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自覚症状のない骨粗しょう症
半年に1回の検査で早期発見をめざす

まえだ整形外科

(越谷市/せんげん台駅)

最終更新日:2022/10/13

まえだ整形外科 自覚症状のない骨粗しょう症 半年に1回の検査で早期発見をめざす まえだ整形外科 自覚症状のない骨粗しょう症 半年に1回の検査で早期発見をめざす
  • 保険診療

自覚症状が少ない骨粗しょう症は、身長が縮んだと指摘されたり、腰の痛みが続いたりしたことをきっかけに、検査をして初めて気づく人も多い。女性ホルモンが骨の形成に関係することから閉経を境に発症するケースが多く、患者のほとんどが女性だ。「症状が軽ければ飲み薬と生活習慣の改善で進行を防ぐことが期待できるので、まずは半年に1回は検査を受けてほしい」と語る「まえだ整形外科」の前田和博院長。専門とする整形外科領域に加え、人生のステージごとに体の悩みが大きく変わる女性の健康に寄り添ったウィメンズヘルスにも注力する院長に、検査を受けるべきタイミングを聞いた。併せて、検査・治療の内容や、すぐに始めたい予防方法についても教えてもらった。

(取材日2022年9月27日)

女性は閉経前後、男性は60~70代を目安に検査を。エックス線骨密度測定器と血液検査で骨折リスクを知る

Q骨粗しょう症はどんな人がなりやすい病気でしょうか?
A
まえだ整形外科 骨粗しょう症の予防に力を入れるまえだ整形外科

▲骨粗しょう症の予防に力を入れるまえだ整形外科

一般的に高齢の方と閉経を迎えた女性がなりやすいです。骨はずっと同じものではなく、古い骨を壊す骨吸収と新しい骨を作る骨形成という働きを繰り返し、常に新しく健康な骨に作り変えられています。このサイクルは女性ホルモンの「エストロゲン」の影響を受けているため、40代後半から閉経期にエストロゲン分泌量が減少すると、骨密度が減りスカスカとなってしまいます。そのため閉経を迎えた女性に多いのです。また加齢も関係するため、男性患者も70代以上になると増えます。その他運動不足、栄養不足、喫煙、過度なアルコール摂取も引き金となります。遺伝要素もあり、ご両親が骨粗しょう症の場合はご家族も発症する可能性が高くなります。

Q骨粗しょう症の具体的な症状を教えてください。
A
まえだ整形外科 早期検査が重要な疾患だ

▲早期検査が重要な疾患だ

骨粗しょう症そのものに自覚症状がなく、検査をして初めて気づく方も多いです。加齢や閉経の影響で、骨の中がスカスカした状態になりますが、それ自体に痛みはありません。しかし気づかず生活をしていると、つまずくだけで骨折したり、重い物を持つだけで背骨が折れることがあります。徐々に背骨がつぶれていく圧迫骨折も骨粗しょう症が原因です。圧迫骨折は痛みがなく、身長が縮んだり、背中が曲がってくることも多く、「いつの間にか骨折」といわれたりしています。その際に検査をして骨粗しょう症だと知る方も多いです。長く続く背中や腰の痛みや、坐骨神経痛などにも骨粗しょう症が関わっているケースがあるため、早期検査を検討しましょう。

Q骨粗しょう症に気づくにはどのような検査をするのでしょうか?
A
まえだ整形外科 検査機器も充実

▲検査機器も充実

当院ではDXA(デキサ)法という検査を取り入れています。学会などでも推奨されている精度が高い検査法で、腰椎と大腿骨部の骨密度を微量のエックス線を当てて測定します。測定器の上に寝そべっていただくだけでよく、検査時間は数分です。併せて、骨代謝マーカーという血液検査も行います。現在の骨吸収と骨形成の働きを調べて、今後の骨折のリスクや、治療に進む際はどの薬を用いるのが適切かなどを判断します。一人ひとりの状態に合わせて運動や食事を含めた生活指導、飲み薬の処方を行い、骨粗しょう症が進んでいる方には注射薬を使用することもあります。注射薬はご自宅で行う自己注射や、クリニックで打つものなど複数種類があります。

Q検査はどのようなタイミングで受けるべきでしょうか?
A
まえだ整形外科 リハビリテーション室も備える

▲リハビリテーション室も備える

骨粗しょう症は自覚症状がほとんどありませんので、女性でしたら閉経をきっかけにして、男性は60~70代という年齢を区切りに一度検査を受けていただきたいです。早期発見のためには半年に1回程度の定期検査が目安です。また、関節リウマチなどでステロイド薬を使用していたり、慢性腎臓病や肺気腫、甲状腺機能亢進症、胃切除といった骨がもろくなりやすい病気の方も検査を受けたほうがいいでしょう。骨粗しょう症で骨折をすると寝たきりにもつながってしまいます。軽度の状態でわかれば、生活習慣の改善や飲み薬で進行抑制を図れますし、検査自体は数分で済みますから、ぜひ定期検査にいらしてください。

Qこちらのクリニックでの予防のための取り組みを教えてください。
A
まえだ整形外科 丁寧な説明が印象的だ

▲丁寧な説明が印象的だ

まずは運動習慣をつけていただくための口頭での指導、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどをバランス良く取れる食事指導を行います。適度に日光を浴びることも大切ですから、運動や食事の改善と一緒に日光浴も勧めています。運動は高齢の方の場合、やりすぎると逆効果になってしまうこともあるので、医師に相談しながら行っていただきたいですね。当院ではリハビリに力を入れており、理学療法士とともに運動指導を行っています。また、当院はウィメンズヘルスも力を入れております。閉経前の年代の方であっても月経不順や無月経など体の悩みを抱えている方は、将来のためにもお気軽にご相談にいらしてください。

ドクターからのメッセージ

前田 和博院長

自覚症状のない骨粗しょう症ですが、検査によって早期に気づくことができれば骨折や寝たきりの予防が望めます。女性の場合は閉経前後、男性は60~70歳で一度検査を受けてご自身の大切な骨について知っておきましょう。その後の検査は早期発見・早期治療ができるように半年ごとを目安に受けていただきたいです。骨は成長期から20、30代の過ごし方にも影響を受けます。若いうちから肉や魚、卵などのタンパク質をしっかり取りながら、カルシウムやキノコ類、緑色野菜などをバランス良く食べ、運動習慣もつけておきましょう。

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