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田宮 亜堂 院長の独自取材記事

亀戸脳神経・脊髄クリニック~あたま・くび・腰~

(江東区/亀戸駅)

最終更新日:2022/06/13

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JR中央・総武線亀戸駅東口を出て徒歩2分、商業施設の4階にある「亀戸脳神経・脊髄クリニック〜あたま・くび・腰〜」。脳から脊髄まで神経を総合的に診療し、患者の症状の原因を突き止めて改善を図っていく。軽い頭痛からめまい、手足のしびれ、さらには慢性化した片頭痛や首・肩のしつこい凝り、腰痛までと対象とする症状は幅広い。院長の田宮亜堂(たみや・あどう)先生は、現在も地域の拠点病院で脊髄疾患の手術や脳神経外科の外来診療も行っている脳神経・脊髄疾患のスペシャリストだが、ダイエットのリバウンドで増えた自身の体重のことも笑い話にするなど、診療でも相談しやすい雰囲気をつくってくれる気さくな人柄のドクター。「脳や脊髄の緊急性を伴う病気の発見と同時に、皆さんの身近でその予防に力を尽くしたい」と語ってくれた。

(取材日2022年6月2日)

混雑時以外は検査当日にMRIの結果を伝える

まずこちらで開業された理由からお聞きします。

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私は現在も東船橋病院の脊椎脊髄外科センターで外来診療と手術を、千葉大学医学部附属病院の脳神経外科でも診療を行っています。亀戸はそれらの病院に近いですし、また以前診療していた八王子のクリニックからも近くなるので、今自分が診療している患者さま全体を考えた場合に理想的な環境と思ったからです。また病院で重篤な症状の方を手術するだけでなく、町のドクターとしてしっかりと患者さまを診て地域医療の面でも役に立てればと考えました。実際頭痛や肩凝り、腰痛はご本人は痛くても、周りの人からは見た目でその程度がわからないのでなかなか理解されず、耐えながら仕事や勉強、家事をしている人もいます。そんな悩みや不安に対して患者さまに寄り添った診療を提供することで、少しでも良くして生き生きと過ごしてもらいたいとの思いもありました。

院内でMRI検査が受けられるのも大きな特徴ですね。

急な頭痛では時に緊急性を伴う疾患もあり、脊髄の病気では細かく症状と照らし合わせて診断する必要があることから脳や脊髄だけでなく血管や細かい神経を観察できるMRIは診療に必要と、最初から備えようと決めていました。被ばくしてしまうCT検査よりも磁場で撮影するので安心して検査を受けてもらえます。撮影時間も短くなるように工夫し、お子さんでも数分じっとしていれば撮れるので、頭部打撲でも気軽にお声がけください。またMRIと同時に血管を細かく撮影できるMRA検査も可能なので、脳動脈瘤や脳梗塞の前兆なども早期に確認することができます。

検査結果はすぐにわかるのでしょうか?

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MRIや骨密度検査、レントゲンなどの画像検査は原則当日に結果をお伝えできるよう努めています。患者さまの結果を聞くまでの不安な時間をできるだけ短縮したほうがいいからです。MRIの撮影自体は頭痛やめまいなどの緊急性の可能性がある症状はなるべく受診当日に撮影としています。一方で手術後の経過観察などでは時間予約制として、患者さまを待たせないように工夫しています。MRI検査以外にも脊椎圧迫骨折に対応するためにレントゲン、骨密度検査機器をそろえております。それらを駆使して脳と脊椎脊髄を総合的に検診できるような脳脊髄の総合検診を年内にスタートさせたいとも考えています。

できるだけ専門用語を使わず、わかりやすく伝えたい

クリニック名に「あたま・くび・腰」と加えた理由も教えてください。

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クリニック名は脳と脊髄の両方を診るという意味ですが、それだけでは一般の方にはわかりづらいだろうと思いました。脊髄の病気の中には、頸椎症や腰部脊柱管狭窄症といった病気も診療範囲に入っていることが伝わりやすいよう「くび・腰」と名づけました。また脳神経といっても難しい言葉なので「あたま」も加えた次第です。当クリニックの診療理念の一つは「やさしい言葉で、繰り返しわかりやすく説明します」なので、まずはクリニック名から実践しました。できるだけ難しい専門用語を使わずに、患者さまお一人ずつ時間を取って丁寧に説明するようにしています。お待たせすることもあるのですが、理解してもらってより安心してもらうための診療ですのでご理解いただけたらと思います。ほかに「早期発見、早期診断、早期治療、そして早め予防」と、「健康に生活するという当たり前の権利を誰もが維持できるように」の2つの理念を掲げて診療しています。

逆に言うと「健康であることは当たり前ではない」ということでしょうか?

