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吉内 和富 院長の独自取材記事

よしうちクリニック

(尼崎市/武庫之荘駅)

最終更新日:2024/07/26

吉内和富院長 よしうちクリニック main

阪急神戸本線・武庫之荘駅より徒歩1分のところに、2022年6月にオープンした「よしうちクリニック」。院長を務める吉内和富(よしうち・かずとみ)先生は、長年内分泌治療に従事してきたベテラン医師。風邪など一般内科診療から、予防接種、健康診断、専門性の高い糖尿病や内分泌疾患の治療まで幅広い診療を行っている。特に長期の治療が必要な生活習慣病患者には、信頼関係を築きながら寄り添った診察に努めているという。「地域に恩返しするつもりで開業しました。お話にしっかり耳を傾けて、お悩みや不安事を一緒になって解決していきたいです」と笑顔で抱負を語るやわらかな物腰が魅力の吉内院長。今回は、開業のきっかけから同院の特徴、診療時の心がけまで、たっぷり話を聞いた。

(取材日2022年6月2日)

長年暮らしてきた町に医療で恩返ししたい

長年、糖尿病治療をご専門とされてきたそうですね。

吉内和富院長 よしうちクリニック1

糖尿病治療の道に進んだのはたまたまでした。愛知医科大学の出身なのですが、仕事をするなら関西でと思っていたところ、運良く大阪大学の糖尿病治療チームにいた先輩から声をかけてもらったことがきっかけです。そこからは、大学院で糖尿病の病態や臨床をしたり、大学関連病院で患者さんの治療にあたったりと、あらゆる方向から糖尿病治療について研鑽を重ねてきました。

開業を意識したのはいつ頃ですか?

開業を意識したのは、医師免許を取得した時です。将来は自分のクリニックを持ちたいと思いました。大学院で研究したり、大阪警察病院や大阪回生病院では役職をいただいたりと、思いもよらない勉強や経験ができたことは自分の宝となっています。ですが、年齢が上がるほどに患者さんとの時間は減っていって、もっと患者さんと向き合った診療がしたいという思いが強くなり、開業するに至りました。

こちらの場所に開業されたきっかけは何でしょうか?

吉内和富院長 よしうちクリニック2

大学への帰局と結婚を機に住むところを探していた時、出会ったのが武庫之荘でした。高いビルが少なく、公園がたくさんあって子育てもしやすそうだと、私も妻もすぐに気に入りました。今まで暮らしたことのない土地でしたから、少し不安もあったのですが、地域の方が本当に温かく迎えてくれて、すぐになじむことができました。また、母の介護が必要となった時にも、地元の病院の先生が手続きから往診まで本当に親身になってサポートしてくれたんです。20年以上暮らしてきた武庫之荘は、私たちにとって第二の故郷。自分の培ってきた専門性を生かして、何かしらの恩返しができればという思いで、この場所に開業しました。

一人ひとりに合ったオーダーメイドの糖尿病治療を提案

糖尿病治療を行うクリニックは多いですが、専門とするクリニックとの違いは何でしょうか?

吉内和富院長 よしうちクリニック3

治療の中で、患者さんの生活スタイルが変わることもあります。そういったときに次の一手を提案できるかが、一般内科と糖尿病を専門とするクリニックとの違いだと思います。今は、糖尿病の薬がたくさんあって、ある程度の知識があればうまくコントロールできるようになってきています。しかし、うまくいっているうちはいいのですが、仕事やご家族に変化があって生活様式が変容したとき、今までのお薬だけでは患者さんをしっかりサポートできなくなる場合も考えられます。運動習慣をプラスしていく、食生活を見直すなど、サポートの幅が広いこと、一歩進んだ提案できることが専門のクリニックを受診するメリットだと思います。

こちらのクリニックでは、ほかにどのような病気を診ていただけますか?

当クリニックは内科ですので、一般的な風邪やインフルエンザ、感染症、下痢、腹痛、各種予防接種、健康診断や検診などに対応しています。また、糖尿病や、橋本病・バセドウ病といった甲状腺疾患を含め、内分泌疾患の治療も行っています。また、高脂血症、高尿酸血症、高血圧、脳梗塞や心筋梗塞などの治療経過など、幅広く診療しています。また、万が一大きな病気が見つかったときには、兵庫県立尼崎総合医療センター、関西労災病院、市立伊丹病院、近畿中央病院といった近隣病院のほか、ご希望の総合病院に迅速に紹介しています。

すてきな院内ですね。クリニックづくりでこだわったところを教えてください。

吉内和富院長 よしうちクリニック4

一般的にクリニックに来るのは病気でつらいときですので、少しでも穏やかな気分になっていただきたいと内装は温かい空気感にこだわっています。清潔感のあるホワイトを基調にして、床は落ち着いたブラウンの木目にし、誰かのおうちに来たような雰囲気にしました。また、一般待合とは別に発熱患者用の待合室を設けています。入り口も診察室もトイレまですべて別になっているので、一般の患者さんとすれ違うこともありません。機器に関しても、血液検査や尿検査といったスクリーニング検査、頸動脈や腹部などの超音波エコー検査、心電図、血圧、脈拍測定など、正確な診断から適切な治療に結びつけることができるよう先進のものをそろえています。

丁寧な説明と温かい診療で地域に愛される医院をめざす

患者さんと接する際に気をつけていることを教えてください。

吉内和富院長 よしうちクリニック5

思いやりのある優しい言葉かけと、常にわかりやすい説明を心がけています。説明に関しては、できるだけ知識を持って帰っていただきたいと、治療に役立つ情報もお伝えするようにしています。例えば、外食ばかりになってしまうときも、うどんとおにぎり、ラーメンとチャーハンといったメニューではなく、どちらかをお肉やお魚にする、運動に関しても、座りっぱなしにならないように自分から進んで物を取りに行くなど、できるだけ日常に取り入れられる簡単なアドバイスをするよう努めています。糖尿病などの生活習慣病は、生活の中で気をつけていくことが重要です。また、患者さんには常にアップデートした情報を届けられるよう、勉強会などに参加して勉強は怠らないよう努力しています。

吉内院長自身も健康には気を配っておられるそうですね。

ええ。運動や食事に関しては気をつけるようにしています。でも、それも最近になってからの話で、勤務医の頃はデスクワークが多くて太っていたんですよ。自分が指導する立場でありながら恥ずかしいなと思って、1年半ほど前からダイエットを始め、以前より10キロ以上体重を落とすことに成功しました。ダイエットはすべての人に必要というわけではないですが、血糖値のコントロールにおいても重要な要素です。自分の体験も踏まえながら、年齢や性別、生活習慣に応じたオーダーメイドの提案もできると思いますので、気軽にご相談していただきたいですね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

吉内和富院長 よしうちクリニック6

自分のクリニックができたら、患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添った温かい対応をしていきたいと考えていました。駅から徒歩1分と利便性のいいところにオープンすることができましたので、たくさんの方にお越しいただけたらと思っています。スタッフも、オープニング研修を行っている時からすごく和気あいあいとしていて、良い雰囲気のクリニックになっていくのではないかと期待しています。気さくなスタッフばかりですので、私に言いにくいお悩みもスタッフまで気軽にご相談ください。今後はさらに、管理栄養士による栄養相談や訪問診療なども行ってより充実した医療を提供していきたいと考えています。地域の皆さんの支えになれるような、愛されるクリニックをめざしていきます。

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