胃がん・大腸がんの早期発見を
痛みや不安にも配慮した内視鏡検査
MYメディカルクリニック大手町
(千代田区/大手町駅)
最終更新日:2022/11/08
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消化器疾患の早期発見に役立つ内視鏡検査。「胃カメラ」と呼ばれる上部消化管内視鏡検査と「大腸カメラ」と呼ばれる下部消化管内視鏡検査に分かれており、胃がんや大腸がんなどの病気を見つけるのが主な目的だ。「MYメディカルクリニック大手町」の伊藤公博院長は消化器や内視鏡の専門家。数多くの内視鏡検査を手がけた実績を持ち、ビジネスパーソンを対象に病気の早期発見・早期治療に取り組んでいる。スムーズな診療と検査の充実に力を入れる同院。安心して内視鏡検査を受けられるよう、痛みや不安にも配慮している。「胃がんや大腸がんは、早期であればお腹を開けることなく内視鏡による治療ができる病気なんです」と話す伊藤院長に、消化器内視鏡検査とはどのようなものなのか、また当日の流れについても話を聞いた。
(取材日2022年10月17日)
目次
内視鏡検査で消化器の病気の発見をめざそう。胃がん・大腸がんは早期発見であれば完治も望める病気
- Q消化器内視鏡検査とはどのようなものですか?
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A
消化器内視鏡検査は上部・下部に分けて行います。上部消化管内視鏡検査の範囲は食道・胃・十二指腸で、いわゆる「胃カメラ」と呼ばれるものですね。食道がん・胃がん・逆流性食道炎・胃ポリープ・胃潰瘍の早期発見、またピロリ菌感染やアニサキスなどの寄生虫の確認を目的として行います。下部消化管内視鏡検査の範囲は小腸の一部と、大腸や肛門。こちらは「大腸カメラ」と呼ばれるものです。主な目的は大腸がんや大腸ポリープの早期発見ですが、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患が見つかることもあります。
- Qどのような人が検査を受けるべきですか?
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A
胃や食道に病気が隠れていると胃痛・胸やけ・腹痛を感じたり、食べ物が詰まりやすく感じます。ご家族にピロリ菌に感染した方がいらっしゃる場合も要注意です。これらにあてはまる方は一度上部内視鏡検査を受けてください。健康診断のオプションで胃カメラを選択するのも良いですね。下部内視鏡検査は、健康診断で便潜血があった方が希望されるケースが多いです。その他、痔の症状にお悩みの働き世代もとても多い印象です。痔の診察時も大腸カメラを用い、出血が肛門からのものなのか大腸の病気が原因なのかを調べる必要があります。
- Qこちらでは痛みに配慮されていると伺いました。
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A
はい。まず上部の検査ですが、メインは鼻から入れる経鼻内視鏡で行います。管の細いタイプで、経口のものに比べて吐き気の反射が起こりにくいのが特徴です。それでも痛みや不安を感じやすい方に対しては、静脈鎮静薬の点滴を用います。下部の検査でも点滴を使いますが、こちらは鎮静・鎮痛の両方に対応しており、ウトウトしているうちに検査が終わります。このように環境を整えているのは、一人でも多くの方に内視鏡検査を受けてほしいから。中には痛みへの不安から内視鏡検査を躊躇されている方もいらっしゃるでしょう。当院では安心して検査を受けていただけるよう、さまざまな工夫をしています。
- Q検査はどのように進められるのでしょうか?
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A
上部内視鏡検査の場合、前回の食事から10時間程度が経過していれば、当日でも枠に空きがある場合には検査が可能です。下部内視鏡検査は予約制となります。腸内を空っぽにしてから検査をしますので、少々事前準備が必要なのです。前日の夜に下剤を飲み、便をやわらかく腸を活発にし、当日の検査前にもご自宅やクリック内で2リットル程度の腸管洗浄液を服用します。先ほどの説明のとおり検査はウトウトしているうちに終わり、検査後は30分ほどリカバリールームで休んでからのご帰宅となります。生検組織の採取を行った際は、検査後の激しい運動は避けてください。また麻酔を伴う検査になりますので、当日は車の運転はできません。
- Q病気が見つかった時のフォローについても教えてください。
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A
急を要する症状でなければ、定期的な検査で経過を診ていきます。大きなポリープや胃がん・大腸がんの治療は、大学病院との連携が必要です。当院には東京慈恵会医科大学に勤務するドクターが多数在籍しており、同大学病院を含め近隣の大規模病院との連携を強化しています。急を要する症状や入院を伴う手術にも迅速に対応いたしますのでご安心ください。また今後は院内でのポリープ切除にも対応できるよう、設備や体制面での準備を進めています。フォロー範囲については都度お問い合わせください。
自由診療費用の目安
自由診療とは上部消化管内視鏡検査/19,800円、下部消化管内視鏡検査/38,500円