仕上がりをイメージし自然な目元をめざす
眼瞼下垂症の日帰り手術
橋本形成外科・美容皮膚科
(堺市堺区/堺東駅)
最終更新日:2025/01/16


- 保険診療
- 自由診療
まぶたが垂れ下がって見えにくくなる病気である眼瞼下垂症。生まれつきの先天性と徐々に進行する後天性があるが、一般的に多いのは加齢に伴って起こる後天性の眼瞼下垂症だ。まぶたが重たく感じたり、目が開けづらかったり、視界が狭くなってきたりと、発症すれば日常生活や仕事にも影響が及ぶ可能性があるほか、重く垂れ下がったまぶたの印象も気になるところだ。「QOL維持のためにも手術によって機能回復を図ることが大切」と話すのは、「橋本形成外科・美容皮膚科」の院長で、豊富な眼瞼下垂症の手術経験を持つ橋本隆宏先生。機能面の回復や改善はもちろん、見た目にもこだわり、その人に合った自然な仕上がりを重視しているという。そんな橋本院長に眼瞼下垂手術の具体的な内容や配慮していることなど、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2023年8月27日)
目次
機能面と整容面に配慮。視界を広げ、美しい見た目をめざすだけでなく、その人に合った治療が重要
- Q形成外科で眼瞼下垂症の手術を受けるメリットは?
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A
▲豊富な眼瞼下垂症の手術経験をもつ橋本院長
眼瞼下垂症において形成外科を選ぶメリットは、原因に応じた適切な治療ができることだと思います。眼瞼下垂症の原因は主に加齢ですが、それだけでなく、生まれつきまぶたの筋力がなくて上がらない人、また顔面神経麻痺によってまぶたが下垂している人もいて、原因によって治療方法も異なってきます。個々の原因を追求し、それに応じた適切な手術ができるのは、顔や全身の表皮について知識を持つ形成外科ならではでしょう。また、目元は数ミリの違いで大きく印象が変わります。長期的なスパンで術後の経過をイメージしつつ、機能面だけでなく、見た目にも配慮できるのも、豊富な手術経験のある形成外科の強みです。
- Q眼瞼下垂症の日帰り手術は保険は適用されますか?
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A
▲眼瞼下垂症の治療では保険診療が可能
眼瞼下垂症の手術は、基本的には保険診療で受けることができます。眼瞼下垂症の手術は保険が利かないと思っている人も多いようですが、自由診療で行われることもあるものの、視界が狭いことは日常生活に支障が出ますから保険診療の対象です。また、何らかの任意保険に入っていれば還付対象になることもあります。受診前に保険会社に確認しておくといいでしょう。また当院では、前向きに手術を検討しやすいよう、現金のほか、金額によってクレジットカード払いにも対応しています。
- Q実際にどのような流れで手術を進めていくのでしょうか?
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A
▲手術前に患者と話し合い、治療に対する認識に相違がないか確認
まず眼瞼下垂症のタイプから術式を決定します。どんな術式を採用するかは、原因や状態によって異なりますので、術前の診断で綿密に評価し、ご本人の納得を得て決めます。手術当日は5分前にはお越しいただきます。手術時間は1~2時間程度で、生まれつきの眼瞼下垂症など難症例の場合には手術が複雑ですので、2時間以上かかる場合もあります。できるだけ痛みを感じないよう、手術中は局所麻酔を行います。手術翌日に再度来院していただき傷や腫れを確認し、約1週間後に抜糸となります。個人差がありますが、腫れは1~2週間ほどで9割程度は引いていきます。デスクワークなら翌日から仕事も可能ですが、数日はお休みされる方が多いようです。
- Q眼瞼下垂手術を行う際に、先生が大切にしていることは何ですか?
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A
▲手術中も看護師が声をかけるなど、スタッフ全員でサポート
その人のまぶたの性状やたるみの状態に合わせて、適切な治療を提供することです。例えば、人によってまぶたが厚かったり、薄かったり、たるみの強弱によって異なります。術式を変えることはもちろんですが、切除する部位もまつげ上か眉下かを正しく選択しないと、かえって腫れぼったく見えることもあります。術前にはカウンセリングのお時間を十分に取り、時には画像を見ながら説明し、認識に相違がないか話し合っていきます。ほかにも、ダウンタイムについて詳しくご説明することや、手術中も看護師がお声がけするなど、さまざまな面で患者さんが不安に感じることがないようサポートを心がけています。
- Q仕上がりのイメージがしやすいよう心がけているそうですね。
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A
▲機能面と見た目に配慮した施術に注力している
機能面と見た目に関する整容面のどちらにもこだわりながら、自然な仕上がりをめざして治療を行っています。特に眼瞼下垂症の手術はまぶたの余剰な皮膚を切除することも多く、傷が残ります。傷痕は極力目立たないようきれいに仕上げるようにしています。また、麻酔や手術操作により少し腫れるので、腫れが引いた後の数ヵ月後の仕上がりをイメージして縫い合わせるようにします。まぶたを上げすぎた場合、ドライアイや乱視を強くする、まぶしく感じるなどのデメリットを生じることもあります。だからこそ、その人に合った治療が大切なのです。
自由診療費用の目安
自由診療とは眼瞼下垂症治療(自費の場合)/22万円~