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前田 和博 院長の独自取材記事

まえだ整形外科

(越谷市/せんげん台駅)

最終更新日:2022/08/22

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せんげん台駅から歩いて9分のショッピングモール内にある「まえだ整形外科」。前田和博院長は、肩こり・腰痛・骨折など比較的身近な疾患から、大学病院では肩関節を専門とし、スポーツのけがや加齢に伴う疾患まで、手術加療を中心に行ってきた。現在はリハビリテーションを中心とした保存療法に取り組み、院内に約100平方メートルの広いリハビリ室を完備。一人ひとりの病状に合わせ、理学療法士がオーダーメイドで組まれたプログラムに合わせてリハビリを行っている。「患者さんの望むゴールに辿りつけるようサポートしたい」と語る前田院長に、これまでの経歴や同院の診療内容について、また今後の展望についても話を聞いた。

(取材日2022年7月14日)

一人ひとりに合わせた治療、丁寧な医療を提供

開業前のご経歴についてお聞かせください。

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日本大学を卒業後、東京女子医科大学やその関連病院で研鑽を積みました。大学病院には頸椎症性脊髄症や変形性関節症の中でも、症状の重い患者さんがいらっしゃいます。救命救急では重篤な外傷の治療にも携わりました。一方、各地方にある関連病院での勤務時には、肩こり・腰痛・骨折など比較的身近な疾患も診てきました。また国立がん研究センター中央病院では骨肉腫など整形外科領域のがんの治療に携わりました。整形外科のがんは他科に比べると数が少ないですが、若くして発症するケースが多く、時に患部の切断も伴いますので、重要な分野です。千葉県こども病院では、先天性股関節脱臼や内反尖足といった小児の先天性疾患を主に経験してきました。大人とは治療方法も異なり、学ぶことはとても多かったです。

どのようなことを専門に携わってきたのですか?

先ほど挙げた他に東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターでの勤務を経て、日本整形外科学会整形外科専門医の資格を取得しました。整形外科の中で私が専門に選んだのは「肩」です。当時、東京女子医科大学に特任教授としていらしていた先生のもとで学ぶべく、船橋整形外科病院スポーツ医学・関節センターに国内留学しました。肩腱板断裂・肩関節周囲炎(五十肩)・石灰沈着性腱板炎・野球肩といったスポーツ障害など、多くの肩関節の手術を経験した後、リハビリをメインとした保存療法により力を入れるため、開業に踏み切ったのは2022年1月のことです。

こちらではどのような診療が受けられるのでしょうか?

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当院は整形外科全般に幅広く対応するクリニックです。肩・腰・膝などの関節痛、また「動きが鈍くなった」「力が入りにくい」と来院される患者さんもいらっしゃいます。働き世代ですと、肩こりや腰痛、スポーツでのケガ、痛風やリウマチの患者さんが多いですね。いずれも正確な診断を心がけ、患者さんの病状に応じて、リハビリを中心とした保存療法を行っています。骨粗しょう症の治療にも力を入れ、女性のための理学療法「ウィメンズヘルス」にも取り組んでいます。院内にはエックス線検査やエコーの他、骨密度測定装置、動脈硬化や血管年齢を測る医療機器も備えています。下肢のしびれや痛みといった症状は、坐骨神経や腰のヘルニアから引き起こされることが多いのですが、中には血管の病気が隠れていることもあるんです。クリニックの良さは、医師と患者さんとの距離が近いこと。一人ひとりに合わせた治療、丁寧な医療を提供していきたいと思います。

広い空間で行う充実したリハビリテーション

広く明るいリハビリ室ですね。どのような治療が行われるのでしょうか?

