サージカルガイドや鎮静剤を用いた
不安の少ないインプラント治療
おの歯科医院
(西宮市/門戸厄神駅)
最終更新日:2025/02/21


- 自由診療
歯周病や抜歯、外傷などで失った歯を補うための方法として、今ではすっかり一般的になったインプラント治療。とはいえ、外科的手術を伴うことや術後の心配など、まだまだ不安を感じている人も多いことだろう。そうした相談に対し、しっかりと説明を重ねて理解や知識につなげている一人が、インプラント治療に精通し、専門性の高い治療を展開する「おの歯科医院」の小野真司院長。先進的なガイデッドサージェリーと呼ばれるシステムや静脈内鎮静法を積極的に導入し、手術の安全性や精度の追求、患者の不安の解消には特に配慮した治療の提供に努めているという。不安の少ないインプラント治療とはどのようなものか、エキスパートの立場から小野院長にじっくりと解説してもらった。
(取材日2023年12月13日)
目次
先進のデジタル技術による精密性・安全性を追求した手術で将来的に長持ちさせることをめざす
- Qまずはインプラント治療のメリットについて教えてください。
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A
▲静脈内鎮静法にも対応できる完全個室の手術室
インプラント治療の一番のメリットは、ブリッジや入れ歯のように残っている健康な天然歯を削る必要がなく、独立して固定式の人工歯が入ること。ぐらつきがなく不正咬合の改善も期待できるため、自然な噛み心地を得やすいことも挙げられます。ただし、あくまで選択肢の一つですから、まずはそれぞれの治療法の特徴をよく理解した上で、自分自身の意思で決定することが重要です。インプラント治療には手術や相応の治療期間が必要で、自費診療になるため他の治療法より費用がかかるというデメリットも存在します。歯科医師からの説明や検査結果、それを上回るメリットを感じられるようであれば、検討してみる価値は十分にあるといえるでしょう。
- Qこちらのインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
▲歯科用CTをはじめとする先進システムを用いて治療を行う
私自身が、大阪大学歯学部附属病院のインプラント診療グループでチーフを務めた実績があり、インプラント症例の豊富な経験と知見を重ねてきたこと。現在も大学に籍を置き若い歯科医師を指導し、先生方向けの講演も行っていることが強みです。また今は歯科治療もデジタル化も進み当院ではまず歯科用CTや口腔内スキャナーで得たデジタルデータを用いて、シミュレーションソフトウエアで治療計画を立案。そして埋入をサポートする装置・サージカルガイドと、理想の位置へ誘導するコンピューターナビゲーションシステムを患者さんに応じて使い分け安全に配慮した手術に努めています。他院では対応が難しいと言われお困りの方も一度ご相談ください。
- Q埋入時にサポート装置とガイドシステムを使い分けるメリットは?
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A
▲実際の手術で使用するサージカルガイド
常に安全性を追求し治療を進められるため、サージカルガイドとコンピューターナビゲーションシステムを使い分けています。サージカルガイドとは、適切な位置にインプラント体を埋入するためのガイド装置のこと。歯科用CTなどのデータをもとにシミュレーションソフトウエアで治療計画を立て、インプラント体埋入の位置や深さ、角度などを精密に設計。その設計をもとに作製します。一方コンピューターナビゲーションシステムとは、理想の埋入位置へ誘導してくれるシステムのこと。この二つを使い分けることで、高い安全性と精度の埋入を再現しやすくなるのです。審美的な部位や埋入本数が多い症例では、特に強みを発揮します。
- Q手術と聞くと、痛みに対する不安が気になります。
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A
▲事前に説明を行い、患者の不安に寄り添った配慮を行っている同院
一般的なインプラント手術では、局所麻酔を用いて痛みのコントロールを図りながら手術を行います。術中に痛みを感じないよう配慮していますのでご安心ください。それでも不安の強い方には、さらに意識レベルを落として半分眠ったような状態で手術を受けていただけるよう、静脈内に鎮静剤を投与する静脈内鎮静法(セデーション)という手法を用いることも可能です。静脈内鎮静法は麻酔科の専門の医師によって、安全性に十分に配慮しながら行われます。事前に丁寧な説明もありますので、ほとんどの不安は解消されるでしょう。当院は紹介による患者さんが多いのですが、遠方からわざわざお越しになる方もいます。
- Qインプラントを長持ちさせるためのポイントを教えてください。
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A
▲手術後の定期的なメンテナンスが、長持ちのポイントだと語る院長
手術が終わって人工歯が入れば、インプラント治療もようやく終わったと皆さん安心されることでしょう。しかし実際は、そこからどれだけ長く使ってもらえるかが重要です。インプラント周囲炎、残っている天然歯の虫歯(う蝕)や歯周病を予防するためにも、歯科医院での定期的なメンテナンスは絶対に欠かせません。またインプラント周囲の骨の状態に変化がないかをチェックするために、年に1回くらいのペースでエックス線撮影を受けてください。理想とするポジションに適切にインプラント体が入り、術後のメンテナンスをきちんと受けていただくこと。それがインプラントを長持ちさせるために重要なポイントだと私は考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/49万5000円~