増田力丸院長の独自取材記事

りきまるデンタルクリニック

(平塚市／平塚駅)

最終更新日：2023/06/16

平塚駅北口より車で9分。2022年4月に開院した「りきまるデンタルクリニック」は、家族で通える町の歯科医院として、子どもからシニアまで、地元で多くの患者に親しまれている。増田力丸院長は、虫歯や歯周病、難しい親知らずの抜歯、入れ歯やインプラント、スポーツマウスピースの製作まで幅広く対応。口の中だけではなく、全身の状態を診ながら根本的な原因から改善をめざす総合的な歯科診療で、これまでも患者の笑顔を守ってきた。一人ひとりとの患者と丁寧に向き合いたい、自分の家族を治療するような気持ちで、安心して受けられる治療を提供したい、という一心で開業を決意した増田院長。「お口のかかりつけ医」として地域医療かける思いや、同院ならではの診療のメリットについて詳しく聞いた。

（取材日2022年7月29日）

精度の高い検査と適切な診断で、患者の笑顔を守る
治療から予防まで、生涯にわたるサポートを
口の健康を通じて全身の健康を守るかかりつけ医

精度の高い検査と適切な診断で、患者の笑顔を守る

まずは開院の経緯について教えてください。

これまで私は大学病院や複数のクリニックで、保険診療から自由診療まで、さまざまな歯科診療の研鑽を積んできました。多くの患者さんとの出会いを重ねる中で、次第に、大切な患者さんのために自分が思い描く最善の診療を提供したいという思いが募り、2022年4月に開院に至りました。それまで平塚のクリニックで5年ほど勤務していたこともあり、山あり海あり、自然豊かで人情深いこの平塚の町で開業できたことは本当にうれしいです。家族で安心して通える町の歯医者さんとして、一人ひとりの患者さんとのご縁を大切にしながら、丁寧に向き合っていきたいと思っています。

先端の機器が充実していて驚きました。

患者さんにとって最善の治療を提供するためには、適切な診査・診断が欠かせません。当院では精度の高い検査を提供できるよう、デジタルエックス線のほかに歯科用CT、歯科用拡大鏡、口腔内撮影用の一眼レフカメラを導入しています。また、治療中に生じる血液や唾液、粉塵などが飛び散らないよう、口腔外バキュームや空気清浄機も各診療ユニットに設置しました。治療で口の中に入る器具は、それぞれの治療器具に適したクラスBのオートクレープ2機種計2台を使い分けることによって、ウイルスや細菌を滅菌し、患者さんごとにタービン等のハンドピースを総て交換するなど、院内感染の予防対策を徹底しています。安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一丸となって親身の対応を心がけています。

患者さんと向き合うとき、どのようなことを大切にしていますか？

年齢を問わず、患者さんが自然体で話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。わが家にも2人の子どもがいるので、お子さんの気持ちもよくわかりますし、お父さんお母さん世代の方とは、同じ目線で子育ての会話で盛り上がることもあります。また、年配の患者さんの中には私を息子や孫のように接していただいてかわいがってくださる方もいるので、そういったときは身内のような気持ちで接しています。時には冗談や世間話なども交えながら、すべての患者さんに対して、自分の家族を診るような気持ちで接しています。また、治療に入る前には、なぜ治療が必要なのか、複数の選択肢がある場合は、それぞれの治療についてのメリットやデメリット、費用のことまでしっかり説明し、患者さん自身が納得できる治療を選んでいただきます。すぐに決められないときは、ご自宅で検討していただくことも可能です。患者さんの同意なく、勝手に治療を進めることはありません。

治療から予防まで、生涯にわたるサポートを

幅広い診療に対応しているのですね。

当院では虫歯や歯周病から小児歯科、入れ歯、インプラント、矯正歯科、口腔外科、予防歯科、訪問診療まで幅広く対応しています。また、痛みに敏感な方や歯科治療にトラウマを抱えているような方には、お子さんに対しても使える笑気吸入鎮静法で、不安やストレスをほとんど感じることなく、リラックスした状態で治療を受けていただくことも可能です。また、私たちは悪くなった部分だけでなく、口腔全体、時には姿勢や生活習慣まで含めて総合的な検査・診断を行い、根本的な原因の解決をめざします。虫歯や歯周病、噛み合わせの不具合などのお口のトラブルには、何かしら原因があるんですね。患者さんが笑顔で会話を楽しみ、おいしく食事がとれるよう、生涯にわたるお口の健康のサポートをめざしています。

