川島 峻 院長の独自取材記事
アイランド内科クリニック
(新宿区/西新宿駅)
最終更新日:2025/10/07
西新宿駅直結徒歩3分。新宿アイランドタワーの東棟1階にある「アイランド内科クリニック」では、糖尿病などの生活習慣病から風邪、咳、喘息、アレルギー、花粉症、不眠、肌のトラブル、胃腸炎、新型コロナウイルス感染症の感染後に続く倦怠感や咳症状など、健康に関する悩みに幅広く対応している。呼吸器を専門とする川島峻院長だが、がんや循環器疾患の診療経験も数多く、ハーバード大学の附属病院では移植免疫について研究を深めた。その知識と経験を生かし、新宿に住む人々やビジネスパーソンの健康管理に力を注ぐ。オープンな雰囲気を大切に、めざすのは「気軽に相談できて、頼れるクリニック」。生活習慣病の早期発見・早期治療に注力し「病気にならない体づくりの大切さを伝えたい」と話す川島院長に同院の特徴や診療時の心がけを聞いた。
(取材日2025年6月5日)
オフィス街の一角で「気軽に頼れるクリニック」に
どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

ビジネスパーソンがメインですが、近隣に住む方も多くいらっしゃいます。ネット検索で遠方よりいらっしゃる方や、英語診療を希望する外国の方もいらっしゃいます。風邪やインフルエンザ、花粉症などのアレルギー、頭痛、腰痛、不眠、お肌のトラブル、胃腸炎まで幅広く対応しています。また、新型コロナウイルス感染症の感染後に続く倦怠感や咳症状などのための外来も行っています。患者さんによって程度はさまざまですが、一人ひとりに合ったアプローチができれば改善が見込めると思い、治療にあたっています。
さまざまな症状を診てくださるのですね。
はい。院内にエックス線撮影装置、心電図、エコーなどを備え、健康診断も可能です。予防接種も行っていますので、海外渡航前の方などもご相談いただければと思います。予約優先制ですが、予約がなくても大丈夫です。できるだけお待たせしないように心がけていますのでお昼休みなど時間の取れた時に気軽に来ていただきたいです。患者さんの悩みをよく聞いて、適切な検査、診断、治療をめざします。必要と判断した際はスムーズに総合病院、大学病院に紹介できる体制を整えています。「気軽に相談できて、頼れるクリニック」でありたいと思います。
先生のご経歴をお聞かせください。

横浜市立大学を卒業後、虎の門病院を経て、東京大学医学部附属病院や関連病院で研鑽を積みました。虎の門病院ではがんに対する外科治療をメインに、東大病院の心臓・呼吸器外科では肺がんおよび移植の臨床と研究にも携わりました。その後はハーバード大学付属病院で研究を深めました。移植を受けて免疫が抑制されている患者さんはがんになりやすいという問題に焦点を当てた研究です。留学を終えて帰国するタイミングで、知人を通して院長就任の話をいただき、2023年に就任しました。周りの皆さまに支えられながら日々精進しています。
生活習慣病の早期発見・早期治療に尽力
呼吸器の専門家として、どのような治療にあたられていますか。

働き世代に多いのは咳、喘息、いびき・睡眠時無呼吸症候群です。現在はアレルギーが背景にあり、咳が出ている方を多く診察しています。気管支や肺の状態をチェックしながら、咳の原因を考えつつ、一人ひとりに合った治療をしております。喘息の方は頻度に応じた長期コントロールも行っております。風邪の後に咳が長く続いてしまうケースもよくあります。気道粘膜のダメージが残っていたり、気管支炎や副鼻腔炎などを引き起こしていたりなど、さまざまな原因が考えられます。「数日間経過しても改善しない」という場合は、早めにご相談いただければと思います。
いびき・睡眠時無呼吸症候群・不眠など、「睡眠」にも力を入れていると伺いました。
「睡眠」はとても大切なものなので、良い眠りのための手助けをしたいと考えています。いびきや睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気の原因になるとともに、生活習慣病を悪くしてしまう危険性もあります。「いびきが気になる」「日中に眠気や倦怠感がある」といった場合は、ぜひ一度相談にいらしてください。当院では、在宅の無呼吸検査システムを整えており、ご自宅で検査が受けられるようになっています。なかなか眠れないという悩みも多く、生活リズムを確認しながら、必要に応じてお薬のサポートも行っております。
アレルギー症状で受診する患者さんが増えているそうですね。

花粉症やハウスダスト、食物アレルギーなどで困っている方の助けに少しでもなればと、アレルギーに関する診療の幅を広げています。症状や希望に応じてアレルゲンに対する反応を調べる血液検査とその治療をご提案しております。最近はスギ花粉やダニによるアレルギー症状の改善をめざす舌下免疫療法に取り組む患者さんが増えております。治療終了までに3~5年と長くかかる治療ですが、アレルギー症状は適切な対応をすることで生活の質を上げることにつながりますので、一緒に取り組んでいこうという気持ちでおります。
糖尿病などの生活習慣病の診療にも注力しているとお聞きしました。
糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は食事や運動などの生活習慣の乱れから徐々に進み、悪化すると血管が傷み、脳梗塞や心筋梗塞につながったり、腎臓や神経などにも障害が起こります。生活習慣病の初期は自覚症状がなく、「自分には関係がない」と思うかもしれません。しかし、そのままにしてしまうといずれ命に関わる病気につながります。近年は医療の進歩により、治療による有用性を感じられやすくなっています。正しい食事と適切な運動を実現するための生活指導にも力を注ぎ、病気にならない体づくりの大切さを患者さんにしっかりお伝えできるように努めています。
気軽に来院、わからないことは相談を
先生が医師の道を志した理由をお聞きします。

実は私自身、子どもの頃から喘息で悩んでいましたが、優しく接し続けてくださった先生のおかげで、サッカーやテニスを楽しみながら成長することができました。「お世話になった先生のように、人のためになれる医師になりたい」と思ったのが、医師の道へと進んだきっかけです。喘息、けがなどの経験から病気のつらさは良くわかるので、さまざまな症状で悩まれている方を何とかサポートしたいと思っています。
お忙しい中、休日はどのようにお過ごしですか?
4児の父なので、習い事の送り迎えをしたり、公園で自転車やボール遊びをしたりと、休みの日は子どもたちと過ごしています。子どもたちの笑顔や成長が私の元気の源です。一家でアメリカに住んでいた頃は、息子の所属するサッカーチームで監督を務めていました。今はアシスタントコーチと審判をやっています。最近は娘とのバスケットボールやテニスも楽しみとしております。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院は気軽に来院、相談できるクリニックとして、健康に関する悩みに幅広く対応しています。健康診断で何か指摘されましたら、まずは一度ご来院ください。健康管理は生涯にわたって必要なもの、糖尿病や高血圧などがあればなおさらです。疲労回復などの診療にも力を入れています。わからないことがありましたら何でも聞いてください。お時間に余裕がありましたら、11時から12時または16時から17時頃であればあまりお待たせせずにご案内できるかと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは健康診断/9900円~