実はちょっと前にそのことを痛切に感じた体験をしました。これまで数多くの脊椎の手術をしてきましたが、半数以上は手術中に放射線を浴びながら行ってきたので小指の爪にがんができてしまったのです。それまで当たり前と思っていた健康が、一気に命を脅かす状況になることを身をもって体験しました。転移はないだろうかとPET検査の結果が出るまでが不安で、患者さまはそんな思いをされているんだなとわかりました。幸い早期発見で、皮膚科の医師からすぐに手術を受けるようアドバイスしてもらったこともあり、もう心配はありません。逆に開院にまつわる準備からストレス太りするほどになりました(笑)。こうした経験から健康に過ごすという当たり前のことができなくなったときにどれだけ心に不安を抱え得るか気づき、誰もが「当たり前のように健康に過ごす権利」を十分担保できるような医療を提供したいと思っているのです。

そんな経験をされたことも、開院して地域医療に携わろうと考えられた理由なのですね。

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ええ、それもあります。一般に大学病院や総合病院では、手術によって生命を脅かす患部を取り除いたり生活の質を著しく下げる病変を排除したりするのが役割です。しかしより良いのはそうなる前に地域のクリニックで専門性を持った医師が脳や脊髄の検査で異常を早期発見し、経験則から「このまま様子を見ていいのか」あるいは「このままだといずれ悪くなる」と患者さまにお知らせできれば、それを避けるための予防的な生活も実践できます。結果を待つ間不安に過ごす患者さまの気持ちもよくわかりましたので、MRI検査の結果も当日中にお伝えできればと思っています。

健康情報のブログ発信にも精力的に取り組んでいる

ところで先生のお名前は、ご両親が考えられたのですか?

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父親がベルリンオペラの仕事で長らく向こうで仕事をし、私も幼少期はドイツで育ちました。国際派の父でしたから、私には堂々たるアジア(亜細亜)の子として育ってほしいと願いを込め「亜堂(あどう)」と命名してくれました。私の祖父は昭和の初期に数々の作品を発表し、代表作が映画化されたこともある小説家なのですが、晩年に脳梗塞を患ったことで執筆ができないことを悲観し、私はその姿を見たことから脳神経外科の医師になろうと決めました。結局音楽でも文学でもない、まったく畑違いの医療の分野に進みましたが(笑)、ただ祖父のDNAなのか文章を書くこと自体は好きなので、時間があればホームページに健康に関するブログをアップしていますので、時間がある時にでも一度ご覧になってください。

先生は東船橋病院で手術も担当されているとか。

毎週火曜日の午前は脊椎脊髄外科で手術を行っています。当クリニックでも脊髄疾患の患者さまが希望されれば私が執刀することもできます。患者さまのことをよく知る医師が手術も担当することで安心されるかと思います。その代わり火曜日の午前は東船橋病院副院長で脳神経外科医の辛寿全先生が診療してくれています。辛先生は脳卒中や水頭症を専門としており、また脊髄疾患にも精通していますのでさまざまな患者さまの診療にて力を発揮してくれています。もちろん、都内や千葉県内の大学病院や総合病院ともコミュニケーションをとって、患者さまにとって必要あればベストの治療法を求めて紹介もしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当クリニックは、手足のしびれや麻痺、話しにくいとか歩きにくいという症状の方、片頭痛をはじめとする頭痛に悩む方、首や肩の痛み、腰痛などを抱え「一度検査を受けてみたい」という方に受診しやすいよう環境を整えています。問診や神経診察で脳や脊髄など重篤な症状を疑えばMRI検査も受けてもらい、診断しています。大きな病院では検査するにもその結果を聞くにも時間がかかりますが、クリニックでは検査結果をその日にお伝えできるよう診療を行っています。患者さま一人ずつの説明に時間をかけていますので少しお待ちいただくこともあるかと思いますが、気軽に受診できる脳神経・脊髄クリニックとして気になる症状があればご相談ください。

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