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小野 真司 院長の独自取材記事

おの歯科医院

(西宮市/門戸厄神駅)

最終更新日:2024/01/10

小野真司院長 おの歯科医院 main

門戸厄神駅東出口から、西国街道を挟んだすぐ向かいという好立地。クリーム色のビル1階に「おの歯科医院」がオープンしたのは2022年6月のこと。院長を務める小野真司先生を中心に、虫歯や歯周病といった一般歯科治療から審美面に配慮した治療、インプラント治療、ホワイトニング、予防歯科まで、さまざまな患者層を対象に幅広い歯科診療を提供する。小野院長は、大阪大学歯学部附属病院で15年にわたって研鑽した歯学博士。専門であるインプラント治療などの補綴治療を中心に広い視野での診療を得意とし、高いレベルの技術で患者の悩みや希望に応えている。統一感のあるシックな雰囲気の院内でどのようなコンセプトを展開しているのか、患者の将来まで見据えた小野院長の診療スタンスにじっくりと迫ってみた。

(取材日2023年12月13日)

誰もが安心して通える歯科医院をめざして

まずはこの地に開業した経緯をお聞かせください。

小野真司院長 おの歯科医院1

私は西宮市内の高校に通っていたこともあり、この地域には昔からなじみがありました。開業するならこの辺りのエリアがいいと考えていたところ、たまたまのご縁で良い場所に巡り合うことができました。それまでは出身である大阪大学歯学部附属病院に長く勤めていましたが、もともと臨床が好きだったこともあり、いつかは開業したいという思いはありました。大学を卒業して15年という節目やコロナ禍を機に将来のことをいろいろと考えた結果、人生の次なるステップをめざして開業する運びとなりました。開業医になると診療だけでなく、歯科医院の運営もこなさねばなりません。その中でいかにして最大限のパフォーマンスを発揮できるかが課題と感じています。

現在、どのような患者さんが中心ですか?

西宮は住宅地として人気の高い街で、古くから住んでおられる方だけでなく、新しいマンションに転居して来られる若いファミリーも大勢います。大学が近いことで学生さんも多く、小児や若い方からご年配の方まで患者さんの層は広いですね。この地域は口腔内に対する意識が比較的高く、定期検診を受けておられる方も多いようですが、いざ治療が必要となると、さまざまな不安を感じて相談に来られる方が一定数おられます。そうした患者さんの悩みにお応えするのも、当院の大切な役割と考えています。現在、歯科医師は私と妻の2人。スタッフは歯科衛生士が3人、受付・歯科助手1人という体制です。妻は副院長も務め、平日の午前中に診療を担当しています。

設備など、院内の特徴を教えてください。

小野真司院長 おの歯科医院2

まずは皆さんに安心してお越しいただけるよう、できる限り嫌な音やにおいがしない清潔な院内環境をめざしています。インテリアはナチュラルかつシンプルで明るい雰囲気にして、もちろんバリアフリーです。口腔外バキュームや高性能の空気清浄機、滅菌機などをそろえ、院内の衛生環境には特に注意を払っています。診察スペースは広く取り、プライバシーに配慮した半個室のほか、手術用の個室やカウンセリングルームを用意。撮影領域の広い高解像度の歯科用CT、口腔内スキャナーなどを導入し、治療の精度向上につなげています。あと、待合の一画におむつ交換台のある授乳室を設けており、赤ちゃん連れのお母さんにも安心して受診していただけます。当院は西宮市の子育てバリアフリー施設として「赤ちゃんの駅」に登録していますので、通りがかりでもぜひ遠慮なくご利用ください。

インプラント治療の専門家として全顎的診療を心がける

先生は補綴が専門と伺いました。

小野真司院長 おの歯科医院3

私は大阪大学歯学部を卒業後、大学院に進学し博士号を取得。その後は同歯学部の附属病院でインプラント診療グループのリーダーなどを務め、補綴に関してはインプラント治療はもちろん、ブリッジやかぶせ物、入れ歯まで、幅広く自分の手で行ってきました。いろんな病院を転々として最終的に大学病院にたどり着く方も多く、そういう意味では難症例を含め、いろんな経験をさせていただきました。今も大学には籍を置き、招聘(しょうへい)教員として後輩の指導やサポートを行っています。皆さん、つい気になる所や痛い所だけに目がいきがちですが、意外に噛み合わせのバランスが原因となっているケースが多いもの。一口腔単位として、全顎的な広い視野でとらえることが大切です。