顎関節症の診療や、病院との連携医療にも対応しているそうですね。

私自身、抜歯やインプラント治療など口腔外科の治療も対応していますが、顎関節症など、より専門的な治療が必要な患者さんのために、金曜日に口腔外科を専門、特に顎関節症を専門とする歯科医師に来ていただいています。また、口腔がんや全身疾患があって医科との連携が必要な場合は、平塚市民病院をはじめ、東海大学医学部付属病院や、鶴見大学歯学部附属病院、神奈川歯科大学附属病院などと連携しながら治療を進めていくことも可能です。町の歯医者さんは、患者さんが最初に相談にくるところ。幅広い診療に対応するだけでなく、適切な診断で、患者さんが最短ルートで最善の医療を受けられるよう橋渡しをすることも私の大切な役割です。「ここへ来て良かった」と思っていただけるよう、常に患者さんと丁寧に向き合い、きめ細かで適切な対応を心がけています。

治療に合わせて、連携先の技工所を使い分け、また治療後のメンテナンスにもこだわられているそうですね。

保険の義歯が得意な技工所、セラミックが得意な技工所、というように、歯科技工所さんを細かく専門的に使い分けるなど、患者さんから見えない部分でも手を抜きません。ですが、どんなに素晴らしい物を作ったとしても、その後のメンテナンスをしっかりしなければ、その良さを十分に発揮することはできないんです。当院では、治療の前と後に必ず口腔内写真を撮影しています。そして、大型モニターを利用し、ご自分の目で治療経過を確認していただきながら、治療や今後のケアについて説明しています。スマートフォンからいつでもデータを見られるので、患者さん自身も、「お手入れもしっかりしないとね」と、メンテナンスや自宅でのケアに対する意識が高まるようです。治療しておしまいではなく、治療後のメンテナンスが新たなスタート地点なんだよ。という説明をして患者さんに寄り添った取り組みを行っています。

口の健康を通じて全身の健康を守るかかりつけ医

お口の健康を整えることが全身にもいい影響を与えるのですね。

そうですね。例えば、噛み合わせと全身は一概には言えませんが、噛み合わせを調整することで体に出ていた症状にいい影響を与えられることもあると思います。長引く不調にお悩みの方は、相談していただければと思います。

今後の展望をお聞かせください。

現在、一番に考えていることは患者さんを時間通りにお迎えして、予定通りの診療をして、予定の時間通りでお見送りするようにしよう、ということです。お医者さんや歯医者さんに通うと待ち時間が長いので通院することを敬遠される方が多いと伺っています。ちゃんと時間通りに診療が始まって終われば、患者さんの生活スタイルに大きな影響も与えませんし、きちんと通っていただければ早く健康な状態を獲得できると考えています。当院に通っていただいてる患者さんからは、当院の時間通りの診療、オンタイム診療と呼んでいますが、それをとても喜んでいただいて「先生のところはスケジュールが立てやすいよ」と言ってくださる方もたいへん多いですね。患者さんが通いやすい場所にするために、私だけではなくスタッフ全員がチームワーク良く全力で取り組んでいることですかね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院が苦手だという方は多いと思いますが、歯科医院は痛くなってから行くのではなく、痛くならないようにするために通う場所と思っていただきたいですね。特に、長年歯科医院に行っていない方は、たとえ痛みがなくても、現状チェックの意味でお近くの歯科医院を受診することをお勧めします。当院では、大切な患者さんをお迎えするために、待合室は落ち着いた配色にし、車いすやベビーカーのまま診察室へ行ける完全バリアフリーの設計にしています。6台分の駐車場もあります。小さなお子さんから高齢の患者さんまで、地域の皆さんに安心して通っていただけるよう配慮しておりますので、家族そろってぜひお気軽にお越しください。