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リハビリ室は約100平方メートルと広めの設計です。一人ひとりの状態に合わせて組んだプログラムに合わせて、理学療法士がリハビリを行っていきます。ケガや病気で低下した筋力や柔軟性の向上、痛みの改善を図ることで、日常生活やスポーツといった動作が円滑に行えるようサポートします。治ってからも再発しないようにするために、ストレッチなどセルフケアの指導も行います。また物理療法として、電気や超音波、温熱を使った医療機器も備えています。これらの機器は、実際に私が身をもって体験して選定したんです。運動療法を中心に物理療法や徒手療法などを用いて、機能回復・再発予防・障害の予防に努めています。

骨粗しょう症について教えてください。

骨は体の中で溶けては作られ、生まれ変わりながら形成されています。ですが加齢や女性ホルモンの影響により、作る力が弱まったり、溶ける割合が増えたりしてしまいます。その結果、骨がスカスカになってしまった状態が骨粗しょう症です。閉経後の女性に多い病気ですが、最近では過度なダイエットなどにより、若い患者さんも増えているといわれています。骨密度測定装置では横になったままで腰椎と大腿骨の骨密度を測定します。加えてエックス線検査や骨代謝マーカーの血液検査を行い、総合的に診断を行います。治療は薬物療法のみではなく、体操・姿勢・栄養などの生活指導も併せて行います。自覚症状には腰痛や身長の低下、背中の曲がりなどがありますが、症状が出る頃には実はかなり進行しているのです。60歳を過ぎた女性の方は、一度骨粗しょう症の検査を受けることをお勧めします。骨を丈夫にして骨折による寝たきりを予防し、健康的に年を重ねましょう。

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんの望むことを見極めて、その方に合ったゴールに導けるよう心がけています。同じ症状であっても、年齢や職業によって考え方も要望も異なりますから。そのために必要なのが診断ですね。素早く原因を見つけて適切な診断をしていき、それに合った治療を行っていきます。そしてもう一つ、コミュニケーションも大切です。先ほども挙げたとおり、医師と患者さんとがしっかりと向き合えるのが、クリニックの良さだと思っています。患者さんの気持ちに寄り添った医療を提供していきたいです。

立地と設備を生かし地域医療に貢献したい

こちらの「ウィメンズヘルス」についても教えてください。

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女性の場合、妊娠・出産に伴って腰痛や坐骨神経痛を発症することがあります。しかし、妊娠中の女性から、対処法やどこに受診すれば良いのかわからずに困っているという話をよく聞きます。そこで婦人科などと協力して始めたのが、産前産後の女性のためのリハビリテーション「ウィメンズヘルス」です。妊娠・出産は骨盤や筋肉に大きな負担がかかります。まずは妊娠期や出産後に、当院のリハビリを利用してみてください。専門知識をもった理学療法士が、症状に合わせてリハビリを行っていきます。妊娠・出産はとても大変なこと。私の妻も骨盤の痛みで悩んでいました。このリハビリを利用することでそのつらさが少しでも和らいでいったり、皆さんが整形外科に興味を持つきっかけになればうれしいです。

整形外科の医師としてのやりがいはなんですか?

私自身小さい頃に骨折などのケガをし、整形外科の先生にお世話になっていた経験から、この科目を選びました。実際に整形外科の道に進むと、手術や治療、リハビリなどを通して、治療前と治療後の患者さんの変化が目に見えてわかることに大きなやりがいを感じ、今に至ります。膝が痛く、歩けなかった方や、肩が痛く動かせなかった方が、治療によって改善が期待できることで、クリニック全体にとって明るい希望があることも、整形外科という科目の魅力だと思っています。

こちらで働くスタッフについてご紹介ください。

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私や理学療法士の他、受付事務・看護師・診療放射線技師・柔道整復師が勤務にあたっています。明るく優しいスタッフぞろいです。定期的に院内勉強会の場を設け、皆でスキルアップに努めています。共通のモットーは元気なあいさつ、そして患者さんの言葉に耳を傾けること。皆の丁寧な対応が、院内の良い雰囲気をつくりあげています。良いクリニックづくりは私一人では成し得ません。いつも感謝しています。

最後に今後の展望についてお聞かせください。

ありがたいことに、開業以来多くの患者さんがリハビリを利用されています。リハビリには今後さらに力を入れていきたいです。そのための理学療法士や柔道整復師の増員、体制強化が目下の課題です。日々の診療以外でも、地域医療に貢献したいと思っています。ショッピングモール内という立地と院内の広いリハビリ室を生かし、子どもや高齢者向けの体操教室、マタニティークラスの企画も考えています。地域の皆さんが気軽に参加して、医療や健康の知識を深めていただけるような場所になっていければいいな、と思っています。

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