川島 峻 院長の独自取材記事
新宿アイランド内科クリニック
(新宿区/西新宿駅)
最終更新日:2023/04/20

西新宿駅から徒歩3分。新宿アイランド東棟1階にある「新宿アイランド内科クリニック」では生活習慣病から風邪や花粉症、胃腸炎、咳、喘息、新型コロナウイルス感染症の後遺症、アレルギー、不眠、肌のトラブルなど、健康に関する悩みに幅広く対応する。呼吸器が専門の川島峻院長は、がんや循環器疾患の診療経験も数多く、ハーバード大学付属病院では移植免疫について研究を深めた。その知識と経験を生かし、新宿に住む人々やビジネスパーソンの健康管理に力を注ぐ。オープンな雰囲気を大切に、めざすのは「気軽に相談できるクリニック」。生活習慣病の早期発見・早期治療に注力し「病気にならない体づくりの大切さを伝えたい」と話す川島院長に同院の特徴や診療時の心がけを聞いた。
(取材日2023年3月2日/更新日2023年4月18日)
オフィス街の一画で、さまざまな症状を診るクリニック
こちらではどのような診療が受けられるのでしょうか?

風邪・インフルエンザ・花粉症・胃腸炎・喘息・片頭痛・肩凝りなど、幅広く対応しています。現在は新型コロナウイルス感染症の後遺症も多く診察しています。不眠や倦怠感にお悩みの方も多いですね。乾燥肌やニキビなど、皮膚のお悩みもお気軽にご相談ください。糖尿病や高血圧症、高脂血症など生活習慣病の管理、さまざまな疾患との関連が深い睡眠時無呼吸症候群の検査にも力を入れています。院内にはエックス線撮影装置や心電図など一通りの検査機器を備え、一般的な健康診断も可能です。バリアフリー設計ですので、車いすの方も安心してご来院ください。英語での診療も行っています。病診連携にも力を入れ、精密検査や手術が必要と判断した際もスムーズに進められるよう体制を整えています。
さまざまな症状を診てくださるのですね。
はい。慢性的な病気はもちろん、急な症状にも対応できるよう努めています。仕事で忙しい方も、お昼休みなど時間の取れた時に気軽に来ていただきたいですね。患者さんの訴えをよく聞いて診断し、必要な検査を行いながら、適切な治療につなげています。海外渡航用の新型コロナウイルス感染症のPCR検査や英語での陰性証明書の発行もできますので、海外出張の予定のある方もご活用ください。この辺りはオフィス街ですが、道1本挟めば住宅街があり、高齢の方も多くお住まいです。ビジネスパーソンで混み合う当院も、昼休み前や終業前の時間帯は少し落ち着きます。健康管理は生涯にわたって必要なもの、糖尿病や高血圧症などがあればなおさらです。時間に余裕がありましたら、11時から12時または16時から17時頃であればあまりお待たせせずにご案内できるかと思います。
先生のご経歴をお聞かせください。

横浜市立大学を卒業後、虎の門病院を経て、東京大学大学院やその関連病院で研鑽を積みました。虎の門病院ではがんに対する外科治療をメインに、東京大学の心臓・呼吸器外科では肺がんおよび移植の臨床と研究にも携わり、その後はハーバード大学付属病院でさらに研究を深めました。移植を受けて免疫が抑制されている患者さんはがんになりやすいという問題に焦点を当てた研究です。留学を終えて帰国するタイミングで、知人を通して当院院長就任の話をいただきました。今まで勤務していた大学病院などとシステムは違いますが、クリニックは患者さんの身近にあってなんでも相談できる場所です。新たなチャレンジをしたいと思い、今年の2月からこちらで院長を務めることになりました。スタッフたちは私よりもこの場所に詳しく、みんなで力を合わせながら日々切磋琢磨しています。
ニーズに応え「頼れるクリニック」をめざす
重い病気も数多く診てこられたのですね。