診療で心がけていることを教えてください。

患者さんになるべく痛い思いをさせず、残せる歯は残すというのが当院のモットーです。患者さんに頑張ってもらえるのであれば、可能な限り歯を残す方向で治療を進めていきます。自分の専門だからと、無理やりインプラント治療をお勧めするようなことはありません。また、矯正について、現在は当院で行わず、専門の先生をご紹介するようにしています。専門性の高い治療は専門家に診てもらうのがベターと考えるからです。私自身がインプラント治療を専門に研鑽を積んできたので一層感じるようになったのですが、なんでも自分が行うのではなく、その患者さんにとって一番適切な医療につなげることが重要だと考えています。

チェアサイドでは患者さんにどのように接していますか?

小野真司院長 おの歯科医院4

歯科医院は苦手だけど、仕方なく受診しているという方も大勢おられるでしょう。その不安を少しでも払拭できるよう、患者さんとしっかりと対話することを心がけ、初回はカウンセリングだけで終わりにすることもあります。あと、どなたに対しても口腔内の状態を丁寧に説明し、定期検診の重要性をご理解いただけるまで、何度も繰り返してお伝えするよう努めています。一番悲しいのは、一ヵ所治療をしても今度は他の部位が悪くなることの繰り返しで、いつまでも治療が終わらないケースです。やはり歯科治療は計画性が重要で、一つの治療が終わって正常な状態になった時点こそが本来のスタートラインです。そもそもなぜ治療を受けなければならなかったのか、原因を忘れることなく治療後もしっかりとメンテナンスに通っていただきたいですね。

思いやりの気持ちを忘れずに患者を迎え入れる

歯科医師という仕事をどのようにお感じですか?

小野真司院長 おの歯科医院5

家族や親戚に歯科医師はいませんでしたが、私は小さい頃から人の役に立てる医療に興味があり、手先が器用だったことから歯科医師が一番合っていると考えてこの道を選びました。大学病院での貴重な勤務経験に加えて開業まで果たし、歯科の全体像はだいたい把握できていると自負しています。患者さんそれぞれに原因も違えば治療法も違うため、いろんな課題が次から次にあって飽きることはありません。残念ながら私がここで出会った人しか診ることはできませんが、自分が診た方はせめて笑顔で帰ってもらいたい、歯のことで悩まされることがないようにしたいという思いは人一倍感じています。

今後に向けた展望があれば教えてください。

開業してまだ1年半ですが、今後もできる限り先進の技術に追従していきたいと考えています。もちろん旧来の治療を否定するわけでなく、新旧の良い部分を織り交ぜながらエビデンスに則した治療を提供していくことが大切です。むやみに新しいものに飛びついて、いいか悪いかを判断をしないまま採用するようなことはありません。ただ、医療機器などの設備に関してはまだまだ足りないと感じる部分もあります。治療精度の向上が期待できて患者さんが楽になるものであれば、将来の診療を見越しながらぜひ追加していきたいと考えています。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

小野真司院長 おの歯科医院6

歯科医院は医療施設ですから、皆さん不安な気持ちを抱えて来られると思います。その不安を少しでも和らげてリラックスできるように、思いやりを持って優しく患者さんをお迎えすることが当院のモットーです。幸い、スタッフ全員で実践してくれていますので、今後も「来て良かった」と感じてもらえるような接遇や診療を続けていきたいと思います。当院を受診した患者さんにご家族を連れて来ていただけたり、ご近所の方を紹介していただけたりするのは本当にありがたいことですね。もっと多くの皆さんにご周知いただき、地域のために力を注いでいければと考えています。歯や口の中のことでお困りのことがあれば、いつでも気軽に当院へご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/49万5000円~
ホームホワイトニング/3万3000円
ジルコニアインレー/6万6000円
ジルコニアクラウン(ステイニング)/13万2000円
ジルコニアクラウン(レイヤリング)/16万5000円

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