説明不足だと感じることもあります。例えば高血圧は無症状ですが、放置すると致命的になってしまうこともあります。なぜ薬を飲まなくてはいけないのか、飲まないとどうなるのかといったことを知らないがために、飲まない患者さんもいます。糖尿病や脂質異常症もそう。必要な薬を飲んでコントロールすることの重要性を、一人ひとり時間をかけて説明していきたいなと考えています。ただ、患者さんによってはやはり病院へ行くこと自体ハードルが高いといった方もおられます。その点オンラインだと何とか続けられる方もおられるので、そういった意味で取り入れているんです。

先生が目標とされる人はいますか?

医師ではないんですが、祖父です。先ほど言った旅館は祖母が始めたのですが、祖父のほうは薬局をしていたんです。80歳を過ぎても何か新しいことを見つけてはチャレンジするようなバイタリティーあふれる人でした。いつだったか商工会議所か何かの文集で「鶏口となるも牛後となるなかれ」と書いているのを見て、祖父らしいなと思ったのを覚えています。今回僕が開院を決心するのにも、その言葉の影響はあったと思います。 

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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今後は訪問診療も積極的にすることを考えているのですが、まずは地域の人に認知してもらい、長くかかっていただけるかかりつけ医のような存在になりたいですね。病院とかクリニックって嫌なイメージ、怖いイメージがあると思うんですが、僕はそういうイメージをなるべく取り除くクリニックをめざしています。すぐにお薬を出すようなこともしませんので、ちょっと調子が悪いなと思ったら、お気軽にご相談にいらしてください。「困ったからあそこに行ってみよう」と思っていただけるよう頑張っていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

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