はい。ですが、がんや心臓の病気も、その裏には生活習慣病や免疫が密接に関わっています。例えば糖尿病や高血圧、高脂血症が悪化すると、血管がボロボロになってしまいます。がんの手術でそのような悪い血管を多く目にしましたが、手術も容易にはいかず合併症のリスクも上がります。生活習慣病は早めにコントロールしておくべきだと当時から強く感じていました。体の免疫の重要性も研究を通して認識しています。生活習慣病の初期は自覚症状がなく、働き世代の皆さんは「自分にはまだ関係がない」と思っているかもしれません。ですが生活習慣病を放置してしまうと、いずれ命に関わる病気につながりかねないのです。病気にならない体づくりの大切さを知ってもらえるよう、このことを患者さんにしっかり伝えていくのも私の役目だと思っています。
呼吸器の病気にはどのようなものがあるのでしょうか?
働き世代に多いのは喘息や肺気腫です。咳が続いてお困りの方、息切れを感じる方もぜひいらしてください。肺の状態をチェックしながら、全身の健康管理をいたします。現在はアレルギーをお持ちの方が多く、喘息の症状で来られる方を多く診察しています。肺気腫とは肺が壊れてしまった状態のこと。最大の原因はタバコです。喫煙を続けていると呼吸機能が低下し、悪化すると酸素吸入が必要になるケースもあります。血管にもダメージを与え、脳卒中や心筋梗塞のリスクも高めてしまいます。「タバコをやめたい」と思っても、一人でやめることは難しいかもしれませんが、そういう時こそ医療機関で禁煙治療を受けてください。また、いびきや睡眠時無呼吸を訴える方も増えています。当院ではご自宅で行える無呼吸検査システムを備えています。
今後、力を入れていきたい分野はありますか?

やはり糖尿病や高血圧、高脂血症のような生活習慣病の早期発見・早期治療です。大事にならないうちに良い状態に導いていきたいと思います。それがいつまでも元気でいられる秘訣になりますから。仕事のパフォーマンスを下げる花粉症を訴える方もたいへん多く、お薬の処方に加えて注射療法、舌下免疫療法も取り入れています。また、新型コロナウイルス感染症の後遺症にお悩みの方々も多く診察しておりますが、一人ひとりに合ったアプローチができれば改善すると確信を持って診療にあたっています。この西新宿では、多くのビジネスパーソンが忙しく働いています。皆さんのニーズに応えながら疲労回復や病気の予防などを目的とした自由診療の幅も広げ、「頼れるクリニック」でありたいと思います。
オープンな雰囲気を大切に、患者の思いをくみ取る
診療時に心がけていることをお聞かせください。

一人ひとりの患者さんとしっかり向き合い、その思いをくみ取るよう努めています。初診の患者さんがいらした際は、必ず立って自己紹介をするように心がけています。医師と患者さんも人と人、信頼し合える関係になれればうれしいです。中には医師を前にすると緊張してしまうとおっしゃる方もいますが、オープンな雰囲気を大切に、気軽に相談できるクリニックをめざしています。
ところで、先生はなぜ医師を志したのですか?
実は私自身、子どもの頃から喘息で悩んでいました。優しく見守って健康管理をしてくださった先生のおかげで、サッカーやテニスを楽しみながら成長することができました。「先生のように、人のためになれる医師になりたい」と思ったのが、医師の道へと進んだきっかけです。実際に医師になり、患者さんから「ありがとう」の言葉をいただくと、自分がお世話になった先生にほんの少しは近づけているのかなと感じます。
お忙しい中、休日はどのようにお過ごしですか?

プライベートでは4児の父親なので、習い事の送り迎えをしたり、公園で自転車の練習を手伝ったりと、休みの日は子どもたちと過ごしています。一家でアメリカに住んでいた頃は、息子の所属するサッカーチームで監督を務めていました。子どもたちの笑顔や成長が、私の元気の源です。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
当院は気軽に来院、相談できるクリニックで、健康に関する悩みに幅広く対応いたします。必要な検査は迅速に行い、CTやMRIなどの精密検査もスムーズに受けられるよう、関連施設との連携も強化しています。生活習慣病は、安全性を重視したガイドラインに則って診断・治療を進め、大きな病気の予防に努めています。健康診断の数値にチェックがついたら、そのままにせずにまずは一度いらしてください。健康維持のアドバイスや疲労回復のための診療などにも力を入れています。わからないことがありましたら何でも聞いてください。
自由診療費用の目安
自由診療とは新型コロナウイルスPCR検査/1万6500円、健康診断/9900円~、にんにく注射/2000円~