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上田 泰明 理事長の独自取材記事

文京小石川クリニック

(文京区/春日駅)

最終更新日:2022/04/28

上田泰明理事長 文京小石川クリニック main

2021年11月に開院した「文京小石川クリニック」。都営三田線春日駅から直結のビルの3階のクリニックモールに位置し、アクセス至便な立地だ。待合室、院内ともにオフホワイトをメインカラーに落ち着いた雰囲気で、広々とした待合室では大きなモニターから流れる医療情報を見ながらゆっくりくつろげる。同院では、内科、呼吸器内科、脳神経外科を診療科目に掲げ、脳神経外科や救急科に精通する上田泰明理事長、呼吸器内科を専門とする北川友美先生が、豊富な知識と経験を生かし診療に対応する。全身CTスキャン、喘息の測定ができる機器など医療設備が充実し、専門的な検査を受けることができるのも強みだ。上田理事長に診療への思いや診療の特徴について聞いた。

(取材日2022年4月11日)

全身CTスキャンなど医療機器が充実

開業までの経緯を教えてください。

上田泰明理事長 文京小石川クリニック1

地域にお住まいの方、地域の企業にお勤めの方、両方にお越しいただき、当クリニックの特徴である診療科目や全身CTスキャンなど充実した医療機器による診療が求められるエリアを探していたところ、医療コンサルティングの方からこの物件を紹介いただき、2021年11月に開業しました。都営三田線春日駅から直結というアクセスの良さ、脳神経外科や救急科、呼吸器内科を専門とする医師による診療、医療機器の充実が、当クリニックの強みです。院内は、新型コロナウイルス感染症のことも考え、待合室、受付スペースを広くしました。患者さんが待ち時間に手持ち無沙汰にならないよう、モニターを設置して医療情報を流し、快適に過ごせるように配慮させていただいています。

全身CTスキャンをはじめ、先進の医療機器を取りそろえているのですね。

健診でひっかかり、大きな病院で精密検査をしてもらおうと思うと予約、検査、結果を聞くのに時間がかかりますよね。当クリニックでは精密検査を行うことが可能ですので、クリニックの利便性を生かして検査時の患者さんの負担を軽減できればと思います。インターネットなどで当クリニックに全身CTスキャンの設備があることを知り、気になる症状がある方は「CT検査をお願いします」と足を運ばれる患者さんもいらっしゃいます。全身用CTのほか、喘息の測定ができる呼気一酸化炭素検査機器、超音波検査装置、血球計数器、糖尿病マーカー検査機器などを取りそろえています。予約制になりますが、新型コロナウイルス感染症のPCR検査または抗原検査、インフルエンザの抗原検査にも対応しています。

先生は、脳神経外科と救急科を専門にされているとか。また、どのような患者さんが多いですか?

上田泰明理事長 文京小石川クリニック2

はい、そうです。熊本大学医学部医学科卒業後、熊本大学病院の医局に入り、脳神経外科診療や救急集中治療に携わりながら、他の施設にも勤務していました。その後、スタッフとして仕事をしてほしいとのお誘いをいただき、信州大学医学部附属病院高度救命救急センターに在籍し、さまざまな疾患の患者さんを診療していましたので、どんな病気でも対応し診察できるようになりました。専門的な視点から、頭痛はもちろん、めまいやしびれなどに悩む患者さんの治療を行っています。診察の結果、重症の方、専門性の高い治療が必要と判断した方は随時大学病院に紹介しています。患者さんは、地元の方、職場が近隣にある方の来院が多く、30〜40代くらいの患者さんが多いですね。

呼吸器に詳しい医師も常駐。咳や喘息に悩む患者に対応

2022年4月から呼吸器内科を常設されているのですね。

上田泰明理事長 文京小石川クリニック3

北川先生は、呼吸器を専門とする医師として日本医科大学付属病院に勤務していたのですが、2022年4月から常駐のドクターとして勤務していただいております。日本医科大学付属病院では、呼吸器の悪性腫瘍、慢性疾患、感染症、気管支喘息など幅広い疾患に対応していました。呼吸器の疾患は、お若い方からご高齢の方まで身近なものだと思います。このエリアには呼吸器疾患を診療するクリニックが少なかったということもあり、近隣にお住まいの方、近隣の会社にお勤めの方で呼吸器のお悩みや不安を抱いている方が多くいらっしゃいますね。当クリニックでは胸のCT写真も撮れますので、健康診断で胸部異常陰影などの指摘を受けた場合、大きい病院に行かなくてもこちらで精査できるのは便利かと思います。

呼吸器内科では、どのような症状の患者さんがいらっしゃいますか?

一番多い主訴は、「咳が長引く」というものですね。コロナ禍が続いているので、新型コロナウイルス感染症なのか、気管支炎など呼吸器の病気なのかを心配されたりしていらっしゃるケースが多いです。年齢的には20代から40代の方が多く、ママさんがお子さんを連れてこられることもあります。授乳中の場合は飲めるお薬も限られてきますので、患者さんのご希望もお伺いしながら必要に応じて漢方薬を取り入れたりすることもあります。CTに加え、呼気に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定する機器もあり、数値により喘息の診断ができます。喘息、咳喘息と診断した場合は、お薬を処方して経過を確認し、症状が落ち着いてきたら1ヵ月に1度くらいのペースで通院いただいています。

お薬の飲み方などもアドバイスされるのでしょうか。

上田泰明理事長 文京小石川クリニック4

そうですね。なるべく詳しくアドバイスして差し上げるようにしております。特に吸入薬は、正しく使わないと症状も改善しにくくなってしまいますので、吸い方や、吸うタイミングなどは丁寧に説明しています。患者さんと対話しながら、その方がなるべく理解しやすいような説明を心がけています。お薬を飲んで、それで症状に変化があればやっぱり患者さんも治療に納得していただけると思いますし、治療を継続していく意欲にもつながっていくと思いますので、適切な処方を大切にしています。

患者の訴えに応え、解決できるような対応を心がける

診療の際、心がけていることを教えてください。

上田泰明理事長 文京小石川クリニック5

患者さんが当クリニックに来た目的をしっかりお聞きし、例えば「CT検査をしてほしい」という希望があれば、そのような検査は必須ではないかもしれないけれども、それで患者さんが納得するのであれば、撮って差し上げる。患者さんの訴えにきちんと応えて解決し、当クリニックに来てよかったと思っていただけるような対応を心がけています。また、固定観念を持つことなく、幅広い視野で診療することですね。患者さんの言葉から治療のヒントをいただけることもたくさんあるので、「これを言ったら怒られるかな」などと思わずなんでもご相談いただきたいです。患者さんが話しやすい、なんでも相談しやすいような雰囲気を常に保てるよう意識しています。患者さんからご自身のことを教えていただくことで、新しい気づきを得ることができたり、より良い治療に転じていくことができたりすることも、結構多いんですよ。

医師をめざしたきっかけは?

特に身内に医療関係者がいたわけではなく、将来は地元に就職しようと考えていました。地元に残るための職業として何がいいかと考えたときに、医師になるのが一番良いのではないかと思ったこと、医療に興味があったことから、医学部をめざしました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

上田泰明理事長 文京小石川クリニック6

大きな病院だと、何度も予約をして、検査をして、説明を聞きに来るプロセスを踏まないといけないのは、働き盛りの方にとってはかなりのストレスになると思います。当クリニックでは、CTをはじめとする医療機器により1日で検査を完結させ、精密な診断を行っています。この診療スタイルを継続することで、これからも地域の方々や近隣の会社にお勤めの方のお役に立ちたいと思います。気になる症状がある方、健康診断で詳しい検査を勧められた方は、お気軽にお問い合わせください。

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